2012年03月30日

第三章 世界放浪編 その8     表

「という事で徹。
オシャレをしよう。」

「どうしたの?
急に。」

「いやな。ココん所ずっと変なのに追いかけられているじゃないか。」

まぁ、確かに最近は3日に1度は盗賊やら、竜やらに追いかけまわされている。

「そんで、逃げ回っていると何故かナギさん達の所に行っちゃって、助けてもらってるんだよね〜。」

「それでだな。私が思うに、あの厄介事は貴様が引き寄せているとしか思えん。という事で、見た目を代えたら、引き寄せられなくなるかもしれないだろ?」

「いやいや、もしかしたらエヴァちゃんが引き寄せているのかもしれないよ。」

というか、見た目を代えただけで、そういうのって変わるか??

「まぁ、正直言って、そんな事はどうでもいいのだ。

暇だから、貴様で遊ばせろ。」

「すんごい本音が出たね…。」

「うむ。というワケで早速着替えろ。

なに、既に服は準備してあるからな。ほら、コレだ。
ほらほら、早く着替えろ」

「はいはい、分かったよ。」

なんか、変な服だな。

え〜っと、コレは上からかぶるのか?あっ、エヴァちゃん手伝ってくれるの?ありがと。
やっぱり文化の違いって奴かな。
随分とひらひらとしている…。

ふむ、そんで最後に動物の耳付きカチューシャを付けるんのか…。
あれ?カチューシャって女性モノじゃ…。

うん?

ちょっと待てよ…。

頭には、動物の耳付きカチューシャだろ?
そんで、服は上下繋がっているタイプ。

うん、ちょっとカチューシャが変な気がするけど、ココまでだったら、それほどでもないよな。

そんで、膝上にある、服の裾。
異常までにヒラヒラしている足元。

膝よりも高い黒い靴下。うん?コレはソックスというのか?
へぇ、よく知ってるね〜。エヴァちゃん。

そんで、ヒラヒラとソックスの間にはオレの太もも。
絶対領域が重要??
それは、ちょっと違うんじゃないか??


エヴァちゃん。髪の毛を留めようとしないで欲しいな。うん、良いよ。いつものみたいな適当な奴で。
あぁ、もう留めちゃったか…。

後さ、オレを鏡の前まで連れて行こうとするのはヤメテ欲しいなぁ。いや〜、出来れば見たくないなぁ。
うん、見たくないんだよ。

ダメ??

いや〜、エヴァちゃん。
コレ鏡じゃないよ。うん窓だよ。

窓の向こうに女装した変な男がいるだけだって。うん、そうに違いない。
変な人なのに意外と愛想がいいなぁ。
だって、ほら。手を振ったら返してくれるんだぜ。



現実を見ろ?


分かった。分かったよ。

後3秒だけまって。うん。覚悟を決めるから。














「なんじゃこりゃぁあああぁああああああああああ。」

「ハッハッハハハ。

いいじゃないか。似合っている。似合っているぞ。」

すんごい、上機嫌なエヴァちゃん。

「嬉しくない。
というより、早くオレの服を返してよ。

もう、ヤダぁ。」

もう、ほんと恥ずかしいし、自分変だし、泣きそうだし…。

というか、途中で気付けよ。オレ!!!!

「ダメだ。今日一日はコレで過ごすぞ。」

「いや、そっちの方が色々ダメだって!!

いい年の男が女装とか、本当に色々とアウトだから!!
というか、誰が得するの!?コレ!!!!」

「主に私がおもしろい!!

というよりも、紅き翼ばかり構っていた罰だ。
今日一日はその格好だぞ。」

「いや、確かにそうかも知らないけど!!!

というか、変な趣味に目覚めちゃったらどうするのさ!!」

「ん?
目覚めるのか?」

想像してみた

…鏡の前で女装してポーズをとるオレ。
ゴスロリのカタログを真剣に見つめるオレ…。
うん、キメぇ。

「いや、目覚めないと思う。」

「だったら、良いではないか。」

「いやだ。オレは、こんな格好で外に出たくないぃぃぃいいい!」

「あっ、後、『オレ』じゃなくて『私』って言う様に。」

「へっ!?そこまでこだわるの!?

イヤだぞ!!オレは男だぁあああああああ。」

男に吟味にかかわる。というより、私とか言ったら、もう引き返せない様な気が…。

「ほら、オレじゃダメだと言ったではないか。」





何とか、『僕』で妥協して貰えた。
本当に、イヤだ…。






「さて、では街から出ようか。」

「エヴァちゃん。本当にコレで行くの?
出来れば、一日中宿に籠っていたいんだけど。」

「さぁて、行くぞ。
あっ、そうそう。荷物は影の中に入れておいたからな。背負って行かなくても良いぞ。」

「影??」

「魔法だ。魔法。
流石に、その姿で大荷物を背負っているのは、私が許せん。

今日はたっぷりと可愛がってやるからなぁ。」

「いや、なんかエヴァちゃんが怖いんだけど…。」

「くっはっはっはっは。
ほら、早く行こうじゃないか。」

「いや、ちょっと足がスースーして…。
動くのが…。

しかも、少し動いただけでめくれ…。」

「気にするな、気にするな。
ほら、早く行かないと日が暮れてしまうぞ。」

前々からSっぽいとは思っていたけど…。
というか、立場が逆転しちゃってないか?コレ??



posted by まどろみ at 00:43| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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