第四話
束の間の平和と日常


意味もなくセフィロトの樹が描かれており、無駄に広く暗い空間。
そこの中央にポツンと一つだけ大きながっしりとした執務机が設置されており、ゲンドウが座っている。

「兎に角、順を追って説明してくれるかね」

机に肘を突き、手を顔の前に組んだまま言葉を発しないゲンドウの代りに冬月が話しを促した。

「・・・そうね、まず零号機の起動実験」
レイがそう言うとゲンドウがピクリとした。

「・・・あれは事故だ」
ゲンドウがすかさず言訳をする。

これでは黒だと言っているような物だと冬月もゲンドウを冷たい目で見た。

「・・・そう?兎に角あれで身体を保てなくなったこの娘を私は呼び寄せて融合したの」
「・・・身体が滅んでも3人目に移るだけだ」
ゲンドウが馬鹿なことを言うなとばかりに言い放つ。

「・・・そうね、でもそうすると魂が稀薄すぎてATフィールドが身体を保てなくなっていたわ」
「それはどういう事かね?」
冬月が乗出す。

この男は科学者の好奇心だけでゲンドウと共にしている。
解明されていない魂の話は、この男の好奇心を刺激して止まない物だったのだ。

「・・・身体は魂に付属するもの、身体が滅べば魂も削られる。生命の実を持たないこの身体では、限界だったの」
「そうか、そう言う事だったのか・・・では、地下の素体もかね?」
冬月は独り納得がいった様だ。

「・・・そうよ、あの娘達も一つになる事で魂と身体を保ったわ」


司令室が静寂に包まれる。
要はゲンドウの陰謀が全て拙かったと言う事だ。

ゲンドウは冷や汗を流していた。
そして冬月もゲンドウは否定しているが、ゲンドウの陰謀であったことは100%間違いないと確信していた。

「・・・選びなさい」

「何をかね?」
冬月は何とか言葉を発したがゲンドウはゴクリと唾を飲み込んだ。

「・・・今、ここで私に滅せられるか、一抹の望みを持って私に従うか」
「・・・何故だ?」
ゲンドウが主語もなく尋ねる。

「・・・貴方が私の身体を壊そうとしたから」
レイは射抜く様な紅い瞳でゲンドウを見据える。

「・・・あれは事故だ」
ゲンドウは眼を逸らして言うが、その目線はサングラスに隠れていると思っている。

「・・・零号機があの娘を拒絶する理由は無いわ、そして屋内なのに抜かれていなかった緊急射出用の燃料、更には貴方がエントリープラグに到達するまで何故救護班が駆けつけられなかったか」

「・・・手違いだ、全て手違いがあったのだ」
尚もゲンドウは言訳を続けた。

「・・・言訳は必要ないわ、選びなさい」
レイは先程より更に厳しい視線でゲンドウを射抜く。

これもシンジの作戦だった。
まず、自分の人形だと思っていたレイに離反させる事。
この事による精神的打撃と、ゲンドウは現実の逃げ場所としてリツコに縋るだろうとの目論見だ。

「レイ君、いやリリスと呼んだ方が良いのかな?君に従うとはどう言う事だね?」
冬月はゲンドウでは埒が明かないと見て交渉に乗出した。

「・・・レイで構わないわ、まず外で待ってる碇君を貰うわ」
「シンジ君をかね?それは何故だね?」

「・・・初号機を動かす条件として私の身体を自由にして良いと言う条件を出したわ」
「「!?」」

「それで何故、シンジ君を貰うと言う事になるのかね?」
「・・・気に入ったから」
そう言ってレイは妖艶な笑みを浮かべた。

その笑みに冬月とゲンドウは背筋に悪寒を走らす。

「それだけかね?」
「・・・私に従う気があるなら碇君を中に、それと赤木博士を」

「・・・何故だ」
「・・・理由は要らない、貴方達の従うと言う意思表示」
レイはゲンドウを睨付けている。

「・・・赤木博士を司令室に」
ゲンドウはインターフォンで指示を出した。

沈黙が続く。
レイとゲンドウは、この沈黙の時間を何とも思っていないようだが冬月は冷や汗をかいていた。

『赤木です』

プシュッ

リツコの到着と共に、扉が開かれる。
リツコが中に入ったが、扉はそのままだ。

「・・・シンジ、お前もだ」
入ってこないシンジにゲンドウが苛立ちながら言う。
何も言ってないのだから当然なのだが、ゲンドウはそんな事は考えない。

シンジが中に入ると扉が閉められた。
レイは入って来たシンジの隣にスススッと寄っていきシンジの腕に掴まる。
リツコの少し後ろにシンジとレイは並んでいた。

「・・・じゃぁ碇君は貰うわ」
レイはシンジの腕を両手に抱いて胸を押しつけ、そう言った。

「へ?」
シンジは態と解らない振りをする。

「・・・シンジ、貴様は今からサードチルドレンに登録する。拒否は許さん。後の事はレイに聞け」
「司令?」
リツコが話の成り行きに違和感を覚えゲンドウに問おうとした。

