2012年03月30日

外伝

〜side 千雨〜







そして…

ナギは魔法世界に知らぬ者なき英雄となり、世界は平和になった。


メデタシ、メデタシ


「って訳だ。」

最後に、おっさんはそう締めくくったのと同時に、どっと周りが沸く。


「すげぇ、おっさんマジで英雄じゃん。世界救ってるし。」
「最後、大スペクタルやったしなぁ」

「にしても、気になったのは──」

などなど。
とにかく、周りは沸いていた。

だが、どうにも私の胸の中では靄がかかっており、どうにも周りと同じようにはなれないでいた。
靄、形容しがたい不信感とでもいうのだろうか?

なにかが、引っかかっている。

おっさんの事だから、嘘は言っていない。
これは間違いない。

だが……。

何かが可笑しいのだ。



「もっとも奴がマギステル・マギとして活動するのは、この後の10年間だがな。」

「なるほどな。」

嘘は言っていない。

確かにその通りだろう。

とはいっても

「ったく。おっさん。
何がハッピーエンドだよ。

いろいろとはしょったろ??」

大事な部分をすっとばしていたんだ。

「オスティアの事なんて、オールカット。

しかも仲間だった徹やエヴァンジェリンを、麻帆良へと封印した理由なんて、触れもしやがらねぇ。」

「どーゆう事??
千雨ちゃん。」

「ラスボスを倒しても、世界はそう簡単に平和にはならねぇって事さ。

実際には戦争が終わっても、色んな問題が残ってたんだろ。
さらに、このオスティアじゃ、人災か災害か分からん様なデカイ規模の”何か”も起こったはずだ。」

「そうか。
その最後に残された最大の問題が……

あいつらなんですね?」

「少し違うが、そんな所さ。」

「そして、僕達はそれをやらなければいけないと……。」

「というより、あの遺産を受けついだお前達にしか出来ない事……って所かな??

まっ、若い世代にバトンタッチってだな。」

そう言いながら、おっさんの身体は透けて行く。

「おっさん。その身体は!?」

「ん??
まっ時間切れって奴だな。」

なんでもないかの様に、笑みを浮かべながらおっさんは、消えて行く。

「ぼーず。
まぁ、そんなに気負うな。
世界云々なんて別に大したもんじゃねぇし、考えんでもいいしな。

ただ、これだけは覚えておけよ?
お前には幸せになる義務があるっちゅう事を。」


「ラカンさん!!!!」













「あれから、もう半年も経ったんだな。」

最終決戦を前に、私の口から、そんな言葉が漏れた。

「いきなり、どうしたんですか?
千雨さん。」

聞いてくるネギは、半年前と比べ、随分と身体つきが良くなっており、年齢詐称薬を食べた姿に近づいていた。

「いやな、半年前の事を思い出してだな。

私も、随分とファンタジーに染められちまった。ってな。」

「ははは、すみません。」

「まったく、私は平凡が良いって何度も言ったっていうのに、お前は無理やり……。

まっ、今さら逃げるってワケにはいかねぇんだがよ。」

なにせ、最終戦直前だ。
いくら私と言えども、流石にこのタイミングで逃げ出すつもりはないさ。

「まぁ、文句なら、この戦いが終わった後に存分に聞きますよ。」

そう言いながら、コイツは、前を見据える。


「よし、行こう!!皆!!!」

その合図と共に、皆は飛び出した。





時代に、新しい旋風が巻き起こった瞬間であった。







〜〜〜〜〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とまぁ、冗談はこのくらいにしたいと思います。

ちょっと、ふざけたかった。
反省はしているが、後悔はしていない。

ちなみに、今回のお話、本編には全く関係がないのでご了承を。


posted by まどろみ at 00:49| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。