2012年03月29日

ぷろろーぐ2

「ほっほほほほ
もう大丈夫みたいじゃの??」

そう言いながら、笑みを浮かべていた
"アレ"に浸からないように、長い髭をマフラーの様に首に巻いているのは仕方ない事だと思う

「さて、お主が村重 徹《むらしげ てつ》で間違いないかの??」

「えぇ〜、まぁ〜」

「ふむ、そうか
とりあえず、あれじゃの〜
お主が死んだっていうのは分かっておるかの??」

あぁ〜、だからお花畑で寝てたのか〜
なるほど〜、なっと…………く……………………………………

「って、死んだ!?」

「そうじゃよ」

さ、最悪だ………………………………………………
親よりも早く死ぬとか、まだ恩返しもしていないし
しかも、社会に出る前で死んじゃうとか…………………………
今までの、必要なのか良く分からない勉強とか、全然意味をなさなかった………………………………………………

「って、ちょっと待って
他の奴は!?」

オレが死んだとなると、次に気になるのは他の人間がどうなっているかだった

「ふむ
お主が死んだ時に同じ場所におった者達がどうなったか??
という事で良いんじゃろうか??」

無言で首を上下に振る

というか、あんな分かりずらい言葉で分かるとは………………………
文章力が凄過ぎて羨ましい

「銀行強盗は1人を除いて、全員死亡
残りの1人は、両足と耳を撃たれて、まともな生活は不可能じゃな

人質となった者達は、傷一つないの〜
少々、銃の音が大きすぎて、耳がほんの少し遠くなったかもしれない程度じゃ」

ふぅ〜〜〜〜〜

良かった………………………………………………
いや、もしオレが撃った弾で、人質の人を傷つけてたら、ちょっと半端ないほど落ち込んでいた自信がある

でも、強盗とはいえ、殺しちゃったんだよな………………………………………………

はぁ〜〜〜…………………………

「落ち込んでいる所悪いが、ワシの話を聞いてもらうぞ

まぁ〜、アレじゃ

運命というモノがあっての、それはワシの様な神ですら覆す事が出来ぬのだが


人間というのは素晴らしいの



運命に踊らされるだけではなく、大なり小なり、自分達で、切り開き変えていき
そして、強い心を持っておればおるほど、その変える幅が広くなるんじゃ


お主があの銀行強盗を殺したおかげでの
めぐりめぐって、核戦争の危機すら救った

これほど、大きく運命を変えた、お主の強き心はきっと別の世界でも必要とされるはず

いや、必要なのじゃ!!!!

じゃから、別世か………」


はぁ〜、やっぱりオレには人の命は重すぎるよ
確かに、殺されそうになったけどさ、それでも………………

いや、だからと言って、人質の命を救わなくても良かったか!?
と聞かれたら、そんな事無い!!
と、答えられるんだけどさ…………………

「えぇ〜と、あの〜聞いておるかの??」

「えっ!?
あぁ〜……………………
味噌汁には白味噌が一番でしたっけ??」

「ばかもん、赤味噌が一番に決まっているじゃろ!!

はぁ〜、まったく聞いていなかったようじゃの

まぁ〜、よい
とりあえず、主はいろんな特典を付けて異世界へと転生してもらう。それだけ分かってればいいぞ」

「は、はぁ〜……………………………」

特典??
会員30%割引きみたいな??
というより、異世界??

「そうじゃの〜
とりあえず、容姿を超イケメンに変え」

「お断りします!!!」

「って、なんでじゃ!?」

「いや、親からもらった物をそんな風に変えたいとは思いませんし……………………」

普通の顔だけど、愛着があるのも事実だし…………………
と言うより、特典と言うのは、何かオレをカスタムしていくって事なのか??

「そうか、まぁ〜確かにそうかもしれないの〜
いや〜、すまない

それでは、魔力を一般の500倍、運動能力も一般の500倍、気とかも無限で、さらに格闘技術を初めから全て分かっているでどうじゃ!?」

「あの〜、非常に申し訳ないんですが…………………」

「なんじゃ??やはり500倍では物足りぬか〜
それではの〜」

「いえ、そうではなくて、そちらも断っておきます」

「って、こっちも!?」

「えぇ〜、さ、流石にそのような無敵というか、そんな能力、身の丈に合いませんし
何もしていないのに、それは、ちょっと……………」

というか、魔力??

父さん、母さん、なんか死後の世界は不思議です

「じゃ〜、何が欲しいんじゃ!?」

「いえ、特に何も欲しくは…………………
今のままで十分ですよ」

「そうは言っても………………

では、あれじゃ

不老不死と、鍛えれば鍛えるほど強くなる、つまり限界を無くす、これだけは絶対付けるぞ!!!!」

「いえ、不老不死とかいりませんから」

なんか、昔話であったよね??
人魚の肉を食べて不老不死になったけど、結局幸せではなかった、っていう奴………………

「はぁ〜、じゃ〜あれじゃ
800年は最低でも生きてもらうが、それ以降は自分の意思で死ねる不老不死でどうじゃ

もう、コレがあれじゃぞ
最低条件じゃからな!!!
絶対、もう削らぬぞ!!!」

「じゃ〜、それで…………………」

というより、オレ異世界に行くの承諾したつもりがないんだけど…………………

「はぁ〜、初めてじゃよ
ココまで、様々な特典がいらないと断られ続けたのは……………

まぁ〜、よい
では主には『ネギま』の世界に転生してもらうからの〜
いろいろと頑張るんじゃ!!!!」

「…………………あの〜、ネギまの世界ってなんですか??」


まさか、あれか

第一次焼き鳥戦争
ねぎま大王は激怒した
昔から、焼き鳥と言えば自分だと自負していたのに、最近では皮やら手羽先だのが随分と人気だと

皮なんかは、喰い応えがないし、手羽先なんてもってのほか、骨が邪魔だし手が汚れるではないか!!!

だからこそ、ビールのお供、野菜と肉の見事なコラボレーションがとれた、ねぎまがもっとも素晴らしいと!!!!

だが、それが分かっていない人間が多すぎる!!!

もういい戦争だ!!!!



みたいな、壮大な焼き鳥ファンタジーが展開されるのか!?

もの凄く、イヤなんだが………………………


「ふむ、お主の世界にはなかった作品なのかもしれぬの

まぁ〜、魔法がある世界と思ってくれれば良いぞ」


よ、よかった……………………
いや、だって、どっちかというとオレ、皮が一番好きだし…………………

「では、今から異世界に送るでの
頑張ってくれ!!!」

そう言うと、地面に穴があき

ズブズブズブ

ゆっくりと沈んでいった……………………

「え〜と、出来ればもう少し早い方が良いんですが………………………」

「いや、ワシもそうしようとしてるんじゃが、なぜか………………………」

ズブズブズブ

と言うかさ
今いる場所って、アレなんだよ

さっきゲェーゲェーやっていた場所なんだわ

つまり、このまま沈んでいくと
"アレ"に顔が……………………

「な、なんとかしてくれ!!!」

さすがに、自分の物とは言えイヤすぎる

というか、今までこんな臭いとこで話し続けた罰が当たったのか!?

「う、うむ
分かったぞ!!!

そりゃ!!!!」


おじいさんの掛け声とともに、一気に浮き上がった


"アレ"が………………

「う、浮かす対象間違えたの!?」

「す、すまぬ!!!」

そんな声を聞きながら、オレはゆっくりと沈んでいくのであった


posted by まどろみ at 04:58| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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