「・・・リリスの意志だ」
ゲンドウは全てを語る訳には行かないと思い、そう言った。

「リリスが覚醒したと言うのですか?」
「・・・そうだ」
その遣り取りをシンジは笑いを堪えて見ていた。

「・・・これで良いのかレイ?」
「・・・私と碇君の検査、実験並びに訓練は拒否するわ」

「なっ!」
リツコがレイの方に振り向くとシンジとレイが人をも殺せるような視線でリツコを見ている。
「ひっ!」
リツコは思わず、眼を逸らし前を向いた。

「僕は昨日、葛城さんが起動できなかったらって約束したはずだけど?」
「・・・では何故乗った」

「それは、綾波が自分の身体を好きにしていいから乗ってくれって頼んだからだよ」
「なっレイ?そんな事を言ったの?」
リツコの中では未だレイはレイのままの様だ。

「・・・ええ」
「なんでそんな事を・・・」
「赤木博士!」
リツコの言葉は途中でゲンドウに遮られた。

「・・・碇君は葛城一尉が起動できなければ乗ると言ったわ。でも葛城一尉は起動できた。碇君を乗せる為には、別な条件が必要と考えただけ。私には他に何もないもの」

「君なら初号機が無くても使徒を殲滅できたのではないのかね」
「冬月!」
シンジが居るため多くを語ろうとは考えていなかった処への冬月の失言である。
ゲンドウは冬月を睨付けた。

「・・・この身体は脆弱過ぎる。それに私の身体は完全ではないわ」
そう言ってレイはゲンドウを睨付けた。

その会話を聞いても動じないシンジにゲンドウ、冬月、リツコは不審感を持った。

「・・・シンジ何を知っている」
「昨夜、綾波に聞いた事だけだよ。綾波がリリスだっけ?だとか、父さんが母さんに会う為だけに周りの全てを利用しているとかかな?」
シンジは笑いながらそう言った。

「「なっ!」」
冬月とリツコが声をあげる。

「・・・レイ、何故話した」
「・・・気に入ったから」
レイはシンジを見て微笑みながらそう言った。

その答えにゲンドウ、冬月、リツコの3人は唖然とする。

「しかし、レイ君は兎も角、シンジ君は訓練しないと拙いのではないかね?」
「・・・私達は乗らないもの」

「「「何?!」」」

「・・・初号機には葛城一尉、零号機には赤木博士が乗れば良いわ」
「な、なんで私が・・・」

「・・・零号機のコアは赤木ナオコ、貴方ならシンクロできるわ」
「なっ!」
リツコはカッと眼を見開いた。

「わ、私は戦闘なんて・・・」
「僕も戦闘なんてやった事ありませんでしたよ」
リツコの拒否する言葉にシンジが畳み掛ける。



シンジとレイは笑いながら二人で歩いていた。

結局、シンジ達は戦闘時にNERVで待機する事で折り合いが付いた。
いずれは乗る事になるだろうが、今はこれで良い。

シンジはクスクスと笑い、レイは微笑みながら歩いている。

住居はレイの所に一緒に住むと言う事になった。
シンジも特に人間的な部屋よりレイの部屋の方が落ち着く気がしている。

学校へは体面上通う事になった。
NERVとして義務教育に行かせないでいると問題があるのだ。
そのためチルドレンとして公にしてしまったレイは中学校に通わさなければならなくなったのだ。

「そうだ、今日は食事を作ろうか?」
「・・・構わないわ」
そう言いつつもレイの顔はパァッと明るくなった。

シンジの料理を食べるのは久しぶりだ。
赤い世界では、食事は取らなかった。
必要なかったのだ。

昨日も何も食べていなかった。
赤い世界での習慣が残っていて、特に食事を取ろうと言う意志が起こらないのだ。

そして久しぶりにシンジとレイは買物をする。
お金を持ってないと思ったが、レイがカードがあるから大丈夫だと言った。

シンジは久しぶりに主夫となり、色々と買ったが、肉類はなかった。
赤い世界に長く居たシンジはレイと同じく血の匂いを食べる気にはなれなかったのだ。
レイの部屋にはテーブルが無かったため、二人分の料理が乗る位の小さなテーブルも買って帰った。

