第六話
リツコ、心の向こうに


学校の体育の時間、男子は校庭でバスケ、女子はプールだった。

一人で座ってるレイをシンジはじっと見てたが今回はトウジ達に冷やかされる事はなかった。
レイが振り返ったので、シンジが手を振るとレイも小さく振り返した。
その姿にシンジはニッコリと微笑む。
勿論レイも微笑み返している。

そんなシンジの目線を追ってレイに行き着いたケンスケとトウジは溜息をつく。

「なんか、綾波って最近、むちゃくちゃ色っぽいなぁ」
「ああ、なんか艶めかしいよなぁ」
トウジとケンスケがレイを見て頬を赤らめながらそんな事を呟いている。

夜な夜なシンジと情事を繰り返しているレイの身体は、少女のそれから女の曲線へと変っていた。
その身体のラインと、身に付いた感覚はこの年頃の男子には毒とも言える程の色香を漂わすのだった。

シンジは面白くなかった。
レイが誉められるのは嬉しい。
しかしレイに対して下卑た感情で見つめる事が許せなかった。
単なるシンジの独占欲だ。

「なぁ君達、女子の裸を見たくないか?」
「な、何を言うとんねん!転校生」
トウジは持ち前の男気を持ち出して否定する。

「しっ!声が大きいよ、嫌ならいいさ、どうだい相田君?」
ケンスケが断る訳がない。

「も、勿論見たいさ、で、でもいいのか?その、綾波も見えちゃうんじゃ?」
ケンスケが一応シンジに遠慮してそう言った。
勿論ケンスケの本心はレイを一番覗きたいのだが、それぐらいの気配りは持っていた。

「その綾波に手引きして貰うのさ」
シンジはニヤリと笑い、レイの方を向いた。

(・・・碇君があの二人と話しをしている。今回は仲良くはなっていない)
(・・・そう何か企んでいるのね)
(・・・私を玩具にするには碇君が呼び出せば済む)
(・・・覗き?碇君には必要ない)
(・・・どちらにしても早く着替えた方が賢明)

レイはそう結論付けた。
普段から、隠しもせず着替えるレイは皆より早かったのだが、更に早く着替えようと考えたレイは、皆がまだ更衣室に入って来る前に着替え終って更衣室を出た。

「やぁ綾波、相変わらず着替えるのが早いね」
案の定シンジが待ち構えている。

「・・・何?」
シンジの後ろにケンスケとトウジが何やら恥ずかし気に立っているのを見て、レイは怪訝な顔で尋ねる。

「この二人が女子更衣室を覗きたいんだって。どっか穴場ある?」
「・・・こっち」
外からは解り難いが中からだと、どこに穴が空いているかは解る。
そこに外から光りが差し込んだりするからだ。

レイはそこに3人を案内すると
「・・・待ってて」
と言って更衣室の中に入って行った。

そう言う所は普段、中から物を置いて覗けない様にしてあるのだ。
そしてレイは忘れ物を取りに戻る振りをして、その障害物を退けるために更衣室に入ったのだった。

まだ何も見えない穴を二人で取り合いながら息を荒げているケンスケとトウジ。

「あんまり大きな音を立てるとばれちゃうよ」
シンジが警告する。

レイの手により障害物が退けられた。
「おぉぉ〜」
息を殺した感嘆の声を漏らす二人。

女子生徒達は、各々の胸の大きさや形を比べ合っていたのだ。
それに加わっていない女子生徒はタオルを身体に巻いて水着を脱いでいるが、少し低い位置にあるこの穴からは、その生徒が少し屈んだだけでお尻が丸見えだった。

ブラジャーを着けている娘も居る。
少し俯いた姿勢で嵌めると、手を入れて形を整える。
パンツを履こうとしている娘も居た。
足を通し、お尻を覆って行く薄い布。
お尻の食い込みを指で直す。
そんな生々しい姿を見てトウジとケンスケは唾を飲み込んだ。

必死にカメラに納めるケンスケ。
ケンスケの横から必死で覗き込んでいるトウジの眼に委員長、洞木ヒカリの姿が飛び込んで来た。


思わず音を立ててしまうトウジ。
(バカッ)
ケンスケはトウジを詰ったが、その音に気付いたヒカリは穴の方に近付いてくる。
その時、ヒカリの身体を覆っていたタオルが引っかかり落ちた。

