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『ルイズは悪友(とも)を呼ぶ!』08

モンハン3、ロアちんを村から追い払ったところで、いったん止めMHP2Gで完全な新キャラを作って1からやってみたり。こっちのほーが楽しい気がするのは、慣れ親しんだフィールド故か。
お金もないクセにネットブックを衝動的に購入。いえ、2年前にEEEpcを買ってポツポツ使ってたのですが、まだ「ネットブック」という言葉もない時代のもののため、さすがに色々不都合出てきたもんで……。工人舎のアウトレット品ですが、結構使い勝手はよくて満足。しかし、来月末はクレカの支払いで地獄見るなぁ。

それとは全く無関係に、「るいとも」、8話投下します。


『るいとも *その8 圧倒的じゃないか!』

 魔法学院と才人の通う高校がともに夏季休暇に入った、とある夏の日。
 ルイズ&サイト、および彼女らの兄・姉たちは、都内某高級ホテルにあるプールに遊びに来ていた。
 トリステインにおける公爵家ほどではないにせよ、平賀家も日本の平均的価値観からみると十分金持ちの良家の部類に入る。
 地元の名士として知られる平賀氏のツテで、ここのホテルが新装オープンするのに際して招待券をもらっていたのだ。
 「しかし、遅いなぁ、ルイズたち……」
 「ま、女の着替えは時間がかかるもんやさかいな」
 才人とその兄、そして彼らの従兄の野郎3人が、更衣室からの出口の前で、女性陣が出て来るのを待っているのだ。
 「ホラ、言ってるうちに来たみたいですよ」
 20代半ばのメガネをかけた温厚そうな青年が、才人の10歳年上の兄、平賀礼人だ。両家が親族となったのは、彼がルイズの姉であるカトレアと結婚したためにほかならない。
 もっとも、それがなくとも数年たてば才人とルイズが結ばれて、同じ結果になったかもしれないが。
 「おっまたせ~!!」
 スキップしそうな軽快な足取りで先頭を歩いてくるのはルイズ。普段はインドア派な彼女だが、さすがにこの暑い時期に快適な水遊びができるとあっては、心浮かれるものらしい。
 「ちょ、おま……ルイズ、そのカッコーは!?」
 「どう? 我ながら似合ってるって思わない?」
 才人が絶句したのもむべなるかな。ルイズが着ている水着は、シンプルかつ簡素なデザインのワンピースタイプ、いわゆる"スクール水着"と呼ばれるものだ。
 しかも、紺ではなく白スクなあたりが、何気にマニアック。わざわざ「1ねん るいず」というゼッケンまでつけてるあたり、絶対確信犯だろう。
 「いや、その……確かに似合ってると認めるのはやぶさかでないけどな」
 思わずこのままお持ち帰りしたいくらいだ、という本音までは才人は口にしなかったものの、付き合いの長いルイズにはバレバレのようだ。「してやったり」という得意げな顔している。
 「ルイズ~、廊下を走るのは危ないわよ~」
 続いて現れたのは若奥様のカトレア。
 「礼人さん、どうでしょう? ビキニに初挑戦してみたのですけれど……」
 一児の母とは思えぬ抜群のプロポーションを、ライムグリーンとブルーのツートンカラーになった水着に包んでいる。
 ちなみに、娘の玲愛ちゃんは、実家の平賀ママに預かってもらっていたりする。
 トップがホルターネックになっている上、腰にパレオを巻いているので、露出自体はそれほど多くはないが、それでもヴァリエール家の女性にあるまじき大きさの胸がたゆんたゆんと揺れる様が実に扇情的だ。
 夫である礼人は「よく似合ってますよ、カトレアさん」と素直に褒めているが、他の男性陣ふたりとしては、正直目のやり場に困る。
 「ちぃ姉さま、GJ」 ビッ!
 年頃の女の子がビキニ姿の姉を見てサムズアップするというのは、どーなんだ、ルイズ?
 「おりょ? エリーさんはどないしたんや?」
 三人娘の長女が来ないことに気づいて不審げな声をあげているのが、才人達の従兄の伊能忠志。
 年は礼人のひとつ上の26歳。服を着ているとパッと見は小太りにも見えるが、今みたいに上半身裸だと、その体格はむしろ筋肉によるものだとわかる。