そして作ったものは、新鮮野菜のサラダにポテトサラダ付き、茸パスタとフランスパンを用意した。
レイの部屋には炊飯器など無いためだ。

「いただきます」
「・・・いただきます」

シンジとレイは一口食べて、二人で顔を見合わせてニッコリと微笑んだ。

「やっぱり、こういうのは良いね」
「・・・えぇ美味しいわ」
二人は、久しぶりに食べる食事に感激している。

食事が終り、二人は一緒にシャワーに入る事にした。
昨日とは違い、シンジが優しくレイの着ている物を脱がす。

単純にレイの片手がギプスで一人では着替えに時間が掛かるからだ。
レイも抵抗せず、されるがままに脱がされる。
余りに普通に脱がされたため、レイがほんのり紅く頬を染めた。

「こうやって服を着たり脱いだりするのも新鮮だね」
「・・・そうね」
赤い世界では常に裸だったための感想だ。

シンジがパッパと自分の服を脱ぐと、レイと一緒にシャワーに入る。
昨日と同じ様に、レイを椅子に座らせ温めのお湯で髪を洗ってあげる。

髪を洗い終り、タオルで巻くと、身体を洗い始める。

今日はレイの胸を洗っている所でシンジが後ろからレイのうなじに唇を付けた。
「あっ」

昨日とは違う展開に予期していなかった快感がレイに走る。

シンジはそのまま胸を洗っていた手をレイの股間に這わす。

「んっ」
今日のシンジの愛撫は優しい。
いつもの暴力的な所が無いため、レイの漏らす声も甘い物となった。

片手で胸を揉みながら片手でレイの股間に指を這わす。
同時にレイの唇を吸った。
甘く吸い返すレイ。

シンジはレイを立たせると、壁に手を付けさせ後ろから挿入した。

「うっぅっぅん」

レイの部屋のシャワールームは狭い。
この体勢でしか挿入は難しかった。

ゆっくりと腰をグラインドさせながらレイの胸をもみながら背中に舌を這わせるシンジ。
そして、規則正しい音が、段々早くなっていき、一段と早くなったところでピタッと音が止んだ。

シンジとレイの息は荒くなっている。
レイの股間の収縮を一頻りシンジが感じ取り、シンジの股間が脈打つのをレイが一頻り感じとった後、シンジは再びレイの身体を洗い始める。

「綾波・・・」
「・・・碇君」
身体を洗いながら口付けを交わす二人。

シャワーからあがると、シンジは優しくレイの包帯を巻き直す。
因みにシンジはトランクスを履いているがレイは全裸だ。

そして、二人はそのまま今日は寝る事にした。

「明日は学校だね」
「・・・そうね」

シンジに絡み付き、シンジの胸の上に頭を置いてレイは眠りに付いた。
シンジもレイの頭を撫でていて、いつしか眠りについてしまった。



翌朝、前の日の残りのパンとサラダを朝食として、シンジとレイは学校へ向かった。
しっかりサンドイッチのお弁当も作っている。
レイが未だ、片手ギプスのため、シンジがレイの鞄も持ってあげた。

レイは昨日の夜から今日に掛けてシンジがとても優しいので嬉しかった。
そのため、自然と顔が綻んでいる。
そんなレイを見てシンジも顔が綻ぶのだった。

学校に行く途中、シンジとレイは注目の的となった。
基本的にレイは目立つ。

そして転校以来、人を寄せ付けなかったレイが男子生徒と歩いているのだ。
しかも、その男子生徒のルックスは美男子と言う程ではないが、中性的で柔らかに見える。
この年頃の厳つさを出そうとし背伸びしている男子生徒が多い中、女子生徒からは好感の持てるルックスだった。

しかも、その二人はかなり親密そうに引っ付いている。
それは、恋人同士がイチャイチャと引っ付くのでは無く、長年連れ添ったお互いの事を知り尽くしている様な距離だった。