周りが女子生徒ばかりなので余り気にせず拾い上げながら穴に近付くヒカリ。
トウジの眼前にヒカリの胸と生えかけの恥毛とその隠しきれていないクレパスが露わになる。
カシャカシャとカメラを回すケンスケ。

「あ、あかん!撮るな!ケンスケ!」
「お、大きな声を出すなよ」

「きゃ〜〜〜〜っ!」
ヒカリの絶叫が木霊した。

既に着替え終った女子生徒がすぐさま周り込んできてトウジとケンスケは逃げる暇がなかった。
シンジとレイはとっくにその場を離れている。

「鈴原ぁ〜〜っ!」
そこに制服を着た委員長が頭から角と湯気を出しながらドカドカとやって来た。

トウジとケンスケは女子生徒から袋叩きにあい、職員室で長い長い説教を喰らう。
袋叩きに合っている時ケンスケが「こ、これは碇と綾波が・・・」と言いかけたが、「綾波さんの序でに私達も覗いたって言うのね!キィーッ!」
と逆に反感を買ってしまい更なる蹴りを喰らうのだった。


その夜、シンジは端末を操作しながら、爆笑していた。

「うわぁケンスケ、皆の写真売ってるよ。目線入れてるけど意味無いねこれは」
そこに映し出されているのは、更衣室で着替える第一中学の女子生徒達。

目線は入っているがクラスメートが見れば一目瞭然で誰か解る。

「うわっ委員長がこれを見たら卒倒しちゃうよ」
それは、壁の穴に向かって来るヒカリの姿だった。
特徴的なお下げに、胸も股間も露わに映っている。

「僕は目線無しの物を頂くとするかな」
シンジはそう言うとケンスケのサーバをハッキングし、画像ファイルを全て取得するのだった。

「うわっこれは売れないな」
それは股間が露わになっていて顔も解る写真や、屈んだ後ろから肛門や性器が露わになっている写真だった。

レイは何をしているかと言うと、シンジの股間に顔を埋めていた。
股には二本のバイブレータが挿入されており、テーブルの足で押さえるようにして各々の足はそのままテーブルの別の足に固定されている。

腕は後ろで一本に縛られ、股間のテーブルの足とは対角線にあるテーブルの足にテーブルの上から引っ張り上げる様にして固定されており身体は上向きに反っている。

つまり俯せの上体で股の間にテーブルの角を挟みそのままテーブルに沿って足を広げ、背筋測定の様に身体を反らした体勢である。

その上体で首だけを動かしベッドに腰掛けるシンジの股間に顔を埋めていたのだ。
胸が強調された格好の為、シンジは足でレイの胸を弄んでいた。

「綾波も酷いね、こんな事に加担して」
そう言ってシンジはレイの髪を掴み股間から顔を上げさせる。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・碇君が望むなら・・・」
レイの息は荒く、眼は虚ろだった。
シンジが望むなら何でもすると言いかけたのだが、その言葉は途中までしか発せられなかった。

