2012年03月30日

第4章 吸血鬼編 その1

〜side 徹〜







「たくっ、なんで私がこんな事をしなくちゃいかんのだ」

「まぁまぁ、そんな事言わないの。
学園長にはいつもお世話になっているんだから」

「ふん。いつも世話をしてるのはコッチの方だ」

「はいはい」

「だから、撫でるなといつも言っているだろうが!!」

「ジーーー。
マスター、こちらの方はご安心を」

まぁ、確かにエヴァちゃんはかなり学園長に貢献している。
なんか、エヴァちゃんって、魔法使いとしてのレベル?。なんか、そんな感じの奴が学園内どころか、世界中でもトップレベルにいるらしい。

学園長曰く、十指に入るとか何とか。

そんな人が、学園にいるというのは、かなり学園にとってプラスになるんだろう。
ちなみに、茶々丸も(ちゃん付けで呼ぼうとしたら、噛んで断念した)なんか最高傑作云々言われていた。


立派になってくれて嬉しいような、ちょっと寂しいような。



そういえば、その後ちょっと落ち込んでいるオレに気付いたのか、話の話題を変える意味も込めて学園長が一位の人を教えてくれた。

曰く、恐ろしき先読みの力。
曰く、魔法や気を一切使わない者。
曰く、英知の塊。

ミライビト 徹。


また、お前か!!!
っと、心内で突っ込んでしまったオレを誰も攻めれないだろう。というより、口に出さなかっただけ、むしろ褒めて欲しい。

20年ほど前に、ミライビト 徹さんって人とオレがマフィアの人に間違われたのだ。
ある意味、その人のお陰で助かったんだけどねぇ。

「おはようございます。
待たせてしまってすみません」

「いや、オレもさっき来た所だから、気にしないで」

タカミチも到着し、これで『転校生お迎え隊』の全員がそろった事になった。
まぁ、隊というわりに、実際はオレとエヴァちゃん、茶々丸にタカミチの4人なんだけどね。

知らない仲というわけでもないどころか、比較的仲の良い相手だ。ダラダラと待つのは苦じゃない。

「本当!?」

「は、はい。
ただ、ライバルがかなり多いらしいので、大変みたいですね」

「ふふふふ。このか、聞いた??」

「聞いとるえ。
良かったなぁ、アスナ」

声の元を見ると、やっぱり明日菜ちゃんと木乃香ちゃんがいた。

「おはよう。明日菜ちゃん、木乃香ちゃん」

「て、ててて、徹さん!?
おはようございます」

「おはようございます」

「いやぁ、2人とm」

は、は……はくちんっ

そんな声と共に、風が舞い上がり、留めていたボタンは全て弾け飛び、脱げてしまっていた。
下着が飛ばなかったのは、唯一の抵抗とでもいうのだろうか。




さて、なんかオレ脱がされたんだけど、どうすればいいのかね?
時期も時期なため、冷たい空気が肌を刺す。

「えぇ〜と、どうしよう?」

流石に、良い歳なんだからトランクス一枚というのは不味いんだけどなぁ。
普通に犯罪者扱いされるもんなぁ。このボディーだと。

「というかさ、明日菜ちゃんに木乃香ちゃん、おまけに茶々丸。
そんなに穴が開くほど見られると恥ずかしいんだけど」

「いや、す、すみません」

「勘認なぁ。
お父様みたいな感じやったから驚いてなぁ」

木乃香ちゃんが言う、お父様みたいっていうのは、傷の事だろうな。
詠春さん、そういえば結構傷あったし。

「ジーーー。
すみません。ですが、見られて恥ずかしがるような身体ではなく、引き締まった良い身体だと推測します」

「え〜と、ありがとう?」

「どういたしまして」

なんか、毎回茶々丸と話していると、不思議な会話になるんだよね。

「徹さん。
あのぉ、どうして平然としているのか、とか疑問は多々あるんですが、せめてズボンだけでも履いて下さい」

「ごめん、ごめん。
しっかし、なんか快感になりそうなんだけど、どうしよ?タカミチ」

「……広域指導員として補導する事になるんですけど」

「いやいやいや。冗談だからね。
だから、そう本気で返されると困るんだけど!?」

