希代のジゴロ


シンジは、マナを中心として400メートル程離れたところで立ち止った。
リツコの話で直径680メートルと言っていたので、取り敢えず、それを目安としたのだ。
シンジは、マユミを下ろすと、マナの状況を確認した。

マユミの必死の努力からか、マナは未だ太腿までしか飲み込まれていない。
強い風を吹き上げているせいか、マナのスカートは捲れ上がり、下着は丸見え状態であり、ブラジャー部も捲れ上がってマナの本人は小さいと気にしている胸も露となっていた。
両手を上に伸ばして居るために、吊り上げられているようにも見える。

「なんか、エロい」

ポツリと呟かれたマリの言葉に、レイ、アスカどころかマユミまでも頷いていた。
だからと言って、マユミは力を抜く訳には行かない。
マナは、マユミにとって長く付き合っていて、共にシンジの隷属と成った、とても大事な友達なのだ。

「マユミ、僕をマナの所まで飛ばせる?」
「はい、周りの風を回しているので、それに乗れば大丈夫だと思います」

「解った、悪いけど、お願いするよ」
「はいっ!」

シンジは、ふわりと浮き上がり、マナの方へと一直線に飛ばされて行った。
風に乗り頭から突っ込んだシンジは、そのまま両手を上に伸ばして居るマナの胸に抱きついた。

「マナ!頑張って!」
「あん、シンジ君」

こんな時にとシンジは思ったが、これはシンジが悪かった。
曝け出されているマナの胸に抱き付き、そのまま口を動かしたために、マナの乳首を刺激したのだ。
マユミは、水平になっているシンジの身体を凧代わりとし、シンジを浮かび上がらせるように風を集中する。

「「「マユミ!」」」

マユミに力を注ぐかの様に、レイ、アスカ、マリがマユミにしがみ付く。
ズルッ、ズルッとマナの身体が浮かび上がり、なんとかマナの救出に成功した。
皆の居るところまで運ばれたシンジは、マナの胸に顔を埋めている形となっている。

「「「マナ!」」」
「有難う、マユミ。お疲れ様」

マユミは、かなりの力を使ったため、ぐったりと座り込んでいる。
声を出すのも辛そうで、シンジの方を見て、ニッコリとして頷くのが精一杯だったようだ。
マユミの身体は、まるで情事の後のように、全身汗でグッショリと濡れている。
しかし、良かったと皆が安堵の表情をしたのは、一瞬だった。

「ドサクサに紛れて」
「抜け目ないな」
「…沈める?」

シンジがマナから離れようとしたところ、マナは「もっと〜」とシンジの顔を胸に抱きしめていたためだ。
スカートは捲れ上がったままであり、マナのそこが濡れているのは一目同然で、3人はマナをシンジから引き剥がしにかかった。
シンジは、マナから離れると一人黒い影の方へと歩いて行く。

「…碇君?」

シンジは、そのまま拒絶の意思、自らの力を、黒い影にぶつけた。
黒い影は、シンジの力に押されるかのようにその範囲を縮めていく。
その影が直径30センチ程になった時には、その上空に白い人型が存在していた。

「ふふ、流石ね。私の男に成らない?」

そこには、ゼブラ模様の女性が立っていた。
体中に白と黒の縞模様が入っているのだが、服装と言う感じでは無く、ボディースーツの様に全身のシルエットが露であった。
全裸にゼブラ模様を書いたと言う感じである。

「女?」
「あら、女だと不思議?」

よくよく見ると、乳首も存在し、陰毛らしき物も存在する。
黒く長い髪の毛に、顔の頬には両側から髪の毛が張り付いているようにゼブラ模様が有る。
身体も背中からゼブラ模様が入っている形で、お腹の辺りには無い。

「裸?」
「…露出狂」

「失礼ね。貴女達に言われたくないわよ。私の名前はレリエル。以後お見知りおきを、可愛い死徒さん」
「以後なんて、無い」

そう言って、マリは、レリエルにその爪を浴びせた。
しかし、レリエルは、ふっと消え、少し離れたところに姿を現す。
レイの冷気もアスカの電撃も同じように避けられてしまった。

『シンジ君!それは、実態じゃないわ!』
「実態は、何処に?」

『実態は、地面の染みの方よ!』
「きゃぁ!」

リツコが叫んだ時に、今度は、マユミの身体が影に飲み込まれようとしていた。
マナを助けたのがマユミだと言う事を、レリエルは認識し、そちらを先に攻撃することにしたのだ。
しかし、今度は、シンジも躊躇しなかった。