そんなレイの唇をシンジは激しく吸う。

「ありがとう」
唇を離したシンジはレイの頭を胸に抱き優しく撫でるとそう言うのだった。
レイはシンジの鼓動を感じながら荒い息を漏らしていた。

シンジはレイの戒めを解くと、ベッドに横にし、優しい愛撫を始める。
シンジとレイはいつもの様に恍惚の行為へと身を委ねていった。



その頃ケイジではリツコが零号機の最終調整を行っていた。
その姿はレイのプラグスーツのサイズを調整しただけの物を身に纏っている。

そこへゲンドウがやってきた。
ゲンドウはリツコの姿に一瞬躊躇するも、リツコの元へと近付く。

「・・・まだ終らないのか」
「後、5分程で終ります」
ゲンドウの目線に自分が身体の線も露わなプラグスーツを着ている事を思い出しリツコは顔を赤らめた。

「・・・司令室で待っている。急げ」
「はい」
それは着替えずにそのまま来いと言う事なのだろう。
ゲンドウはそれだけ言うとその場を後にした。

いそいそと作業を終らせるリツコ。
プラグスーツの上に白衣だけを羽織り司令室へと向かった。

プシュッ

司令室の扉が開かれリツコが中に入る。

ゲンドウはリツコの元へ歩み寄るとリツコの白衣を脱がせた。

「司令・・・」

ゲンドウはプラグスーツの上からリツコの身体をまさぐる。

「あっぁ司令・・・」
胸を揉み上げた時リツコが声を発した。

自らの操作でプラグスーツのフィット機構を解除するリツコ。
ゲンドウはそれに合わせてプラグスーツを脱がせていく。

ゲンドウの机に突っ伏して、お尻を突き出す格好のリツコ。
プラグスーツは太腿までズリ落とされていた。

後ろからリツコのうなじに舌を這わせながら胸を揉み、挿入するゲンドウ。
「あっあぁ司令!」
リツコの声が広く暗い司令室に響く。

パンパンパンと規則的な音と時々リツコの呻く声が漏れる。

一層その音の間隔が短くなり絶頂を極める時、ゲンドウの声が漏れた。
「あぁあぁいいよユイ」

その言葉にカッと眼を見開くリツコ。

と共にゲンドウが果てる。
最後の最後に冷めさせられたリツコは歪んだ顔で司令室を後にした。

「所詮、私は代りなのね・・・」
リツコはそう呟き肩を落として帰路につくのだった。



翌日、シンジとレイが学校に着くとケンスケが女子生徒達に吊るし上げられていた。

シンジは昨夜のうちに、ケンスケのホームページのアドレスをクラスメートの女子全員とメールアドレスを知っている教職員に匿名で送りつけていたのだ。

題名に「2−A相田ケンスケのホームページ」と付けて。

こうしてケンスケはクラスの女子生徒達から総スカンを喰らうのだった。
そしてケンスケが校長室に呼び出しを受けた。
正義感溢れる教師のお陰で、警察沙汰になったのだ。

覗きまでなら可愛い物だったのだが、それを写真に撮って売ったと言う事が問題視され、父親の圧力でなんとか鑑別所行きは免れたが保護観察処分となってしまい、カメラの類は所持を許されず、自宅のサーバ内のハードディスク等は証拠として没収されてしまった。
その中には、今回の更衣室だけではなく、体育時間前後の着替えを望遠で撮ったらしき物や、スカートが捲れている写真等も多数存在したため、ケンスケに言い逃れる術はなかった。

その時ケンスケはシンジやレイの手引きだったと訴えたのだが、警察側は問題視しているのは盗撮と販売であったため、その事は歯牙にも掛けなかったし、一緒に覗いていたトウジには何のお咎めもなかったのである。
その中にレイの名前が出てきた事から警察側からは、いかがわしい写真で脅したのではないかと言う疑惑まで持ち上がっていたのだ。


ケンスケが校長室に呼び出され、そのまま警察に連れて行かれる所を見ていたトウジはその後、シンジを呼び出した。

「何?」
「おまえのせいでケンスケが警察に連れて行かれたやないか!」
トウジが激怒している。

「それは違うんじゃない?覗いたのは君達だし、ケンスケは盗撮した物を販売していたから連れて行かれたんだろ?」
「おまえが唆せへんかったらこんな事にはならんかったんじゃ!」
そう言ってトウジはシンジに殴りかかって来た。

シンジは軽くあしらってトウジを気絶させると、近くの柱に縛りつけニヤリと笑う。

「君はどうしても自分の失敗を僕のせいにしたいみたいだね。そんな君に僕からプレゼントをあげるよ」
シンジはそう言うとその場を去り、そして委員長洞木ヒカリを連れて来た。

トウジの姿を見て驚くヒカリ。
「どうしてこんな事を?・・・」

「彼は相田君が警察に連れて行かれたのは僕のせいだって言って殴りかかってきたんだ」
「そんな・・・」

「洞木さんも彼に覗かれたんでしょ?僕もあのホームページは見たよ」
シンジの言葉にヒカリは頬を真っ赤に染める。

「洞木さんは彼をどうしたい?殴りたい?助けたい?」
「え?」
ヒカリはシンジの意図が掴み取れなかった。

「取り敢ず、君と同じように下半身丸出しにして写真でも撮ってあげようか」
そう言うとシンジはトウジのジャージをパンツ毎ずらして、下半身を露わにする。

「きゃっ!」
小さな悲鳴と共にヒカリは眼を手で覆うがその手は指が開いている。

パシャパシャとシンジはデジカメでトウジを撮る。

「か、可哀想だから許してあげて」
ヒカリはそう言った。

「うーん、僕は人に変な言い掛かりを付けて有無を言わせず殴りかかってきた彼を許す気にはなれないんだけど、洞木さんがそう言うなら僕が受けた暴力だけを返す事にするよ」
そう言うとシンジはボコボコとトウジを蹴り出した。

