2012年03月29日

第二章 革命編    その1      表

この村は、ヨーロッパ版の隠田百姓村とでも言うべきだろうか?
とりあえず、魔女狩りの被害にあった人達の隠れ里の様だ。

都合がよ過ぎるだろ。
いや、だってさエヴァちゃんと遊んで迷い込んだと思ったら、非常に都合のいい隠れ里が見つかったんだよ。

まぁ〜、オレの日ごろの行いが良いから、神様がほほ笑んでくれたんだろう。

とりあえず、最近は木を切りまくったり、畑を耕したりと毎日がかなり忙しい。
しかも、バリバリの現代っ子だったオレとしては、慣れてない事ばかりで常に振り回されてばかりだったのだ。

バリバリの環境破壊も、オレが40人も連れてきてしまったため村の面積を大きくするのに必要であり
そして、畑を耕し、新たに畑を作るのも必要な食物が増えるので、やらなければいけないと分かるのだ。

50〜60人しか居なかった小さな村に、40人もの人が増えるのだから
村の生産量、面積を増やさなくては、すぐに村がダメになっちゃう事なんて、ガキのオレでも分かる。

まず苦労したのは家だった。

流石に40近くも家を作るのは面倒だったので、大きな家を木で適当に作り、そこに皆で暮らした。
凄い適当だったが、柱の数を無駄に多く下から多分大丈夫だと思う。

というより、ヨーロッパといえば石で出来た建物ばかりというイメージがあったのだが、案外木製の物もあるみたいで
驚かれなかったのがチョッピリ残念ではあった。

設計図は頭の中のみ。
流石に2階もあるようにすると、つぶれた時が怖いため平らな家となった。

というより、『建築の技術の無いオレがこんなモノ作っていいのか?』など、いろいろと疑問があったが
まぁ〜、日本とは違って地震が少ないから、大丈夫だよね?

まぁ〜、"とりあえず"の感覚で建てたので、10〜20年ほど建ったら建て直そうと思っている。

村総出で、気合いを入れて作ったため家は2週間ほどで完成はした。
この期間の短さが逆に不安となったのだが、今は何とか保っているので良しとしておこう。

この建築、一番の功労者は村長さんだろう。
なんと、彼は魔法使いらしい。

なんか、色々とこの世界に毒されている様で、あまり驚きもしなかったのだが。

とりあえず、家を建てる時はとても助かった。

だって、楽に木を運んできたり、切り刻んだりと大活躍だっただもん。
そりゃ、助かる。

ちなみに、この魔法っていうのは中途半端に万能だった。
木を運んだり、切り刻んだりは出来るんだが、畑を耕したり、洗濯をするのは不可能らしい。
まぁ〜、それでも魔女狩りの被害にあった人達の潰れた指や折れたまま固まってしまった骨などを治してくれたのは本当に助かった。

しかも、その魔法には使える量というのが決まっている様で、あまり乱用も出来ないらしく
オレ達にも力仕事は当然の様にあった。

そんで、次は食糧。

幸い金は沢山あったので、家畜と植物の種などを大量に買い込んで、後は自給率を上げるのみとなった。

とりあえず、この自給率に関しては時間をかけてじっくりと、やっていくしかないので
すぐに、何とか出来る筈もなく、ゆっくりと地道に畑を耕して種をまいた。

というより、外国って日本と比べて作物よりも肉の方を食べているのって、あまり意味がないのかと思っていたんだよ。
だってさ、牛とかを育てるのって大豆とか滅茶苦茶使うじゃん。
だったら、牛を育てずに大豆を食った方が腹は膨れると思っていたんだよ。

だもんで、バンバンに作物を育ててやれば、楽に自給率が上がると思っていたんだけど
村の様子をみると、そんな簡単にはいかないようだ。

畑をみれば作物なんて微妙な量。
話を聞くと、不作がかなり多いらしい。

まぁ〜、確かに気候も温暖とは言えないし、雨の量も日本と比べたら圧倒的に少ない。

そんな不安定な作物にくらべ、牛や豚といった家畜は楽だという。

どうやら、食べさせているのは作物ではなく、その辺に生えている雑草。
適当に放し飼いにして、育ったら食う。
牛はミルクも手に入るから、なお良いとの事。

確かに、ここは森の中だから雑草には事欠かないだろう。

やはり、生きていく上で必要だからこそ肉食文化というモノが広まったんだろう。
うん、なんか感動だ。

とりあえず、ココまでは何とか出来た。
家はいつ崩れるか心配だし、食物も金に物を言わせて買い込んでいるだけで、まだ自給率の上昇は出来てはいないが
間に合わせとしては、十分だろう。

後は、しっかりと働けば村で飢え死にするような人は出ないだろう。
それどころか、税もないので前よりも豊かな生活が出来る可能性もあった。

コレだけ聞くと、順風満帆の村生活のように思えるかもしれないが
一つだけ、どうしても困った事があるのだ。

日本人の顔つきのせいで、幼く見られお姉さん達と一緒に寝かされたり、エヴァちゃんがソレを真似てきたり
どうしても、米と味噌汁が食べたかったりと、そんな事ではない。

いや、それはそれで困っているのだが生きる上ですぐに改善しなくてはいけないというワケではない。
どうしても、困っている事。




それは、環境の酷さであった。


posted by まどろみ at 06:55| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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