「マユミ!」

一気にマユミの下へ飛び込んだシンジは、マユミを抱え上げると、マユミは、シンジの首に腕を巻きつけた。
シンジは、自由になった右手を自分の足元に広がる黒い影に突っ込み、そこに一気に力を解放する。
肩膝となったシンジの膝の上にマユミのお尻が乗っかる形で、マユミはシンジにしがみ付いていた。

「ぎゃぁ〜っ!!」

レリエルが叫び声を上げ、血を口からゴボッと吐き出した時、シンジは、足元から紅い玉を握り出していた。
レイ達は、油断しないようにレリエルの身体に注意を払っている。
シンジがその紅い玉に力を込めると、パキッと言う音と共に紅い玉が崩れ落ち、レリエルの身体も断末魔を上げながら消えて行った。

『パターンブルーの消滅を確認したわ』

リツコの報告を聞いて、漸く全員に安堵の空気が広がった。
疲れ切ったマユミをシンジがお姫様抱っこで、抱きかかえて歩いているのは仕方のない事だろう。
マユミは、恍惚の表情を浮かべていたが、皆、マユミが頑張った事を知っているので、誰も文句は言わない。
ただ、自分も今度頑張ってお姫様抱っこだと、皆、闘志を燃やしていた。

「確かに、私の力の及ぶところでは無いようですね。これはお返ししておいて下さい」

シエルはヒカリに、シンジが掛けてくれたコートを返すと、その場を飛び去る。
電柱の上へと一蹴りで飛び上がり、そのまま、ビルの上を飛び移りなが去って行った。

「あの人も露出狂なのかしら?」

ヒカリは、去って行く白い下着に覆われたお尻を見ながら呟いていた。



薄暗い部屋で、何時もの老人達の会議が行われていた。
相変わらずゲンドウ以外は、ホログラムだ。

「先の事件で、使徒は、我らの力を取り込もうとしていた」
「これは、我らの力に興味を示したと言うことかね?」

シンジ達をさも自分達の力の様に言葉を発する老人達に、ゲンドウは愚かな奴らだと考えていた。
既にシンジ達の力は、ゲンドウでも卸せるとは思えないのだ。
そもそも、何を以って「我らの力」等と当たり前の様に言えるのか、片腹痛い。

「単純に敵の攻撃手段だったと思われます」
「使徒は人間の精神、心に興味を持ったのでは無いのかね?」

老人達は、シンジ達を人間だと考えているのだろうか?とゲンドウは笑いを堪えた。
そんなはずは、無いのだ。
老人達は、シンジ達の力を恐れている。

それは、確かな事で、今までの会議の時に発せられる言葉で明らかだ。
では、何故今更人間の心などと言うものを取り出したのか。
それは、シンジがゲンドウの息子である事は、皆、確認していたからである。

つまり、老人達は、老人達のシナリオに拘っているのだ。
老人達のバイブルによると、そう言う明記でもあるのだろう。
それが、どれ程の信憑性が有る物か、ゲンドウは、怪しい物だと思っていた。

「その返答はできかねます。はたして使徒に心の概念があるのか?人間の思考が理解できるのか?全く不明です」
「これが予測されうる、次の使徒以降とリンクされうる可能性は?」

「これまでのパターンから、使徒同士の組織的な繋がりは、否定されます」
「これまではな」

「但し、使徒はが戦法を変えて来たと考えられるのは、明らかでしょう」
「ほう、その根拠は?」

「今回の使徒が、初めての女性体であった事です」
「敵を、定めたと言うことかね」

「今までの使徒は、妖魔を使役し、我々の女性体を主にターゲットとしておりました。使徒自身は男性体であるが我々の女性体を嫌悪する発言が、最初の使徒戦にて確認されております」
「それが、女性体になったと言う事は、狙いは、君の息子だと言うのかね?」

「今までは、我々人類の半分が明確な標的だったものが、人類全体が標的になったと言う事か」
「我々に残された時間は…」

「後、僅かか」

ゲンドウの言葉に満足したのか、閉会の言葉もなく、ホログラムは消えて行った。
ゲンドウを外した会議に移行したのだろう。
残されたゲンドウの口元には、「フッ」と言う哂いが漏れていた。