流石に、露出に快楽を覚えるって勘違いされると困るんだけど。


全く話に入ってこないエヴァちゃんと、女の子(多分10歳ぐらいかな?)はというと

「えぇい。全く貴様、気合が足りないぞ。
何故、そこで最後の一枚だけを残すなどという愚行を犯す!?」

「そ、そんな事言われても〜」

「いや、この場合は奴の裸が、有象無象の奴等の目に入らなかった事を喜ぶべきなのか?
だが、共に風呂に入るとはいえども、時にはこういったドッキリ的なものにも心が躍らせる要素があるという事は否定できない事実なのだ。

いったい、私はどうすれば!?」

なんか、苦悩していた。







所変わり、学園長室にて。
とりあえず、なんか学園長がネギちゃんに、色んな説明をしている。

なんと、ネギちゃん。ナギさんと、アリカの娘だっていうんだよ。(タカミチ情報)
そういえば、容姿はナギさんにそっくりだよね。

何度も経験している事だけどさ、やっぱり自分の容姿が一切変わらないっていうのに、知り合いは歳をくって、子供を生んでいるっていうのは、なんか複雑な気分なんだよな。
でも、これってオレだけじゃなくて、エヴァちゃんも同じ……
いや、もしかしたらエヴァちゃんの方が複雑なのかもしれないな。
オレは男だから分からないけどさ、やっぱり女の人って、好きな人と結ばれて、子供を持ちたいって思うんじゃないのかな??

「……ん。
そんなに見つめて、どうかしたか?」

「いいや、なんでも」

ちょっと、鋭すぎるエヴァちゃんにビクっとしながら、誤魔化す。
誤魔化せたよね??

「フォフォフォ。
それでな、徹君。ココからが本題なんじゃがな」

ようやく、オレ達に関係のある話になるらしい。

「それでな、徹君うちの孫娘とお見合いせんかい?」

いや、確かに関係あるけどさ、なんか違うよね!?

「ややわぁ」

金槌を学園長に振り落とす木乃香ちゃん。

「その邪魔な後頭部を切り落とされたいか?ジジィ」

目を光らせるエヴァちゃん。

「ま、まぁ、冗談はそれぐらいにしておいて。
徹君、茶々丸にエヴァ。悪いがネギ君を君達の家に泊めてくれんかのぉ?
まだ住むところが決まっとらんのじゃよ」

「こ「別にいいですよ」……おい」

「一応、茶々丸がいるけどココで、ネギが入ってくれればエヴァちゃんと徹さんとの2人っきりの時間を妨害できる?


……ハイハイ!!私も賛成です。
いざとなれば、時々私もログハウスに様子を見に行ってもいいですし」

おっ、なんかボソボソと呟いていたと思ったら、明日菜ちゃんも賛成してくれた。

「まぁ、もしエヴァちゃんが本気で嫌だっていうんだったら、断るけどさ。
でも、学園長もネギちゃんも困っているんだから、ね??」

「むっ……分かった。
ただし、こちらは妥協する側だ。なにか対価を考えておけ」

「ふぉふぉふぉ。分かった。
まぁ、上手い酒かワインでも送るぞ」

「いや、ジジィじゃなくてな、
……っち、分かった。ジジィ特上なものを寄越せ」

うん、エヴァちゃんの説得完了。
まぁ、後でなんか考えてあげようかな?

「それで、茶々丸はどう?」

「どう、とは??」

「ネギちゃんをウチに泊めてもいいか、ダメかなんだけど」

家事をやるのは、茶々丸なんだから人数が増えて一番苦労するのって、茶々丸なんだよね。
まぁ、オレも一応一通り出来るんだけど、いつの間にか茶々丸がやっちゃっている。

「……私は、2人が良ければ別に構いません」


「と言う訳で、これからよろしくね。ネギちゃん」

「あっ、はい。
よろしくお願いします」

とまぁ、そんな感じでネギちゃんの住居先がウチになる事が決まった。



posted by まどろみ at 01:21| Comment(0) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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