2012年03月29日

第一章 魔女狩り編 その5      表

とりあえず、脅しまくって
なんとか、逃げれるようにしないと

「この様なモノで、オレを捕えようなど笑わせてくれる!!!」

けして、ノリノリではありません
なんか、良心がズキンズキンと痛くて耐えられないかもしれません


とりあえず、言いながら、民衆Aの持っていた何か長い棒をつかみ、彼の重心を崩しながら捻りを加える

随分前に言ったように
凡人よりは多少強い程度とは言え、いろんな格闘技に手を付けてきた
そう、所詮オレの実力なんてそんな物だ
格闘家の中で比べたら、中の下程度の実力だろう



まぁ〜、『オレが居た時代の格闘家と比べたら』だが



科学と同じ様に、物理と同じ様に

格闘技もまた、進化してきた
より、効率よく身体を使えるように、より速く動けるように

一部の"天才"といわれる人間しか辿り着けなかった境地に、膨大な時間をかけ、大勢の人々を巡り
感覚でしか分からなかった物を、科学的推論や多くの経験を次の世代へと伝え続けた

時には間違った解釈もあっただろうが、少しずつ、少しずつ前と進み続けた結果

凡才でも、当時の天才を超える技術を身につける事が出来るようになったのだ

さて、そんな時間と経験の結晶と、一般の市民が対決したらどうなるだろうか??

はっきりと言おう
負けるはずがない



………………………………………………1対1だったら


たぶん



しかも、打撃系が中心のヨーロッパで、先ほどのように重心を崩す運動は馴れているはずなく
簡単に、転んでしまう市民A

格闘家同士だったら、こうはいかないだろうが
重心すらも知らない素人だったら、案外簡単に転ばす事は出来る


さて、はたから見ればどのようにオレが見えただろうか

ちょっと、相手の持っている武器を持っただけで、簡単に転んでしまう様子を見たらどのように思うだろうか???

答えは

「ば、化け物だ!!!!」

でした

「くっくくくく
ようやく、貴様らとオレの力の差が分かったか」

言いながら、内心ビクビクですよ
だって、20人近くの人に武器を持って囲まれているんですよ!!!

だけど、ビビらせまくる事によって、何とか逃げ切れそうなんだからさ、演技ぐらいやるさ

でも、なかなか上手に演技が出来たみたいで、皆顔を真っ青にしていた
さて、問題はオレみたいに、恐怖のあまり暴れまわる奴がいるかもしれないって所だよな

これまた、集団心理のせいで、1人が向かってくれば全員が来るよな、絶対………………………

「おっと、貴様等動くなよ!!!
また、黒死病を流行らせたくはないだろ??

ふっふふふふ、この街ぐらいだったらすぐに流行るぞ
流行らせたくなければ道をあけろ
武器を下せ、オレに危害を与えようとするな………………………………………………

そうすれば、流行らせないでやるよ

だが、1人でも刃向えば、この街は死で溢れるな

くっくくくくくく

お前だけではない、お前の子も、親も、妻も
大切な奴等が、苦しみ、そして怯える

さて、どうするかね??」

よし、皆悩みまくっているぞ
つ〜か、怯えて、悩んで、怒れて………………………

非常に良い感じに混乱しているみたいだから、後もうひと押しだよな

「オレは、口に出したら縛られる
約束は守るさ」

何となく、悪魔っぽい(あれ、魔女だっけ??まぁどうでもいいや)設定を勝手に考えて、適当な事を言ってみる
というか、そんな病を流行らせるなんて出来ません

「いや、だが
神に逆らうワケには………………………」

だんだんと声が小さくなっていき、最終的にはゴニョゴニョと何を言っているか分からん

つまり、なんだ
逃がしたい所なんだけど、神様を逆らうワケにはいかないと

オレが日本人だからだろか??
ぶっちゃけ、その理由が思いつきもしなかった
確かに、神のように人間を超越した”なにか”は居るかもしれない

だけどさ、逆らう云々っていうのも違うように感じる
そもそも、巨大な悪に脅され、人質を取られて仕方なく………………………

といえば、慈愛に満ちた神様だったら許してくれるんじゃねぇ〜の??
この場合、罰するのはオレ一人であって、他の人間ではないだろ??

まぁ〜、この辺の考えも、きっとオレが日本という宗教の重要性が低い国に住んでいるからかもしれないが………………………………
ぶっちゃけ、彼等の考えが全く理解が出来ないから、対策の立て方が分からん

もう、ずっと思考しっぱなし、かつ命のかかった演技のせいでめちゃくちゃ疲れてきて
頭の回転も随分とトロくなってきた

つ〜か、オレってさ死んだ時からほぼノンストップでココまで不安やら、なんやらで思考しながらココに来たんだぜ??

もう、正直言って疲れちゃったワケよ
とりあえず、うまいメシを食って、そんで適当な野原とかで寝てさ
ゆっくりとしたい


そんなストレスやら疲れのせいか、つい


「だぁ〜、んじゃオレが頼んどいてやるよ

それでいいだろ??」

適当な事を言っちゃったワケですよ

頼んどいてやるって………………………………………………
流石に悪魔っぽいセリフじゃねぇな

もう、言った後に、やべっ!!!
って感じ



はぁ〜、こうなったら、ダッシュで逃げてやろうか!?
囲まれているから、何とかかき分けて………………………………………………

なんか、そっちの方が頭動かすよりも楽な様な気がしてきた



とまぁ〜、そんな風に自暴自棄になっていると、非常に不可思議な事が起きたんだ


反応は主に二つ

何いっているんだ!?
神がお前の言う事を聞くか!?

という困惑と怒りを交えたような反応

ちなみに、この反応の人間が9割



そして、残りの一割は、倒れそうなほど顔を青く染めた人間だった

その一割は、大慌てで周りの人間、つまり9割の人間に耳打ちをすると、耳打ちされた人間も青ざめ

急速に、青ざめる人間が増えて行く


全員が青ざめる頃には、皆武器を置き、そして道をあけていた


………………………………………………へ??


何が起こったの??

ワケが分からなかったが、とりあえずは助かった………………………のかな??


posted by まどろみ at 05:12| Comment(2) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白いです、頑張ってください
Posted by at 2015年02月23日 06:00
コメントありがとうございます。
いやはや、なんというか……

更新できず、すみません。
少しずつですが、頑張っていきます。
Posted by まどろみ at 2015年03月02日 00:51
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