FC2ブログ

『ルイズは悪友(とも)を呼ぶ! Before』その4

安西先生、「Fate」と「なのは」の映画版が見たいです……
掲示板を見ても知人のメールを見ても、デキはそれなりによさそうなのですが、人の多さもハンパなさそう。
来週末なら、少しはマシなのかしらん。

本日も学園ルイズ編のつづき、ちょっと幕間的な代物です。

『るいとも *Bの4』

 前回、転入してきて早々に「ピンクブロンドの妖精」あらため「ヘンな外人女」に評価が激変したルイズだったが……。
 「おーい、ルイズちん、帰りにカラオケ寄ろう、カラオケ!」
 「おっけー! ふふふ、"カラオケマスターるいず"と呼ばれた私の実力、見セて、いや、聞かセてあげるザマス」
 「あ、その前にゲーセンで記念にプリクラ撮ろ」
 ……わずか半日にして、すっかり日本の女子高生の輪に違和感なく溶け込んでいた。
 ルイズほどの美少女の外国人転入生とあれば、異性はともかく同性には往々にして敬遠される。
 しかし、ルイズは休み時間の質問攻め時に、事前の打ち合わせどおり「才人がステディ(恋人)である」ことを公表して男子を牽制(そのぶん、才人への風当たりが強くなったが)。
 同時に女子のヤッカミも上手くスルー。これは才人が、「キモッ! と引かれるほどヒドくはないが、女子の羨望からはほど遠い、ごく平均的な一男子高生」だった点が大きいだろう。
 さらに、「日本のアニメ・マンガ・ゲーム、フランスでも大人気で~ス!」と自分からヲタクであることを公言することで庶民的?な点もアピールし、「気さくで可愛いけど、チョット変わった娘」としてのポジションを確保したのだ。
 「………」
 「楽しそうなルイズちゃんを見るのはうれしいけど、クラスメイトに彼女をとられたみたいで、彼氏としては複雑?」
 ぼうっとしていた才人は、不意に後ろから声をかけられる。
 「あ、なんだ、高凪さんか」
 背後には、以前からルイズとも顔見知りの友人、高凪春奈がニンマリとチェシャ猫みたいな笑みを浮かべていた。
 「や! 彼女、この高校に来たんだね」
 「ああ。まぁ、無理言って2週間だけの体験入学らしいけどな」
 ポリポリと所在なさげに頭をかく才人。
 「追っかけなくていーの?」
 「んん~……今日はいいさ。アイツに"日本の女子高生"ライフを堪能させてやりたいし」
 「ふぅん。ね? もしかしたらなんだけど……ルイズちゃんって、かなりいい所のお嬢様?」
 「……まぁ、相当な。アッチじゃ、上流階級の子弟のみが集まるエクセレントな金持ち学校に通ってるらしいぜ」
 さすがに公爵家の娘とまでは明かせないが、これくらいは言ってもいいだろう。
 「家柄がいいってのも、満更ラクじゃないらしくてな。あっちじゃ猫かぶって努力してるみたいだけど、親しい友達は少ないらしい」
 「だから、日本にいるあいだくらいは、ノビノビさせてあげたいってこと? フフ、なんだか平賀くん、お兄ちゃんみたい」
 「そうか~? まぁ、"ルイズの保護者"って意味なら、当たらずとも遠からずかもしれないけど」
 幼い日、初めて公園の砂場で出会って以来、半ば無意識のうちにルイズを守る立場にいたことは、自分でも多少自覚はある。
 「ま、目を離すとアブなっかしいヤツだしな」
 言いながら、才人もカバンをまとめて、机から離れる。
 「せっかくだし、今日は久し振りに部活のほうに顔だすよ。じゃあな、高凪さん!」
 「バイバイ、平賀くん!」
 笑顔でヒラヒラと手を振りながら、心の中でほんの少しだけ嘆息する春奈。
 (チェッ、やっぱり全然脈なしか。幼馴染の絆は強いな~)
---------------------------------------
以上。平賀くん、無意識のフラグクラッシュの巻。
才人の美点って、意外に正義感が強く、知人のピンチに親身になれて、自分なりの筋を通す……というあたりではないかと、個人的には推測。
「るいとも」の才人もかなり苦労性にはなってますが、そのあたりの性格はキッチリあるので、彼に惚れてる娘がいてもおかしくはないかなぁ、と。

スポンサーサイト

テーマ : 二次創作
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

KCA(嵐山之鬼子)

Author:KCA(嵐山之鬼子)
Pixiv、なろう、カクヨムなど色々書いてます。感想などもらえると大変うれしいです。
mail:kcrcm@tkm.att.ne.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード