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『ルイズは悪友(とも)を呼ぶ! Before』その9

やはりモニターは治ってたわけではないようで、またもダウン。
このテキストはセカンドマシンで打っております。
まぁ、いいかげん古い代物だし、修理するより新しいの買うべきかなぁ。

ちなみに、ゲームについては現在「無限のフロンティアEXCEED」をもりもりやっています。
正直、ストーリーはあってなきがごときものなのですが、色々戦闘が楽しいです。
これほどRPGの戦闘に新鮮な気持ちで熱中したのは「TOA」以来かも。いや、「世界樹」とかも楽しかったんですが、多少のアクション性がある点がね。
おかげで、某理想郷にヘンな代物まで投下しちゃいました。
(でも、この「物語の舞台として異世界と繋がってる」という設定は美味しい気がする。誰かすごいクロス物書いてくれないかなぁ)←他力本願

さて、今回は、ビフォー編9話を投下します。
一応、文化祭がらみの話……ですね。

『るいとも *Bの9』

 「ところで、才人って一応、クラブに入ってるのよね。パソ研だっけ?」
 チクチクチク……
 「ああ、ほとんど籍置いてる形だけだけどな」
 ペタペタペタ……
 「そっちは文化祭で何やるの?」
 チクチク……いたッ!
 「毎年、部活で作ったオリジナルゲームを1時間300円で遊べる、ゲーセン喫茶やってるよ。今年の目玉は……」
 ペタコ……
 ふむ、と作業の手を休めて、首をヒネる才人。
 「おお! そう言や、今年は確か「無双」シリーズっぽいアクションゲームを開発したとか言ってたな。俺もちょっとだけデバッグ手伝ったし」
 割合、よく出来てたぞーと言う才人の言葉に、キラリ、いやギラリと目を輝かせるルイズ。
 「──ねぇ、才人、文化祭直前のこの時期なら、当然ソレってマスターアップしてるわよね?」
 「ん~、どうだかな。ウチの会長は凝り性だから、まだ細かいバージョンアップ続けてるかもしれん」
 まぁ、一通り遊べるベータ版くらいはできてると思うけど……とのんきなことを言う才人の手を引っ張り、強引に立たせるルイズ。
 「行くわよ、才人! いざ、パソ研に!」
 「え? いや、だってお前、部外者だろ?」
 「そんなの、入部希望者の見学とかなんとか言えば、いくらでも言い訳きくわよ!!」
 そのちっこい体のどこにこれほどの……と思えるパワーで、気乗りしない様子の才人を引きずって、ルイズは教室を飛び出していった。
 「……逃げたわね」
 文化祭まであと3日に迫った放課後の教室で、ふたりとともに衣装や小道具作りに精を出していた春奈がボソリとつぶやく。
 まぁ、クラス委員である彼女はともかく、「裏方」ではないルイズたちが、そこまでつきあう義務は確かにない。もっとも、ルイズの裁縫技術と才人の手先の器用さは、こういう時は頼もしいので、ぜひ助っ人を頼みたかったのだが。
 「仕方無いか。こら、そこの西川くんと横山くん! アンタたちは正真正銘裏方担当なんだからサボんないの! 桃ちゃんと林檎も、もう少しだからつきあってね」
 わたしも当日のウェイトレス担当なんだけどなーと思いつつ、根が真面目な"委員長"たる春奈は、残された人員に指示するのだった。

