2015年02月28日

彼の誕生日(魔法世界編プロローグ)

これは遠い、遠い昔の話。
道から外れた森のなかの出来事。

道から僅かにしか離れていない、森の中。ゆるりとした時間が流れる森にいつの間にか人が倒れていた。
それはピクリともせず、ただただ横たわる。

遺体の出現……
だが、周りは静かなままであった。彼だった物の周囲には魔力や精霊が集まり、周囲を漂い続ける。

不思議とその空間には虫も獣も人も寄り付くことはなく、遺体は荒らされる事なく、ただただソコにあるだけ。
云十年もの時が経つ。

いつしか遺体は骨となり……そして、いつしか肉がつき始める。
正確には肉のように見えるナニカ。

魔力が編まれ、ゆっくりと彼の足から肉をつけた。
肉が付き、靴がつく。
次にくるぶし、靴下の一部……

何年も、何年もかけ、カレを編み、作り上げていく。

もし、この様子を見た者がいたら、何を見出すであろうか。

悪魔の呪いか。それとも神々の奇跡だろうか?
時折ゆっくりと足等の出来上がった部位を動かしながら、人の一生以上の時間をかけ、カレが出来上がっていく。
もし、この出来事を終始見続けた者がいたら気づくことになるだろう。
カレの出来が、とここに落ちた彼と酷く似ている事に。

違いといえば、血を流し続ける傷が治っている事。
そして、彼の時には無かったナニカ……魂や命といったナニカが、カレには有るように感じる事ぐらい。

長い長い時間をかけ、彼だったモノはカレとなる。
完全に身体が出来、目を覚ますと周囲を見回す。

そして、ポツリと一言カレは呟くのだった。



「うん、まずは水場を探そ」



posted by まどろみ at 12:46| Comment(4) | 流れて流されてネギまへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
え、どゆこと?w

おひさしぶりです。更新され大変嬉しく思います。

でもこれってどういうことなのw
Posted by なおぽん at 2015年03月01日 19:13
コメントありがとうございます。
遅くなってしまい申し訳ありません。

今回は意味不明の内容となっております(笑)
だいぶ前に立てた伏線の回収の前座となっております。

先に進めば、この意味不明な内容にも意味が出てき始めますので、楽しみにしていただければ……と思います。

次は、早めに更新しますので、よろしくお願いします。
Posted by まどろみ at 2015年03月02日 00:56
久しぶりの更新お疲れ様です。何か序章っぽい感じでした。未来に飛んだ徹?とか考えさせられました。次の更新も楽しみです。
Posted by はるきよ at 2015年03月04日 22:00
はるきよ様、コメントありがとうございます。

ほんと、久しぶりになってしまった更新です。
申し訳ないっす……

今回の内容は、まぁ実はかなり昔の伏線回収だったりします。
細かい説明をする話が後々出てくるかと思いますので、その時を楽しみにしていただけたら、と思います。
Posted by まどろみ at 2015年03月05日 20:34
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