「ぐはっ!」
「うげっ!」
気絶していたトウジは眼を醒ます。

「止めて!」
ヒカリはトウジに覆い被さり庇った。

「い、委員長・・・」
トウジは自分に抱きついているのがヒカリだと認識する。

「そんな所に居ると洞木さんも痛い思いをするよ」
「どうして、こんな事を・・・」

「だから彼は僕に言い掛かりを付けて突然殴り掛かってきたんだよ」
「それは、お前のせいでケンスケが警察に連れて行かれる事になったからや!」

「ほらね?」
「鈴原、それはどう言う事なの?」

「この転校生が女子更衣室を覗きに行かへんかって誘ったんや」
「でも、あの場所に碇君はいなかったわ」

「そ、それは・・・」
「確かに僕は覗きに行かないかとは言ったけどね。でも盗撮してそれを売ろうなんて言ってないよ。僕は覗いていないし」

「鈴原・・・」
「ぐっ」
トウジは理詰めに弱い。
だからすぐ手が出るのだが、今は縛られていてその手も出せない。
自分の下半身が露わになっている事にも気がついていなかった。

「と言う事で、洞木さん退いてくれるかな?」
「解ったわ、私を殴って」
「委員長・・・」
シンジはニヤリと笑った。

「それは僕には出来ないな、洞木さんには恨みはないし・・・」
「私が鈴原の代りになるわ」

うーーんとシンジは考え込んだ。
ヒカリは、はっきり言って、こう言えばシンジが殴るのを諦めるだろうと言う打算の元に言っている。
確かにトウジを助けたいと言う気持ちはあるのだが、まさか自分を殴るとは思っていないのだった。

「じゃぁさ、洞木さん鈴原君の筆降ろしをやってあげてよ、今、ここで」
「「へ?」」
一瞬、トウジもヒカリも何を言われたのか解らなかった。

「僕は殴りたいけど洞木さんは鈴原君が殴られるなら自分が殴られたい、でも僕は洞木さんを殴れない、だから代りに洞木さんが鈴原君をここで筆降ろししてくれたら僕は引き下がるよ」
「な、な、なんでわいが筆降ろしされなあかんねん」
トウジは真っ赤になっている。

「ふ、筆降ろしって・・・」
ヒカリは頬を両手で押さえてイヤンイヤンとしている。

これにはシンジも冷や汗を流した。

「どう洞木さん?嫌なら他の方法を考えるけど?うーん屋上からバンジージャンプでもさせようかなぁ」
「わ、わかったわ」
「い、委員長?」

「でもカメラには撮らないで」
「いいよ、じゃぁその代りもう一人証人を付けるよ」
「だ、誰?」

「綾波」
シンジが呼ぶとレイが入って来た。

「綾波さん・・・」
レイは無表情に二人を見ている。

「それじゃ始めて」
シンジはそう言って二人の前に座りレイを隣に座らせた。

どうしていいのか解らず、オドオドとするヒカリ。

「まず服を脱がないとどうしようもないよ」
「い、委員長止めるんや」
トウジの声がヒカリの心を押す。

制服のリボンを解き、ジャンパースカートを降ろすヒカリ。
白い無地のパンティで覆われたお尻がトウジの眼に飛び込んで来た。
目の前の光景にトウジは勃起してしまう。

ブラウスのボタンを外し、やはり無地のブラジャーが露わになる。
そこでヒカリの手は止まってしまった。

「鈴原君、勃起してるね」
ぱっと振り返るヒカリの眼に勃起したトウジの逸物が眼に入った。

「きゃっ」
と言ってしゃがみ込むヒカリ。

「もうええやろ転校生!これで勘弁してやってくれ」
「それは洞木さんが決める事さ、僕はいつ止めてくれても構わない。僕の要求が受け入れなければ君を痛めつけて僕の気を晴らすだけだからね」

それを聞いたヒカリはキッとシンジを睨付けるとブラジャーに手を掛けた。
露わになる小振りな胸。
そして躊躇しながらパンティに手を掛ける。

レイの下着は安物のパンツと言う感じだが、ヒカリのそれは同じ白で無地でもパンティと言う感じの物だった。

ゆっくりと降ろすその姿を後ろから見ているトウジにはヒカリのお尻が露わになる。
片足をパンティから抜いたその時にはトウジの眼にはヒカリの肛門と大陰唇がはっきりと確認できた。
漸く全てを脱ぎ終り、股間と胸を手で隠しながら、次ぎはどうすれば良いのか戸惑っている。