「今度、皆で、芦ノ湖とか行ってみませんか?」
家で、皆が寛ぎ中、唐突に、マナが切り出した。
この家で、のんびりするのも良いのだが、偶には旅行も良いだろうと言うのだ。
芦ノ湖で旅行と言えるのかと思われるが、第三新東京市からそれ程離れる訳には、行かないのも確かだ。

観覧船に乗って、その後、温泉に行ってと、しっかりプランを立てている。
驚いた事にレイまで乗り気な様子だ。
マヤが、「私も行きたいですぅ」と拗ねているが、ぐっとディルドを押し込まれて黙らせられた。

涙目になっているが、すっかり、この家の住人として馴染んでいるようだ。
アスカや、マリは超乗り気で、何が有るの?と、どこから取り出したのかパンフレットを穴が開く程見て検討している。
マユミは、知っていたのか、一緒に計画したのか、ちょっと引いてニコニコと皆の様子を見ていた。

そして、土日を使い、一路芦ノ湖へと向かった。
車で行っても良かったのだが、こう言うのは、風情が大事だと、電車での移動となってる。
他にも客が居るせいか、一応、皆、大人しく座っていた。

格好も、それ程露出の多いものでは無いため、シンジも一応ほっとしている。
単純に、皆、楽しみにしているようだ。
流石に遊覧船に乗ると、風が強かったため、スカートの中身をかなり大胆に披露していたが、見せようとしていたのでは、無かった様子だ。

「こう言うのも、楽しいものだな」
「風が冷たい。でもそれが良い」

アスカとマリは、最近一緒に居ることが多い。
欧米の出身と言うことで、話が合うのかもしれない。
マナとマユミ、ヒカリとレイと言う感じで、最近は行動を共にすることが多いようだ。

ただ、シンジが一人で居ることは無い。
概ね、レイか、マユミか、マリがシンジが一人だと見ると近寄って行くためだ。
アスカより、マリの方が早いと言うのが不思議だが、マリは今のところ、シンジへの興味が尽きていないのだろう。

遊覧船から降りて、昼食にしようと、珍しく皆でレストランに入った。
流石に泊り掛けであり、車での移動では無いため、昼食を作ってくると荷物になると考えたためだ。
そこで、思い思いのメニューを食べている一行に、突然声が掛けられた。

「よければ、ご一緒しても良いですか?」

声を掛けて来た少女は、ブラウスに赤く細いリンボンでクリーム色のベストにプリーツのミニスカートと言う服装のシエルだった。
丸く縁のない眼鏡をかけた姿は、どこかの高校生かと思える。
持っているトレイには、カレーライスが乗っかっていた。

「どう言うつもりだ?シエル」
「私も、マスターさんに興味が湧きまして」

「シンジ、シエルだ」
「あ、い、碇シンジです」

対応したのは、アスカだったが、今現在は敵意が無いと見て、シンジに紹介した。
未だ、シンジは、人付き合いが苦手と言うか、レイ達以外は、まともに対応出来ない。
ゲンドウ達と言うかNERVに向かっては、非情で容赦も無いのだが。

「はじめまして。でも、無いですね。この間は、有難う御座いました」
「いえ、大丈夫でしたか?」

「はい、お陰様で、ぴんぴんしてます」
「それは、良かったですね」

周りの女性陣は、相変わらずのシンジの八方美人ぶりに呆れていた。

「ところで」

急にシエルの目付きが鋭くなったため、シンジはビクッとする。
ビクッとする程度なので、殺気では無いのだが、それでもシンジはオドオドしている様に見えるのだ。
アスカ達は、何を言い出すのかと、食べる手を止めて聞き入っている。

「今日は、どちらへ行かれるのですか?」
「へ?」

シンジが間抜けな顔をしてしまったのは、誰も、責められないだろう。
人差し指をピンと立てて尋ねるシエルは、小首を傾げると言うおまけまで付けてくれているのだ。
アスカ達は、スプーンを落とす者や、醤油をドバドバとかけてしまう者など、盛大にずっこけていた。

「えぇ〜っと、今日は、皆で温泉に行こうかと」
「温泉ですか?私もご一緒して構いませんか?」

シンジに対して、周りから「断れ!」と言う視線が降り注ぐ。
しかし、その手の視線には、とことん鈍感なシンジ。
それよりも、断って、相手が気分を害する方が気に掛かると言う、相変わらず人の顔色を気にしている。