 そのころ、ルイズは「平賀家にホームステイしている、日本文化に興味深々の留学生」を装うことで、あっさりパソコン研究会に取りいり、まんまと新作のテストプレイをさせてもらうコトに成功していた。
 「この「フェアリック・ファンタジア」では、プレイヤーキャラは8種類から選べるんだ」
 とりあえず開発責任者の会長が基本的なシステムを解説する。
 「大剣を持った重戦士(男)、槍を使う軽戦士(女)、メイスをぶん回す僧侶(男)、長めの杖を装備した魔術師(女)、レイピアとダガーを持つエルフ(男)、弓の名手のダークエルフ(女)、巨大なハンマーをふるうドワーフ(男)、短い杖のフェアリー(女)ってトコかな。
 あと、1度クリアーすることで、中ボスのドラゴニュート(男)と天使(女)も使えるようになる予定だけど、今はまだ組み込んでないかな」
 ゲームシステム自体は、ほとんど無双のパクリだけどね、とあっけらかんと言う部長。
 「ふーん、どのキャラがオススメですか?」
 「そうだねぇ。普段まったくゲームをやらない人なら、操作が簡単で使い勝手のいい、重戦士か軽戦士を勧めるんだけど、ヴァリエールさん、結構ゲームやるでしょ?」
 「え? ええ、まぁそこそこですけど……」
 ルイズを「そこそこ」と評するなら、このパソ研でゲームに詳しい人材は皆無に等しいだろーなー、などと生ぬるい微笑みを浮かべる才人。
 「なら、最初から遠距離攻撃ができて、かつ近接攻撃もそれなりにこなせる魔術師かダークエルフがおススメだね」
 「フェアリーは?」
 「そっちは完全に魔法特化型。なんせ初期装備での近接攻撃能力が1だからねぇ。体力も低いし。そのぶん、魔法は強力なんだけど」
 「ふぅん。じゃあ、とりあえず、ダークエルフで」
 あっさり褐色の肌の女性キャラを選ぶルイズ。
 ハルケギニアのメイジとして、それでいーのか? と、才人は呆れる。……いや、もしかしたら単にダークエルフのほうが巨乳だったから、そっちを選んだだけかもしれないが。
 「連射連射~、連射連射れんしゃああ~」
 ブルーハーツっぽいメロディーで鼻歌を歌いつつ、ゲームを攻略していくルイズ。
 最初はニコニコ笑顔で見守っていた会長&パソ研のメンバーだったが、次々とステージをクリアーしていくルイズの様子に次第に笑顔がこわばる。
 「よっ、さっ、ほっ……あ、ゲージが溜まった。
 ククッ、堕天使ごときが、我が魔弓デュアルゴーグから逃れ得るものか。くらえ、"第五火神閃(エルフレア)"!!」
 ついに、一度のミスもなく、ルイズはステージ8のラスボスまでも倒してしまったのだ。
 頭を抱えるパソ研のメンバーたち。
 「おい、あのゲーム、何回か同じステージやって、キャラを成長させることが前提のバランスだよな?」
 「は、はい、そのはずですけど……あ、難度がEASYだったとか?」
 「いや、今確認したが、NORMALだった。どうする? もうちょい、ザコ敵の数増やすか?」
 「いえ、それより各ボスの体力を増やしたほうが……」
 喧々諤々の大騒ぎである。
 「あの~、会長。そんなに心配しなくても、コイツのゲームの腕前はハンパないんで。何せ、格ゲーで俺、ルイズに勝ち越したことありませんし」
 10歳のときに「ヴァリス4」のハードモードを1回でクリアーしてるゲームバカですから、と才人が言うと、ようやく「それじゃあ仕方ない」と納得した雰囲気になる一同。……そのたとえでわかるのだろーか?
 「え~、「ソードオブソダン」や「デスクリムゾン」じゃあるまいし、別に普通にできることをやっただけよぉ?」
 ルイズは不満そうだ。
 「あ、でも、このゲームは本当におもしろかったですよ、会長さん。今度はもうひとりオススメの魔術師で挑戦してみていいですか? ……HARDで」
 結局、ルイズは、そちらの女魔術師・トリシアでも一発クリアーし、ダークエルフ・カノンでのプレイスコアを塗り替えることとなる。
 その後、パソ研では「フェアリック・ファンタジア」のバランス調整──ボス敵の強化、ノーコンで8ステージまでクリアーすると隠し面の9ステージ目に突入など──のため徹夜で作業に追われることになるのだった。合掌。
 ──ちなみに、ルイズはこのあとパソ研の「永世名人」として登録されたと言う。
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以上。ゲームセンターるいずの巻、でした。
いや、この話のルイズの場合、集中力+これまでのゲーム経験が半端じゃないんですよね。
しかも、オタクでありつつ、イケメンではないにせよ優しくて金持ちな彼氏がいて、自分の実家も大金持ちの名家。かつ学校でも優等生という、「何、このリア充!?」と言いたくなるスペックの娘さん。正直、男なら「もげろ!」と言われても無理ないレベルですね。
次回は、いよいよ文化祭本番です。

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テーマ : 二次創作
ジャンル : 小説・文学

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