この年頃の女子生徒の感覚は鋭い。
逆に男子生徒は鈍さと観測的希望を持って見るため、本質を見誤り勝ちだ。

二人を見た女子生徒達は二人を親密な関係と評価し、男子生徒は血縁関係者と評価した。

レイを教室に送り届けた後、シンジは職員室に向かう。
今回は自分で転入の手続きを行ったためだ。

そして例の老教師に連れられ2−Aの教室の前まで来た。

「では合図をしたら入って来てください」
そして、シンジは教室のドアの前に待たされる。

「今日は皆さんに、転校生を、紹介します。入って来なさい。」
シンジはドアを開けて教室に入った。

「碇、シンジです」
目立たない様に、簡潔に名前だけを述べるシンジ。

「それだけですか?じゃあ取り敢えず、あそこの席に座って下さい」
「・・・はい」

男子生徒は余り興味がない。
女子生徒は思い描いていた印象と違うため戸惑っていた。

レイと二人で居る時のシンジの顔は穏やかだ。
しかし、レイと離れていると近寄り難い雰囲気を持っている。

そんなシンジのため、質問責めもなくシンジは席に着くことができた。
老教師の曖昧な指定のため、シンジは何喰わぬ顔でレイの隣の席に座る。

レイに微笑みかけ、レイも微笑み返す。
それを見ていたクラスメート達はどよめくのだった。

「今、綾波さん笑ったよね?」
「私、初めて見た」
「なんで、あんな奴に微笑むんだよぉ」
「う、美しい・・・」
「売れる!売れるぞぉ〜」

ザワザワと教室の中がざわめいているが、老教師はそんな事には頓着せず授業を始めていた。

今回、偶然、トウジの妹を助ける事になったため、トウジも既に学校に出ているが、寝ていた。

そんな中、シンジの端末に見覚えのあるメッセージが届いた。

『碇君があのロボットのパイロットって言うのはホント?Y/N』
振り向いたら、横の方の席の女の子が小さく手を振っていた。

『ロボットって何?』
迷わず返信する。

『とぼけないで。知ってるんだから』
思わず溜め息。

『あれはロボットじゃないらしいよ、因みにパイロットはNERVの作戦課長さん』
『えぇえぇそうなんだぁ、やっぱり子供がパイロットのわけないよねえ』

それでチャットは収まったが、ケンスケだけは納得の行かない顔でシンジを見詰めていた。
昼休みシンジはレイと屋上に移動した。
手を繋いで教室を出て行く二人を見て、女子生徒はやっぱりねと、男子生徒は涙を流していた。

二人は、壁に凭れて並んで座っている。

「お弁当って言う問題があったね、今日は炊飯器とお米を買って帰ろうか」
「・・・そうね」
そう言ってレイは微笑んでシンジを見詰める。

こんな穏やかな時間が流れるとはレイは思っていなかった。
今もシンジは壊れたままである事は解っている。
しかし、この時間が少しでも長く続けば良いとレイは思っていた。



夜の営みは、シンジの気分次第であった。
シンジはレイと共に大人の玩具屋などへ行き、道具を揃えている。

単純にレイと相談するために同行させているだけなのだが、流石に中学生のカップルでは店の主人が難色を示した。
そこはNERVのカードで黙らせる。

「大人の玩具は凄いねぇリリンが産み出した文化の極みだよ」
シンジは友の言葉をもじって言った。

今日はレイを逆さに大の字に吊るし上げ、レイはシンジ自身をくわえている。
シンジが何度か射精しているため、逆さであるレイは鼻から精液を漏らしていた。

シンジは、レイを大人の玩具で遊び、何度も逝かせている。
そしてレイの股間には電動バイブが蠢いており、シンジは肛門から大腸カメラを挿入して遊んでいた。
よく見ると尿道にも細い物が差し込まれている。

「ふぐっん、むぐぅん」
鼻から漏れる精液により鼻がツーンとしレイは涙を漏らしている。

「うーんやっぱり物を食べると糞が出来るね、赤い世界では何も出なかったけど、浣腸でもしてみようか」
そう言うとシンジはイルリガートル式浣腸器で浣腸液をレイのお腹に入れる。
赤い世界では、食事を取る必要もなかったため、レイの穴と言う穴は全て性行為に使われていた。