「別に構いませんよ」
「本当ですか?宜しくお願いします」

そう言って、立ち上がり、お辞儀をするシエルに、「勘弁して」と周りの女性陣は、冷や汗を流していた。



シエルは、シンジ達に興味が湧いていたのだ。
自分の知る死徒とは、逸脱した能力と、吸血衝動の有無が。
シエルの知る死徒は、主に絶大な肉体と固有結界が、その強さの源で有った。

しかし、先のネロと対峙していた時の彼等の強さは、全く異質なものだった。
そして、死徒の真祖と同一種と見ていたアスカは、吸血衝動を抑えているのでは無く、無いと言い切ったのだ。
シエルの知識に有る死徒とは、別物と思え、その実態を知りたいと考えたのである。

シンジを中心にして纏わり付くように歩いていくアスカ達の後を、シエルは見定めるように付いて歩いていた。
温泉に着いたシンジ達は、周りの探索で、「温泉街と言えば、秘法館!」と言うマナに連れられて入ったり、湯煙の出る川などを見て巡っていた。
シエルは、同じ旅館に空き部屋が無く、シンジ達が4人部屋を2つ取っていたいために、一緒に泊まる事となった。
当然、周りは反対したのだが、シンジが「可哀想だから」と押し切ってしまったのだ。

「どうせ皆、僕の部屋に来るのでしょ?部屋一つ余るし」と言われてしまえば、強く拒否することも出来ない。
それは、シンジの部屋で寝ても良いと言う了承を得たと言うことだからだ。
かくして、周りの探索にもニコニコとシエルは、付いて来ていたのであった。

「本当に、仲が良いのですねぇ」

シエルが、後ろから見ていると、6人が大体2人ずつで行動している事が見て取れた。
シンジにくっ付いているのは、今は、レイとヒカリである。
マナとマユミが、次に行く場所を先導している形で、アスカとマリが後ろから付いて歩いている。

シエルは、アスカの隣に並んで歩いているような形だ。
少し離れて歩いていたのだが、仲間はずれにしているみたいで、後でシンジに怒られるかも知れないから、一緒に歩けと、アスカに言われたのだ。
因みに、シエルは、アスカとマリについては、面識があった。

「本当の目的は、何?」
「何の事ですか?」

アスカは、シエルを警戒している。
そもそもアスカのローゼンクロイツを壊滅したのは、埋葬機関の存在も大きく影響していたのだ。
そこに、シエルが係わっていたのかは、定かではない。

「もう目的は達しただろ。ネロは妖魔を取り込めない。ましてや使徒など、逆にネロが利用される程度だ」
「そうですね。貴女達の力について興味が湧いた。と言うところでしょうか」

「興味?」
「まるで、人を護るような行動も不思議です」

「別に人を護っているわけでは無い。利害が一致した。それだけの事だ」
「使徒の殲滅ですか?」

「我らは、人と共存しても構わないのだが、人は我らを排除しようとする。固体としては最弱のくせに自らより優れたものを許容出来ない。利用するだけして、用が無くなれば抹殺に向かうのが人だ」
「確かに、醜い人達が居る事は、否定できませんね」

「貴様とて、ロアへの執着を利用されているに過ぎん」
「それも否定出来ませんね。いえ、寧ろ、それ故に興味が湧いたと言えますね」

「楔を抜き去りたいのか?」
「そうかも知れません」

内容に比して、シエルの顔は、穏やかな笑顔を湛えている。
アスカも、シエルの本心は、量りかねていた。

「まぁ、敵対しないのであれば、我らからすれば、他の人と変わらないから構わないのだがな」
「お心遣い、感謝していますよ」

「仲良くなれたかにゃ〜」
「貴女も不思議な行動を取っていますね?」

「退屈だっただけだよぉ?」
「今は?」

「勿論、楽しいよぉ」
「そうですか、やはり、あの方のお陰と言うことですか」

「そうだねぇ。それは否定できないにゃ」

シエルの言葉をもじったマリの言葉に、シエルは苦笑を返す。
やはり、碇シンジと言う人物に興味が湧く自分を、シエルは抑えきれなかった。



阿鼻叫喚とかこのような状況を言うのだろう。
シンジとマユミとマナとヒカリ以外は、そもそも年齢不詳の者達であるため、酒を飲み始めたのだ。
シンジの家では、メイドに言わないと出てこないため、出した事が無かったのだが、ここでは何故か最初から用意されていた。

