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『ルイズは悪友(とも)を呼ぶ! Before』その3

どうも年末からこっち体調が優れません。
昨年暮れは背中の痛みに七転八倒して医者に行ったら尿管結石と言われ、
今年に入ってもインフルエンザでこそないものの、違う種類の風邪に2回も。
そろそろロートルかしら。

ちなみに今日もるいともつづき。
某TSF板にはチョコチョコ投下してるんですが、まとまったノーマル作品はなかなか……って、理想郷のチラ板で、トンデモなクロス物(ハルヒ×11眼)を書いてるの忘れてたッ!


『るいとも *Bの3』

  「あー、それではHRを始める前に、今日は新しい仲間を紹介する。2週間だけだが、この学校に体験入学することになった外国からのお友達だ。みんなも仲良くするようにな。さ、入ってきなさい」
 こういう時の担任教師のお定まりの文句とともに、教室のドアが開いた。
 (何もこんなところまでお約束に忠実でなくても……)
 今朝、登校した時、友人に「このクラスに転校生が来るらしい」と言う噂を聞いた段階で覚悟してたとはいえ、才人は頭を抱えている。
 学校側としてみれば、日本に不慣れな留学生なのだから、せめて親しい人間のいるクラスに転入させてやろうと言う老婆心なのだろうが……。
 (ルイズの場合、下手な帰国子女より、よっぽど日本のこと知ってるしなぁ)
 まぁ、監視対象がそばにいれば、ヘンなことしようとしても止めやすいしな、とポジティブに考えることにする。
 ――コツコツコツ……。
 女子の制靴である革のローファー(ちなみに才人の高校は上履き制ではない)の足音を響かせて、教室に入って来たのは、確かに彼の幼馴染兼親友のルイズではあった。 
 が。
 腰まである見事なピンクブロンドの髪を緩く三つ編みにして左肩の前から垂らし、メタルフレームのメガネをかけ、この高校の女子制服を清楚に着こなすその姿は、とてもいつものだらしない万年ヲタク娘とは思えない。
 一言でいえば可憐。日本人ではありえないその髪の色ともあいまって、まるでお伽話の妖精が人に化身したかのような不思議な印象を見る者に与える。才人も含め、クラス中の視線は彼女に釘付けだ。
 彼女は、教師の指示に従い教壇に立つと、学校指定の通学カバンを両手で太腿の前に提げたまま、皆に向かってペコリとお辞儀をした。
 「──フランスから来まシた、ルイズ・フランソワーズ・ヴァリエールでス。短いあいだでスが、よろシくお願いシまス」
 パチパチパチ……と教室中の男子、いや大半の女子からも拍手が巻き起こるが、才人はこっそりこめかみを押さえていた。
 (ルイズの野郎、なんだよ、あの中途半端なエセ外人発音は。"ちょっと舌足らずな留学生"でキャラを立てる気か?)
 目立ちたくないって言ってたクセに、と気が気ではない。
 「そうだな。それだけではなんだから、ヴァリエールくん、もうちょっと自己紹介か自己アピールをしてみなさい」
 「自己アピール、でスか?」
 メガネの奥で、キュピーンとルイズの瞳が光ったことを才人は見逃さなかった。
 (マズい、いらんスイッチ入った!)
 「ソれでは……コホン、ただの人間には興味ありまセん。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者が……」
 「うわわわわーーーーーッ!」
 大慌てで教壇に駆け寄ってルイズの口をふさぐ才人。
 「いきなり、何ちゅうボケかましとるねん、オノレは!」 スパーーン!
 従兄の忠志が乗り移ったかのごとく関西弁でツッコミを入れる。無論、どこからか取り出したハリセンも完備だ。
 「HAHAHA! サイト、パワフリャ~なツッコミでスね?」
 「るさい! 大体、おまえはフランス出身って設定だろう?」
 「アハン? トレビアーン! モナムー、ジュテーム?」
 「てきとーこいてんじゃねーーー!」
 才人との漫才で、先ほどまでの神秘的な雰囲気が一気に崩れ、クラスにおけるルイズの評価は、「ヘンな外人のねーちゃん」というあたりに落ち着くこととなったのだった。
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以上。
このルイズさんが何を考えてるのか、僕にもさっぱりわかんないよ、ママン。
(何も考えずにノリだけで生きているという説が有力)
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テーマ : 二次創作
ジャンル : 小説・文学

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