2012年03月30日

第三章 世界放浪編 その7     裏

〜side ラカン〜







「ターゲットは、この三人の男。」
言いながらクライアントが取り出したのは3枚の写真。
フードをかぶった優男、東洋系の青年、銀髪の幼子、がそれぞれに写っていた。
「それに…
この少女だ。」
最後に取り出した写真には、赤髪の少女写った物だった。

他の3人は隠し撮りっぽく、無表情なのに対し、最後の少女だけは何故か満面の笑みを浮かべてブイサインをしている。

うん、絶対コイツバカだ。

「フン…なんだ。
ガキじゃないか。」

「子供と思って油断してると、痛い目を見るぞ。
オスティア回復作戦の失敗」

云々…。
ったく、話が長くていかんねぇ。

こっちもプロだ。
この世界じゃ、幼いから弱いなんちゅう法則なんて、簡単に崩れるって事ぐらい分かってる。

「君が望むなら部下をつけよう。
正規兵ではなく、傭兵・賞金稼ぎになってしまうが…。」

「いらねーよ」

自分の力を過信しているワケでも、ガキという見てくれに油断しているワケでもねぇ。

「一人で充分だ。」

あるのは20年近く積み重ねて来た経験の絶対的な自信のみ。

「それは頼もしい。
後一つ情報だ。

先ほど言った通り、ターゲットはこの紅き翼だが、時々行動を共にしている二人組がいる様だ。」

「おいおい、なんだ?
その二人組もやれっていうのか?」

「いいや、そうではない。
その二人は別に捨て置いていても構わない。

ただ、その二人の名が『テツ』と『エヴァ』という子供らしいのだよ。」

「はぁ??」

いや、だからどうしたんだ?

「『未来を見る男』と『闇の福音』。賞金はテツが600万ドル、エヴァが200万ド」

「いやいやいや。
ちょっと待て。
なんだ?そいつらは?

こっちも職業柄、賞金首の情報は一通り見ている。

しかも、そんな大きな額だ。普通だったら間違いなく確認をしているはずだ。」

「だが、そんな奴等聞いたこともないと?」

「あぁ、その通りだ。」

「当たり前だ。
深度Aの機密情報だ。」

「はぁあ?

意味がねぇじゃねえか。」

ほとんど誰も知らない賞金首って事だろ?

「言いたい事は分かる。

ただな…。
絶対寝返るんだよ。彼等の首を狙った者達は。」

「なんだ?そりゃ?」

「言葉通り受け止めて貰って構わない。

彼等が賞金首となって500年弱。
彼等は誰も殺さず、自分達を狙ってきた者達は自分側に引き込んでいった。

正直言って異常だ。」

「何か魔法やら、薬物やらで、気を狂わすのか?」

「いいや、そのような物は一切使っていない。
賞金稼ぎ達が自ら進んで彼側に着いた。」

おいおい、なんだ?その意味の分からない奴は…。
しかも、その能力はかなり重要なじゃないか?

「彼等を狙う者全てが、彼等の仲間になる…。
それを重く見た過去の政府が、彼等を隠ぺいした。

だが、彼等の危険度が分かるように」

「賞金はかけたまま、深度Aに隠した。」

「その通りだ。

紅き翼に居る二人が、その『テツ』と『エヴァ』だと決まったワケではないが、特徴は大体合っていた。」

敵側の奴等も仲間にする奴。
しかも、薬や魔法を一切使わずに仲間になるっちゅうのは精神に異常をきたす事がない…。

敵側の情報、装備、兵力…。
それらが一気に手に入るって事だろ?

「クライアントさんよぉ。
それで、結局なにが言いたいんだぁ?」

「『注意してくれ』というのが一つ。
そして、その二人が賞金首であったら、こちら側に引き込んで欲しい。
引きこんだ場合、彼等の賞金の3倍払おう。」

それだけの価値があるってこった。

「それも、依頼かい?」

「いや、こちらはおまけだ。

貴方への依頼はあくまでも紅き翼を壊滅させる事。
先ほどの情報は、頭の片隅に置いてくれるだけで充分だ。」

「…分かった。任せておきな。」








依頼を受けた後、紅き翼を追いながら情報を集めて行く。

どうやら、彼等は比較的のんびりと戦場を渡り歩いているらしい。

奴等の力が強すぎるせいで、逆に使いどころがないみてぇだな。
しかも、強すぎるもんで味方にすら不安を与えちまう。

まぁ、のんびりしていられるワケっつ〜のは、そんな所だろう。

ただ、よく分からんのが『テツ』と『エヴァ』の存在だ。
紅き翼っちゅ〜のは、どこでも大騒ぎをしてるもんだから、すんげぇ情報が集めやすいんだが、あの二人は全然集まらん。

紅き翼の傍に時々いるっちゅ〜のは分かるが、それ以外が全く分からん。


生真面目剣士はお色気に弱い。
酒屋で色気ムンムンの姉さん(アエリ(22才))から聞いた。

とりあえず、コレで東洋系の青年を攻めて行くか。

魔法のダッチ〇イフ

ボンキュボンを3人。
保険として、ちょっとこれに興奮したら不味いよな〜ってのを1人。

これで、完璧だな。

あぁ、そういや設定があったっけ…。
すんげぇ、チッコイ奴もいたからな〜。

とりあえず、設定はE(誘惑のみ)にしておくか。


感謝しろよ?ムッツリ剣士。



posted by まどろみ at 00:42| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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