シンジ達は、2つ借りている部屋の1つに料理を運んで貰い、そこで夕食としていたのだが、飲み始めたアスカとマリが追加注文を行い、酒宴へと発展していまったのだ。
シエルも普段は飲まないらしいが、アスカにすすめられて、クピクピと呑んでいた。
レイとシエルは、表情など全く変わらなかったのだが、何時の間にか顔が赤くなっている。

アスカとマリは、盛り上がり、マナとマユミを引き込んで、浴衣を肌蹴て暴れまわっている。
主に、マユミとマリが押さえ込まれて、弄られている。
この辺りは、どちらがより被虐的かと言うことだろう。

「酷いですぅ〜」と涙を潤ませたマユミが反撃にでたり、「今度はこっちの番だにゃ」とか言ってマリが反撃に出るのも楽しいそうにアスカとマナが受けているから、どっちもどっちか。
ヒカリは、既に酔い潰れてシンジの膝枕で寝ている。
マナとマユミが、全裸にしたが一向に起きないので、「つまんないの」と直に興味を無くされ、今は、浴衣を掛けられている状態だ。

レイは、ちゃっかりシンジの隣でしな垂れ掛かり、クピクピと呑んでいる。
何故か、シエルと無言でお酌をし合っており、お互い、一体どれだけ呑んでいるのだと言う状態だ。
シンジも、レイに呑まされ、かなりな酩酊状態だが、何故か眼はぱっちり開いている。

シンジの目の前では、浴衣の帯による拘束合戦が行われており、負けた者はあられもない姿で放置されている。
まず、マユミが、両手を両足首に拘束され、うつ伏せでお尻を突き出し、下着を下げられ、股間に徳利を2本突っ込まれている。
次に、どうやれば、そんな風にされるのか、マリが膝に腕を外側から回して、首の後ろで両手を拘束され、股間には、2本のペットボトルが挿入されていた。
そしてマナが、立て掛けられたテーブルの脚に下側に手を上側に足を拘束される形で、V字開脚を披露していた。

「ふぅっ、ふぅっ、私に勝とうなど、101年早い」

勝ち残ったアスカは、自らの帯を鞭の様に使い、3人を打っていたが、どうみても3人は喜んで居る様にしか見えない。
さんざん鞭打ち、足で其々の股間に挿入されているものを、押し込んだり、胸を好きなだけ揉んだあと、シンジの方を振り返り、アスカは絶叫した。

「あぁ〜っ!シエル!貴様、何を美味しいところを持って言ってるのだ!」
「え?まだ有りますよ?」

とシエルが差し出したのは、徳利である。

「ちっが〜う!そこで、しっぽりとシンジと呑んでることだ!私と代われ」
「え〜?私にそんな趣味は無いですから」

「何を言っている。貴様も長らく男日照りで鬱憤が溜まっているはずだ」
「確かに400年程、してませんが、だからと言って、そう言うのはちょっと。どちらかと言えばされたい方ですし」

その言葉を聞いてアスカは、ニヤリとすると、すかさずシエルを引っ張った。
シエルは、「キャッ!何するんですか?」と抵抗を試みたがかなり酔っていたらしく、いつもの馬鹿力が振るわれることは無かった。

「ほら、シンジ、この乳見てみろ!マユミと良い勝負だぞ」
「や、止めて下さい」

とジタバタしているシエルは、浴衣の帯だけ状態で、下着まで露にしていた。
男の性だろう。普段見たことのない、シエルの裸と、その抵抗する姿は、酔ったシンジに刺激を与えていた。

「そうれすか、よんひゃくねんも、それはさぞつらかったれしょう。ぼくれよければ、おてつらいさせていららきますよ」
「や、な、何を?碇さん?」

シンジは、呂律が回っていなかったが、何時に無く積極的にシエルの下着を剥いだ。

「ん?シエル?何故生えていないのだ?」
「こ、これは、ここは何故か再生しないんです!」

無毛の股間を晒され、シエルは真っ赤になっているが、抵抗に力が入っていない。
「そうか」と簡単に納得したアスカは、シエルを四つん這いに、お尻を突き出させた。
シンジは、既に臨戦態勢である。

