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『ルイズは悪友(とも)を呼ぶ! Before』その5

某TSF板に4作平行投下しているせいか、コチラがお留守気味。あきまへんなぁ。
とりあえず、明日から毎週更新を目指します(目指すだけ)。


では、今日のSSです。

『るいとも *Bの5』

 コンコン、っとチョークで黒板を軽く叩く、才人達のクラスの"いいんちょ"こと高凪春奈。
 「では、採決を取ります……」
 (ねーねー、才人。ひとつ聞きたいんだけど……)
 隣席の才人に小声でささやくルイズ。
 (ん? 何だ、ルイズ)
 (文化祭って来週末の土日よね? つまりもう2週間を切ってるのよね??)
 (あ~~、まぁ、言いたいことはわかる)
 「こらー、そこのバカップル! イチャイチャするのは、このHRが終わってからにしなさい!」
 ビシッと(事実上の)名指しで教壇上から咎め立てされて、身を縮めるふたり。
 (確かにルイズが疑問に思うのも無理ないんだよなぁ。そもそも、文化祭2週間前になっても、クラス参加の内容が決まってないって、どーなんだよー!?)
 才人が心の中で絶叫したのもむべなるかな。
 この高校の文化祭では、全学年とも、クラス単位で何らかの形で"参加"することが義務となっているのだ。
 いちばんてっとり早いのが、クラスで模擬店をやることだろう。
 喫茶店、お化け屋敷といった定番のものから、迷路ゲーム、プラネタリウムといった一風変わったもの、中には"女装喫茶"なんてイロモノを敢行した豪の者(クラス)もいると聞く。
 また、体育館で演劇や合唱・合奏などを発表するのでもかまわない。
 この場合、模擬店と違って、出演時以外はクラス全員暇になり、文化祭を堪能できるというメリットもある。
 いちばん地味で人気がないのが、教室での郷土史などの展示発表会だ。
 事前の準備を念いりにしなければならないうえ、少数とはいえ案内役の生徒が常駐する必要がある。さらに、その割に客の入りがイマイチとあっては、やってられないと思うのも無理はなかろう。
 もっとも、「文化祭」という単語本来の意味からは、それがいちばんふさわしい気もするのだが。
 ともあれ、フリーダムでアクの強い生徒が多い才人たちのクラスは、今日に至るまで何をやるか決められていなかったのだ。
 「──前回のHRでの公正なる投票の結果、"模擬店"11、"演劇"9、"合唱・合奏"7、"クラス展示3"ということで、とりあえず模擬店をやることは決まりましたが……」
 目を閉じて何か頭痛をこらえるようなポーズをする春奈。
 「いざ、模擬店の中身を募ったら、これは何?
・メイド喫茶 4 
・執事喫茶 2 
・女装喫茶 2 
・猫カフェ 1 
・コスプレ喫茶 3
・ネットカフェ 1
・マンガ喫茶 1
・甘味処 2
・お化け屋敷 4
・ミラーハウス 2
・モンハン集会所 2
・足ツボマッサージ 1
・映画上映会 3 
 ……って、なんでこんなにバラバラなの!?」
 ちなみに無効票として「キャバクラ」「ビアガーデン」などと無茶なコトを書いた奴もいたらしい。大学ならともかく、ココは高校なのだが……。
 一応、4票入っている「メイド喫茶」と「お化け屋敷」が候補になるのかもしれないが、このレベルでは大同小異だ。
 「あのぅ、チョットイイデスカー?」
 ルイズが挙手する……なぜにウィ●キーさん口調?
 「この中で、メイド喫茶、執事喫茶、女装喫茶の3つは、実は大別すれば"コスプレ喫茶"の枠の中にくくれると思うんです。
 また、甘味処を"和風喫茶"と解するなら、メニューに和菓子を加えて、和服のコスプレをすれば、これもまとめられますし……。
 これで合計13票ですよね。それだけあれば、十分最有力意見として考慮できると思います」
 秀逸なルイズの考察に「おおっ!」と感心するクラス一同。
 もっとも、「どうして、フランスから来たばかりの臨時留学生が、日本の飲食店その他に詳しいのか?」と疑問を抱く者がいなかったのは幸いだったが。
 「決まりですね♪ 我がクラスは、コスプレ喫茶を行うということで決定。それでは、実際のスタッフの役割担当を決めていきましょう!」
 議長役の春奈も、ようやくメドがついてホッとした顔をしている。
 その後の討論は比較的スムーズに進み、

●接客スタッフ(ウェイター&ウェイトレス)
 男子8名、女子12名
●調理スタッフ
 女子4名、男子2名
●裏方(小道具制作・衣裳調達など)
 男子4名、女子2名

 ……と決まった。
 ちなみに、事前準備はクラス全員で手伝うのだが、あえて「裏方」と指定されたメンバーは、クラブの都合などでどうしても当日参加できない者だ。彼らは前日までの準備では中心となって働くことになった。

 「お手柄だったな、ルイズ」
 「ホント、助かったわ、ルイズちゃん」
 「ふっふっふ……いやぁ、それほどでも~」
 4時限目のHRが終わっての昼休み。
 学食で昼食をとりながらの才人と春奈からの称賛に、口では謙遜しながらも態度で「ほめてほめて!」と示すルイズ。尻尾があったら、ちぎれんばかりに振っていることだろう。
 「ま、お前の場合、趣味と実益を兼ねてるようなもんだろ、今回の件は」
 「えへへ、まぁね」
 言うまでもないかもしれないが、ルイズと春奈の担当はウェイトレスだったりする。
 現時点の構想では、ルイズが「Piaキャロ」系のメイドタイプ、春奈はミニスカ和服姿で接客することになっている。
 「でも、残念。平賀くんの執事姿は見たかったかも」
 才人は2名の男性調理スタッフのひとりだ。下宿してるわけでもないのに、この年代でおさんどんができる男子の人材は貴重なのだ。
 「ダメよ、高凪さん。才人は、私専用のセバスチャンなんだから」
 「はいはい、ごちそうさま」
 お腹いっぱいという顔をする春奈に、ニヤリと笑いかけるルイズ。
 「……もっとも、逆にメイドコスプレだったら、アリかもしれないけど」
 「……そうね。女装ウェイトレスも最低1名は必要なワケだし」
 ニタリと笑い返し、向かいの席に座っているはずの才人の方を見た春奈だが。
 「あ、逃げた」
 風向きが怪しくなってるコトを察知した平賀少年は、絶妙のタイミングで姿をくらましているのだった。
 さすが、伊達にルイズの幼馴染を10年間もやってないというところか。
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以上。文化祭準備編1でした。ちなみに、似非外人風の発音でキャラをたてる試みは、面倒くさくなってルイズも断念した様子です。それにしても、我ながら、本当にまったりヌルヌル~内容のない話ですねぇ。
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テーマ : 二次創作
ジャンル : 小説・文学

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王様扱いウマーw


まさかオ ナ ホをあんな風に使ってくるとは思って無かったぞ( ̄0 ̄)w

一日経ってもまだ下半身ヒクヒクしてるし(;´▽`A
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Author:KCA(嵐山之鬼子)
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