2012年03月29日

第二章 革命編    その8      表

女性と一緒…。

きっと、前だったら緊張で眠れなかったりするのだろうが、こちらではかなり疲れているのでスグに熟睡できた。
よく働き、ほどよく食べ、よく寝る。
しかも、毎日が早寝早起きだから、健康面ではかなりいい感じだろう。

初めの頃は酷かった筋肉痛も最近ではそんなにきつくはなかった。

きっと、だんだんとこの生活にも慣れてきてるのだろう。

そういえば、今日はマー君と村について話すつもりだったんだよな。

まぁ、それはもうちょっと後だな。
随分と早く起きちゃったみたいだし、散歩がてら畑の様子でも見に行こうかな?
でもな、寝起きで動くのもたるいし、こうやってダラダラとするのも気持ちいいしな。

ど〜しよ?




気付いたら、いつもの時間になっていた。
とりあえず、朝ごはんを食べながら皆は今日の予定を話しているみたいだった。

ヨーロッパの食卓というと、非常に厳かな雰囲気で食べて居そうな感じだが、中世ではそうでもなかった。

そもそも、フォークやナイフなどといった食器がなく、食べるのは手掴みなのだ。
まぁ、パンは良いとしよう。

アレは普通に手で食うモノだからね。

でもだ、肉とかも手掴みで食っていくというのは驚いた。

いつ頃からテーブルマナーというものが決まったのかは分からないが、今は確実にそんなものなかった。

手はドロドロ、シチューなんかも音を立てて飲み、あまった具は指でかき回して口の中へといれるのだ。

いやね、確かに飯を厳かに食うのはオレには合わないけどさ、流石にココまでラフじゃなくても良いと思う…。

とか言いつつも、オレも馴れたようで普通に肉を掴んで口へと運んでいるのだが。

そういえば、フィンガーボールっていう指を洗う水を飲んじゃった、男の話があったな。
何で聞いたのかは忘れたけど、マナーが分かっていない男が勘違いしちゃったっていう話。

なるほどね。
確かに、こんな食い方していたら指を洗う水が欲しくもなるわ。

ココに来てから、色々と雑学の疑問点が解決したり、納得したりしていた。
前はなんとなく聞き流していたような疑問ばかりでそこまで重要っていうワケではないんだけど、なんとなく感心してしまう。

でも、やっぱり手は汚れるんだよな。
しかも、手で直接食べるのも衛生的に良いとは言えないし…。

箸でも作るか?

でもな、アレはストレスがたまる一方だろ。
オレはもう17年も箸を使い続けていたから楽だけど、今から村の人達に箸を使わせても、もどかしく思うだけだよな。

しかも、衛生面については手をしっかりと洗って、病気の人と同じものを食わない様にすれば十分だろうし箸の案はなしだな。
というか、このまま暴走しまくったら日本色に染めちゃうかもしれないし、やめとこ。

「それで、徹様はどうするんですか?」

「ん?」

考え事をしている中、唐突に話をふられたので、変な返事をしてしまった。

「ですから、徹様は今日どうするんですか?」

今日の予定を聞いているんだよな?

「とりあえず、マー君の所に行ってこれからの事を話そうかと思っているよ。」

「マー君?」

あっ、そういえばマー君ってオレが断りもなしに勝手につけた奴じゃん。

「あぁ、魔法使いの人の事だよ。」

魔法使いだから、マー君だ。

あれほど騒がしかった、この食卓がいきなり沈黙したのはオレのネーミングセンスのなさのせいか?

「そうだ、エヴァちゃんは何をするの?」

とりあえず話を逸らして、空気の回復に努める。

「ふむ、そうだな。

ココは、悪の吸血鬼らしく


って、お前な!
どうして、私がカッコよくきめようとする時に、拭うな!!
というより、私を子供扱いするな!!」

「いや、どうしても口元についていたシチューが気になって…。

さっさ、エヴァちゃん
コレで完璧だよ、ここでカッコよく『ビシッ!』って、きめちゃって。」

「分かったぞ。

ココはだな、悪の吸血鬼らしくだな


って、貴様
しっかりと聞け!!

その料理を置け!!もぐもぐしているな!!」

いやだって、肉がうまそうだったし…。

「はいほうぶ、はいほうぶ。

ひっかりほ」

「飲んでから言え、飲んでから!!」

もう、ゆっくりとご飯ぐらい食べさせてくれも良いのに。

とりあえず、しっかりと味わい、飲み込んだ。

前の世界と比べたら、調味料が少ないためか味のインパクトは少なかったが
素朴、かつ肉そのもののおいしさを閉じ込め、肉汁がジュワッと口の中に広がるこの触感は
日常になりつつあるとはいえども、非常においしかった。

「うん、おいしかった。」

「それじゃないだろうが。

別の事を言おうとしていただろうが!?貴様は!!」

テーブルから身を乗り出し、言ってくるエヴァちゃん。

そこまでして、オレに構ってもらいたいのだろう。
オレの精神年齢が低いせいか、よく子供に懐かれるしな。

「よし、分かった。

今日はエヴァちゃんも一緒にマー君の所に行こうか。」

傍にある、水の入っている器で手を洗いながら提案。

ん?あっ、これがフィンガーボールか?
良く分からんが、まぁ良い。

「貴様、何勝手に私の予定を決めているんだ!?
今日は、悪の吸血鬼らしく昼から寝ると決めているんだ!!」

椅子から立ち、オレへと迫ってきた。

とりあえず、ベトベトだった手を器の中に入れさせた。

「よ〜し、おててを洗いましょうね〜。」

「だから、子供扱いするな!!
自分で出来る!!」

ばしゃばしゃと、手を自分から洗い始めたので。

「いい子、いい子。」

頭を撫でておきました。

とりあえず、はたかれた。

「よし、ということで、エヴァちゃん
マー君の所へ行くぞ。

それじゃ、メアさんいってきます。」

「あっ、はい。

いってらしゃいませ。」

「ちょっと待て。

私は吸血鬼なんだぞ!!
何故朝から起きていなければいけないんだ!?」

とかいいながら、エヴァちゃんは夜しっかり寝ているワケだし…。


「大丈夫だね。」


そんなこんなで、エヴァちゃんを引き連れマー君の所へと向かった。


posted by まどろみ at 06:59| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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