「しえるさん、ぬれれますよ」
「あっ!そ、そんないきなり!」

シンジは、あっと言う間にシエルに挿入し、シエルを押さえ込んでいるアスカと口付けを行う。
シエルの丸いお尻と括れた腰は、マユミのそれよりも外人特有の艶を醸し出していた。

「い、痛いっ!」
「ほぅ、そっちは再生していたのか?」

シエルの股間に出し入れされているシンジの一物には、破瓜の血が混じっていた。
400年のうちに処女幕が再生されたのか、はたまた、元々処女だったのかは不明だが、兎に角、今現在は処女幕を破った状態である。

「…大きい」

何時の間にかレイも参戦して、シエルの胸をユサユサと揉んでいた。

「あっ、あっ、そ、そんな、皆でなんて」
「こっちもまんろくさせますよ」

シンジは、シエルの肛門にも指を挿入し、こねくり回していた。

「ぐぎぃ〜っ」とシエルの絶叫が響いた後、何時の間にか拘束を解いた、マリとマナとマユミも参戦して来ている。

「きょうは、みんあまろめてめんろうみるお〜」

呂律の回らないシンジは、獣のように6人を犯し続けた。

「しえるさんの、おしり、きもちいいれすよ」
「し、シエルと呼んで下さい」

その言葉が琴線に触れたのか、シンジは、シエルの乳房に噛み付いた。

「う、うあぁぁあ!」

酔った勢いとは言え、シンジはシエルの血を吸ってしまったのだ。



翌朝、一人だけ寝ていて参戦出来なかったために不貞腐れているヒカリを除き、神妙な雰囲気に包まれていた。

「はぁ、これは、困りましたね」
「埋葬機関自ら死徒になるとはな」

アスカは、苦笑しているが、シンジはシエルの前で土下座して「ごめんなさい」と謝っていた。

「まぁ、済んでしまったモノは仕方ないありません」
「許して貰えるんですか?」
「その代わり、私にも碇さんの血を下さい。それで許します」

ニコッと微笑み、人差し指を立てるシエルに、アスカは、これが狙いだったのでは無いかと思えた。

「ぼ、僕の血でよければ」

シンジは、そう言うとスッと腕に爪を通し、血を滲ませ差し出す。
シエルは、それを愛しそうに舐め、シンジの血を啜った。

「これで私も碇さんの隷属ですね」
「シエルさん…」

「シエルとお呼び下さいと申し上げました」
「それで良いの?」

「そもそも私はロアの重複存在ですから、もともと死徒のようなモノですので」
「で、でもこれから僕が必要になっちゃうよ?」

「偶にしてもらいに来ます。それで宜しいですか?」
「う、うん、シエルさ、シエルがそれで良いなら」

シンジは、「シエルさん」と言いかけ、キッと睨み付けられたので、「シエル」と言い直す。
この辺りの優柔不断さと言うか、流される性格は、何時まで経っても変わらないようだ。

「…埋葬機関まで落とすとは、なんてジゴロ」
「あ、綾波ぃ」

「君も、そんなに気にする必要は無いよ。彼女がその気になれば幾らでも逃げれたのだからにゃ」
「はぁ〜、そう言う事は、内緒にしておいて貰いたいのですけど」

シエルは、マリの言葉に溜息を吐くと、シンジに口付けをし「愛しています」と、シンジにだけ囁いた。

「確かに吸血衝動も無いし、力が漲っているのも解りますね」
「それが狙いだったのか?」

「死にたがっていた私も、生きてみたいと思えたのですよ」
「…埋葬機関はどうするの?」

「続けますよ」
「…そう、貴女ももう私達の家族だと言うのを忘れなければ構わない」

「家族ですか。素敵ですね」
「じゃぁシエルさんのお話は、終わりですね。今日は私にサービスしてください」

今まで膨れていたヒカリがシンジの腕にしがみ付く。
「それは、寝ていた貴様が悪い」とアスカがそれを引き剥がそうとする。
行き成り、神妙な雰囲気は壊され、何時ものシンジ奮闘戦へと様相を変えた。

「本当に楽しい。私も参戦します」

シエルまで参戦して来て、その旅館が立ち入り禁止となったのは言うまでもない。




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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAX の作品です。
拙著は当該作品を元に作成した代物です。
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