 「あれ? ちぃねえさま、エレオノール姉様ったら、もしかして……」
 「ええ、まだ決心がつかないみたいで……」
 カトレアがチラッと背後に視線をやると、その先、彼女たちが出てきた出入り口の柱の影にササッと隠れる何者かの姿が。
 いや、無論、その何者かとは、忠志の婚約者であるエレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエールに他ならないワケだが。
 「お、なんや、エリーさんも来とるやないか。ほら、そんなトコ隠れてんと、はよ行きましょ」
 目ざとく見つけた忠志が声をかけると、柱の影からピョコンと顔だけのぞかせるエレオノール。
 「だだだ、ダメよ、絶対! こんな、はしたない格好、わたしに似合うワケないんだから!」
 真っ赤になって早口にまくしたてる長姉の姿に和むルイズ。以前よりは多少マシとはいえ、いつもは厳しいエレオノールが、こんなに「可愛い」様子を見せるとは嬉しい誤算だった。
 (嗚呼、お姉さまたちもプールに誘って、本当によかった……)
 実姉に萌えるとか、自重しろ、ツルペタっ娘。
 「ま、トリステイン出身の娘さんには刺激が強いのんはわかるけど、郷に入れば郷に従えとも言うし、な?」
 忠志の説得におそるおそる柱から姿を見せるエレオノール。
 「……タダシ、笑わないでね?」
 バスタオルをしっかり巻いているものの、スラリとした脚や華奢な二の腕、そして、そこかしこから覗く白い肌は、非常に魅力的だ。
 「笑うわけないやろ。大事な大事なフィアンセのことを」
 「……わたし、カトレアみたいに胸もないから、ガッカリするかもしれないけど……」
 「そんなん関係あらへん! ワシはエリーさんの水着やさかい、見たいんや!」
 真面目くさった許婚の返事に、おずおずとバスタオルを外すエレオノール。
 オレンジをベースに、クリムゾンのストライプがアクセントになったワンピーススタイルの水着は、スマートなエレオノールの魅力を十二分に際立たせていた。
 首元のV字の切れ込みは、さほど深くはないが、それでもエレオノールの慎ましい膨らみの一部を覗かせており、なかなかセクシーだ。
 「ふわぁ……キレイやで、エリーさん。自信持ちぃ!」
 一瞬彼女に見とれた後、満面の笑顔になってエレオノールに歩み寄ると、彼女をそっと抱きしめる忠志。
 それだけで、エレオノールの顔から緊張による強張りが解け、ウットリとリラックスしていくのが、妹達にはわかった。
 「いまさらですけど、お姉様は本当に良い恋人を見つけられたのですね」
 「ええ、僕達も忠志さんには子供のころから色々世話になってましたし、幸せになってくれると嬉しいですよ」
 自然と寄り添う礼人&カトレア夫妻。新婚2年目だと言うのに(あるいは、だからこそ?)、こちらも余人の立ち入れない桃色のATフィールドを形成している。
 「あ~、なんつーか、背中が痒いっつーか……何となく俺達、場違いじゃね?」
 「同感ね。あっちの売店にでも行って焼きトウモロコシでも食べましょ、才人」
 ミドルティーンで、本来はいちばんそういう色恋沙汰に興味深々なお年頃のはずのルイズたちの方が、妙に達観した生ヌルい目で二組のバカップルを見守るハメになるのであった。
 ……ところで、君達も一応、恋人同士のはずなんだけどね。
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以上。日本でのバカンス編(上)でした。次回も同じく夏休みのヴァリエール三姉妹の話になる予定です。
余談ですが、才人の兄の礼人は「狂乱家族日記」の鳳火さんのイメージ。
対して、従兄の忠志は某トルネコの若い頃といった感じです。
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テーマ : 二次創作
ジャンル : 小説・文学

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Author:KCA(嵐山之鬼子)
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