2012年03月29日

第二章 革命編    その3      表

整理をするぞ、整理。

今の環境は最悪で、現代っ子のオレとしてはとてもじゃないけど耐えられない。
せめて、身体を洗う、汚物の処理、ネズミの処理、動物の死体の処理、感染者への対応方法ぐらいは皆にしっかりとやってほしい。

後半の4つは、普段はやらなくて良い事をやらなくてはいけないため面倒だと思うだろうし、反発も出るとは思うけど
やらせる事は不可能ではないはずだ。

イメージ的にはごみ収集の分別が増えた時のイライラぐらいだろうと思う。

ただ、問題は最初の奴。

つまり身体を洗う事だ。

小さい頃に親にうるさく言われた手洗いうがいをやらないどころか
この人達は病気の原因だと思い込んでいる。

唯一幸いなのは、虫が身体にいる事は"一応"は不健康の証だと認知している事であった。

不健康というか、なんといえば良いんだ?
とにかく、正常な状態ではないと思ってはいるようだ。

ただ、それは仕方がない事であるらしい。
歳をとれば身体は動かなくなる。
ちょっと寝不足だから、調子が悪い。

と同じ様なモノで

虫が身体中にいるのは、健康的ではないが仕方がないモノだと思ってしまっているのだ。

どうしろっていうんだ…。

確かに、身体を洗わなくても他の事をしっかりとやれば病気になる人は減るだろうけど
やっぱり、身体を洗うのが一番重要だよね?

というか、オレが嫌。
もう、三週間もお風呂に入っていないから頭が痒くて仕方ないんだよ。

オレだけが入っても良いんだけどさ、やっぱり皆にも入って欲しいし…。



とりあえずは、オレはお風呂に入るとしよう。
水が多いワケではないから無駄遣いは出来ないから、その辺は考えなくちゃいけないな。

そして、めちゃくちゃ気持ちよさそうに入っていれば、きっと皆も気になって入ってくれるかも。




うん、多分無理だな。

いくらオレが気持ちよさそうに入っていたとしても、流石に死の恐怖と比べたらね…。


意識を変えていくのは、ゆっくりとやっていくしかないかもしれないな。

とりあえずは、オレが風呂に入り続ける事によって風呂に対する恐怖心を少しでも減らすぐらいしか思い浮かばない。

せめて、濡れタオルで身体を拭かせる事ぐらいはやらせておきたい。

「という訳で、風呂を作るぞ!」

家畜やらを買いに行った際に、バカでかい鍋みたいなモノが安く売られていたから買ったんだよ。
ソイツを使って五右衛門風呂を作れば、完璧でしょ。

ウキウキ気分で風呂作りの準備をしていると

「アホか貴様は!」

いきなり後頭部を叩かれた。

振り向くとエヴァちゃんが泣きそうな顔をしながらオレの事を見ているのだ。

「ど、どうしたの!?エヴァちゃん。

お腹が痛いとか?」

もう、オレはオドオドですよ。

だって、魔女狩りの拷問にあっても泣かなかったエヴァちゃんが泣きそうなんだよ。
そりゃ、慌てるさ。

「誰かにいじめられたの?
それとも、お昼が足りなかった?」

考え付く限りの例をあげてみるが、どうも違うらしい。

「──が死──ぅ───だ。」

小さい声で俯きながら喋るため、うまく聞き取れなかった。

「うん?
なに?」

身体をかがめ、エヴァちゃんの声が聞こえるように顔を近付ける。

「お前が死のうとするからだ!」

顔をあげ、叫ぶようにエヴァちゃんが言った。
その顔は、とても悲しそうに歪んでおり、目からは涙が今にも溢れそうなほど溜まっていた。





ど、どうすれば良いの?



posted by まどろみ at 06:56| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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