2012年03月30日

第三章 世界放浪編 その12    表

う〜ん…。

今、オレは猛烈に悩んでいる。
いやね、ラカンさんに相談されたじゃん。オレ。

ナギさんかエヴァちゃんのどちらかは知らんけど、紹介して欲しいって。

それは別にいいんだ。

ラカンさんが良い人だっていう事も、もう知っているから、エヴァちゃんを任せても問題はない。
ただなぁ、絶対泣くだろうな…。うん…。

ただ、もしラカンさんがナギさんの事が好きだった場合…。




好きな人が重なってしまうのだ。



オレってば、案外勘が鋭いんだよね。
特に、恋愛事情に関してかなり凄い。

そんな、オレの直感が告げているんだ。

アリカも、ナギさんに惚れているって。




普段からアリカって、一歩引いているんだよ。
あまり、人に近付き過ぎない様にって感じで。

そのアリカが、初対面のナギさんと口喧嘩した。
しかも、仲良さげにだ。

何だかんだ言いながらも、ナギさんもアリカに構ってくれている所を見ると、けして仲が悪いワケではないだろう。

ただなぁ、ナギさんってラカンさんとも仲が良いしなぁ。

もしかしたら、ただの友達っていう感覚なのかもしれないし…。

だぁ、分からん。

とりあえず、ラカンさんはナギさんと同じサークルに入っているから、多分一歩リード中。
アリカは、巻き返しを狙って、ただいまナギさんとデート中だ。


何か困った時様に、オレの念波番号を二人に渡してあるし。
うん、完璧だ。

うんうん…。

あれ?ラカンさんに渡した覚えはあるけど、アリカに渡したっけ?
しかも、何かポケットの中に、念波番号が書かれた紙があるし…。

はれ?


やっべぇ、アリカに念波番号を渡すの忘れてた!!
ラカンさんと一緒に渡したつもりでいたわ…。


とりあえず、今日のデートは自力で乗り越えて貰


「うわっ。」「むっ。」

ミスった。よそ見してたせいで、ぶつかっちゃったよ…。

「すみません。」

「いえ。お気になさらず。」

そう言うと、白い髪の青年は落とした紙を拾い、そのまま行ってしまった。

そ〜いえば、オレも持っていた奴落としちゃったっけ…。
え〜と、あったあった。


拾おうと、近付いたらドデカイ爆発が行き成り起き…。



「ぬほぁあああああ。」


オレと紙は爆風で飛ばされた。




紙は燃えたが、幸いな事にオレに怪我はなかった。
そんで、何か良く分からんけど、ウロウロしている内に事態は収束。

後から聞いた話だと、テロが起きたとか何とか…。

唯一の幸運は、死者、重傷者が出なかった事ぐらいであろう。
とりあえず、これに巻き込まれてしまった事は不運としか言いようがない。





騒ぎが収束して数時間後。

アリカは、仕事の都合で帝国へと行く事になった。
そういえば、アリカって何の仕事してんだっけ?


今度会った時に、聞いてみよ。





そして、テロの翌日。
復興作業エヴァちゃんと手伝う事にした。

ナギさん達は、どうしても外せない用事があるとかで、今日はこの場に居なかった。

ある程度、区切りもついた頃には、既に周りは真っ暗。


皆で地面に座り、飲めや歌えやの大騒ぎ。
そんな時に、ナギさん達が話題になっていた。
いや、元から凄いのは知っていたよ。

何せ、しょっちゅう命の危険から助けられているのだ。そりゃ、良く知っている。

ただ、初めて会った時、ナギさんが有名人っぽい発言してたじゃん。

それが、ちょっと気になっていたんだけど、その話題でようやく知った。


なんと、ナギさんのサークル。
散ったビラは『魔法けいどろ』で世界的に有名で、世界ランク16位という凄い成績を持っていたんだよ。

これは、確かに自分有名人発言をしても仕方ないと思う。
事実、魔法けいどろファンの間ではかなり人気だったのだ!!





新たな新事実に感動。
しかも、自分の傍に有名人がいたと驚いていると、念波が飛んできた。

「あっ、ゴメン。
何か念波が来たみたい。」

そう言い、席をはずし念波に出る。

『わ わしだ。』

聞こえて来たのは老人の声。

「ワシさんですか…。」

うん、多分知らない人だ。

この声は何処かで聞いた事があるような気がするけど…。
でも、ワシさんなんて知らないし。

『ん?
誰だ?君は?』

念波の相手が代ったのだろうか?
いや電話と違って、そう簡単に代える事は出来ないから、多分違う…。

「誰だって言われても…。
徹ですが。」

『テツ…。
そうか、君が“あの”テツか。』

老人の声から行き成り若くなり、しかもオレの事を知っている様に適当な事をいう相手…。

間違いない。イタズラ念波だ。

もしかしたら、オレの個人情報がまほネットっで晒されているかもしれない…。
あれか!?ちょっとえっちぃ奴を見たのがいけなかったのか!?

『追い詰めようとした所での手痛い失敗。
まるで、僕の行動全てが見透かされている様な不気味さ。

どうやら、未来人(みらいびと)という二つ名は伊達ではないみたいだね。』

「へっ?いやぁ、ちょっと…。」

『既にばれていると言うのに、その何も知らないという態度…。
忌々しいを通り過ぎて、怖ろしくすら感じる。

良いだろう。今日は僕の負けだ。次に会う時を楽しみにしているよ。』

一方的に切られる念波…。
ワインをチビチビと飲んでいるエヴァちゃんの元へ戻る。

「なんだったんだ?」

「ただのイタズラ念波だった。」


posted by まどろみ at 00:45| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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