2012年03月29日

第一章 魔女狩り編 その7      表

まずは左のドアだった。
そこは、なんにもないタダ狭いだけの部屋だったのだが、神父がしゃがみ、地面にあった扉を開ける。

全然気付きませんでした。
いや〜、良かったよ。
神父に案内してもらって。

無言で扉を開けると、神父はその扉の中へ入って行った。
それに着いて行くオレ。
さらに着いて来る市民A〜C。

なんで、まだ着いて来るんだろ??

とりあえず、市民トリオは気にしない方向でそのまま階段を下りていくと、まず気になったのは臭いだった。
そとの汚物とは違う、もっと鋭く、死を感じさせる鉄が錆びたような臭い。

ほんのりと下の方から薄明かりがあるため、なんとか転ばずに階段を下りて居られるけど、その臭いや薄暗い中を歩いている。

めちゃくちゃ、こえぇ。
というか、お化け屋敷とかも怖くて入れないようなビビりなんだよ、オレって。

それが、こんな本物が出そうな所はちょっと…。

というか、今にも叫び声とかが

「ぎゃぁぁあああああああ」

うおっ、びっくりした。

何!?何が起こったの!?

「おい、なんだあの声は??」

「拷問の最中に上がった声でしょう。」

なに??
つまり言うと拷問の真っ最中ってわけ??

だぁ〜、チンタラ歩いている場合じゃないよ。

速くいかないと。

「おい、どけ
急いで行くぞ!!」

神父を横へどかし、そのまま急いで降りていく。

少しでも急げば、拷問が早く終わる。
もう、そんな痛みをおう必要はないんだ。

ようやく、明かりへと辿り着くと、そこには男と、少女が居た。

裸で椅子に座り、俯く少女。

薄暗い地下でも光る金の髪、そして、淡いランプの光によってシミ一つない白い肢体が浮かびあがる。
そして、その白い肢体に塗りたくられた膨大な血…。

あけっ放しの檻の扉から飛び込み、声をかける。

「おい、君
大丈夫か!?」

オレの声が聞こえたのだろう。
俯いた顔をゆっくりと上げ、オレをを見る。

その左目には、3本の釘が刺さっていた。

「なんだ??貴様は??」

そう聞いて来る彼女は、カッコよかった。
痛々しい姿をしているにも関わらず、不敵な笑みを浮かべながら聞いてその姿に、不覚にも見惚れてしまうほどカッコよかった。

「化け物風情が、誰が喋っていいと許可した!?」

唐突に、忘れさられていた男は怒鳴り声をあげると、持っていた釘を彼女の目へと向かって、付き立てようとした。

そんな、男の腕を



オレは、掴んだ。

「てめえが黙れ。」

あっ、やべ
本気でぶん殴っちまった…。

まぁ〜、いいか。

「ちょっと待っていろよ。
今から、解放してやるからさ。」

言いながら、少女を椅子に固定しているベルトを、ナイフで切っていく。

そして、その過程で気付く。
彼女の手には指一本一本に釘が打たれ、手すりに固定されていた。

この時代、この傷は治るのか??
そもそも、目も適切な処置が出来ないと死んじゃうかもしれないよな??

「貴様は、一体なんだ?」

また同じ事を聞かれたけど、今はそんなのに答えている暇はない。
主に、オレの精神的に、このままお喋りとか無理だ。

「少し痛いだろうけど、我慢してね。」

痛くない様に、丁寧かつ素早く釘を抜いた。
まだ残り4本あるし…。

ただ抜くだけといえど、精神的ダメージがキツイ。

「ん??」

先ほど抜いた傷口から黒い煙が出て来た。
そして、しばらく経ったら、あら不思議、傷口がきれいさっぱり。

「って、どういう事!?」

「吸血鬼なのだから、当たり前だろ?」

「おぉ〜、なるほど〜。」

やっぱりココは異世界みたいだな。
初めてファンタジーな人に会ったよ。

「痛いだろうけど、我慢してね。
一気に全部抜いちゃうから。」

言うと、返事を聞く前に抜いて行く。
押し殺したような、声が何度か聞こえたが、全て聞こえないふりで抜いて行った。

「よし、コレで終わりだ…。
う〜ん、お嬢ちゃん頑張ったね〜。」

軽口をたたいているが、精神的ダメージは膨大。
しかも、彼女の左目に刺さっている釘が痛々しくて、泣きたくなった。

「ふむ。」

頑張ったご褒美に撫でてあげようかな?
なんて思っていると、彼女は左目に刺さっている3本を掴むと…

「くぅぅう」

引き抜いた…。

精神的ダメージが半端ないです。




posted by まどろみ at 05:20| Comment(2) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やほっ!なおぽんですー。
FC2ブログだったらご近所さんだったんですけどね。まぁそれはそれです、今後ともよろしくお願いしますね。
Posted by なおぽん at 2012年03月29日 05:23
コメント感謝です。

いやぁ〜、そうだったんですよね。
実は、初めはFC2でブログをつくろうとしていたんですが……

全くFC2のブログは使ったことがないため、全然設定が分からず、諦めたという情けない事実があったりしますwww

こちらこそ、今後ともよろしくおねがいします。
Posted by まどろみ at 2012年03月29日 06:26
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