レイのお腹が妊婦のように膨らむ。
シンジはレイの肛門に肛門拡張器を差し込み栓をする。

「むぐっぅぅう」
シンジは自身をレイの口から抜き取るとしゃがみ込んでレイに尋ねた。

「苦しい?」
レイは力無く頷く。

シンジはレイの戒めを解くと、そこにしゃがませた。
レイの股間の下には透明なボールを置く。

「さぁ全部見せて貰うよ」
「・・・きっと臭いわ」
レイは俯いている。
お腹が苦しいのだった。

シンジはゆっくりとレイの肛門に埋まっている拡張器を引き抜く。
漏れ出す浣腸液。

最初は綺麗な水が出てくる。
勢いよく出ていく液、そのうち段々と水が茶色く濁ってきた。

その間もシンジはレイの股間や胸を摘み上げ弄んでいる。

ドボドボドボッと固形物が出てきた。

「くはっぁ」
「もう終りかい?」
レイは首を横に振る。
まだ残糞感がある様子だ。

「ケンスケでも呼べば喜んでカメラを回すんだろうなぁ」
レイの股間を弄びながらシンジが呟く。

レイはシンジの方を見て切なそうな顔を向けた。

シンジが望むならどんな事でもする。
シンジがそうしたいと言うならケンスケに撮られる事も甘んじる。
しかし、本心ではシンジ以外の者に身体を見せるのも、触らせるのも嫌になっていた。

「ふふ、綾波は僕の物だよ、他の誰にもこの可愛い姿を見せたり触らせたりする気はないよ」
シンジはそう言って微笑んだ。
そしてレイはシンジの膝の上に顔を擦り寄せるのだった。

レイの股間ではモータの駆動音が響いていた。



平和な数週間が過ぎ、今日も周りから見れば初々しい中学生カップル。
その内実は夜な夜な超コアでアブノーマルな性行為を行っているカップルが屋上で昼食を済ませ仲良く昼寝をしていた。

肩を寄せ合って眠っている様に見えるシンジとレイ。
しかしシンジの手はレイの背中を周りスカートの横のジッパーからスカートの中に消えている。
時々、くぐもった声のような物がレイの口から漏れる。
シンジは、レイの股間を弄んでいたのだった。

平和な日常を楽しんでいる処にレイの携帯が鳴り響いた。

「・・・碇君、非常召集」
「じゃぁ取り敢ず行きますか」
シンジは指をクンクンと嗅ぎながらそう言った。
レイはその手を掴むと握って二人で歩き出す。
そしてシンジとレイは校門で待機していた黒塗りの車に乗り込んで行った。

そんな二人をケンスケはジッと眼で追っていた。

そして非常警報が鳴り響く。
ケンスケの眼鏡がキラリと輝いた。



発令所ではメインモニターに使徒が映し出されている。

「司令のいぬ間に、第4の使徒襲来。意外と早かったわね」
「前は15年のブランク。今回はたったの3週間ですからね」
「こっちの都合はおかまいなしか。女性に嫌われるタイプね」

ミサトと日向マコトの会話の間にもディスプレイ上では上陸済みの使徒が森の奥を進み、木々が次々に倒壊していく。
やがて湖の側を通過し、湖面に波が起こる。

山間部からの迎撃が行われているが、使徒はミサイルを難なく跳ね返して進軍している。
「税金の無駄遣いだな」
冬月が呟いた。


「・・シンジ君は?」
「本部に到着しました。ここに向かっています」

「・・・そう」
そして、なんら有効な事が出来ずに、国際連合は退散する事になった。

「委員会からエヴァンゲリオンの出撃要請がきています」
「煩いわね、言われなくても出すわよ!」
そして、バッとジャケットを脱いだミサトは黒と赤でコントラストされたプラグスーツを着ていた。

この数週間、ミサトはシンクロテストを繰り返し、何とか30%代までシンクロを上げる事ができた。
殆ど、並々ならぬリツコとマヤによる調整とプラグスーツの性能向上によるものだが、ミサト自身は本人の努力の結果と思っていた。

「ケイジに行くわ、シンジ君達が来たらリツコの指揮下に入るように言って頂戴」
それだけを告げるとミサトは発令所を颯爽と後にする。

殆どボディラインそのままのプラグスーツ姿を見てマコトは頬を赤らめていた。

そんなミサトを見てリツコは溜息を漏らすのだった。
ミサトはシンジ達、特にレイが命令を聞かない事を知らなかった。

『エヴァンゲリオン初号機発進!』

気合いの入ったミサトの号令と共に強烈なGを受け初号機が地上へと射出される。
そのGはミサトに戦闘への意欲を駆り立て、アドレナリンを増加させるのだった。

対峙する使徒と初号機。 今、ミサトの弐回目の戦闘が始まった。



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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAX の作品です。
拙著は当該作品を元に作成した代物です。
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