「綾波、洞木さんの準備をしてあげて」
レイは漸く自分が呼ばれた意図が解った。

コクリと頷くとレイはヒカリの後ろから胸を揉みほぐし、股間を優しく撫で潤ます。
「あっ綾波さん!」

「・・・準備しないと痛いだけだわ」
レイはそう言うとヒカリの乳首を舐め、指で敏感な所をまさぐり潤ませる。

「あっそんなっ!うっ」
レイの指と舌の攻撃に濡れてしまうヒカリ。

「・・・そろそろいいわ」
レイはそう言うと眼が虚ろになっているヒカリをトウジの股間に跨らせる。
身体はシンジの方を向けたまま、手でトウジの逸物をヒカリの股間に誘う。

「うっ!」
「い、委員長!」

「ぐぅっ!」
ヒカリはここまで来れば止まらなかった。
自分で腰を落としトウジの逸物を受け入れる。

「あっ痛いっ!」
「くっ!」
処女の膣に押し込められ引き千切れる様な感触を受けるトウジ。
ヒカリは痛みのためトウジの足を掴む形で項垂れている。

トウジからはヒカリの肛門と結合部がはっきりと見えていた。

「・・・動かないと終らないわ」
痛みに耐えじっとしているヒカリにレイが教える。

「う、動くってどうやって?」
レイは、ヒカリをトウジの方に向く様に回転させる。

「ひっ!」
「ぐぅっ!」
その捻れる感触に声を漏らす二人。
レイはヒカリの腰を掴み上下左右に動かした。

「うぅっ!」
「あぁっ!」
ヒカリとトウジが同時に呻く。

「綾波、もういいよ、後は自分達でやってもらおう」
コクリとレイは頷くとシンジの横にピトッと座った。

「洞木さん、後はトウジが射精したら終りだよ、頑張って」
シンジは下卑た声援を送った。

ヒカリはレイに教えられ動きを自分でやろうと必死に腰を動かす。
身体が不安定な為、トウジに抱きついていた。
今度はシンジ達の方からヒカリの結合部と肛門がはっきりと確認できる。

トウジはそんな健気なヒカリの動作にもう耐えられなかった。

「あ、あかん!出てまう!」
「あっ!」
トウジが射精し、それをヒカリは子宮で感じた。
ヒカリは股間の痛みとは別に女の喜びを知ってしまった。

トウジとヒカリは長い間抱き合ったままだった。
トウジは縛られているためヒカリが抱きついているだけだったが。

シンジとレイはもうその場には居ない。

「すまん、委員長」
「私は鈴原の事が好き。だからいいの」
「委員長・・・」

二人はこの後付合う事になるが、この事件が原因でトウジは縛られないと勃起しなく成ってしまっていた。
またヒカリはレイにされた愛撫が忘れられなくなっていたのだった。



零号機が実験場内に配置されリツコが乗り込んでいる。
シンジとレイももしもの時のためにと呼び出されていた。

「これより、零号機再起動実験を行う」
ゲンドウが声高らかに宣言した。

「赤木博士、準備は良いか?」
何時もとは打って変わった優しげな声でゲンドウが尋ねる。

『・・・はい』
しかしリツコは抑揚のない声で返事をする。

そんな事には頓着せずゲンドウが指示を出した。
「・・・実験開始」


「第1次接続開始、主電源接続」
「稼動電圧臨界点を突破」
「フェイズ2に移行」
「パイロット零号機と接続開始、パルス及びハーモニクス正常、シンクロ問題無し」
「オールナーブリンク終了」
「絶対境界線まで後2.5」
「1.7」
「1.2」
「1.0」
「0.7」
「0.4」
「0.2」

「絶対境界線突破します」
「零号機起動しました」

「「「おぉ〜」」」
オペレータ達の感嘆の声が漏れる。

前回はレイでこの起動実験が失敗していたのだ。
ミサトに引き続き大人で起動できた事実は職員達の子供を戦場に出さなければならないと言う罪悪感を消しさるには充分だった。

『引き続き連動試験に入ります』
(母さん、そこに居たのね・・・)
リツコは母を感じ、実験の継続を告げた。

そんな傍ら、冬月が電話を取る。
「そうか、分かった」

電話を切った冬月がゲンドウに告げた。
「未確認飛行物体がここに接近中だ。恐らく使徒だな」

「テスト中断、総員第一種警戒体制」
すかさず使徒迎撃の指示を出すゲンドウ。

「零号機はこのまま使わないのか?」
「未だ、戦闘には耐えん。初号機を使う」

「初号機380秒で出撃できます」
「良し、出撃だ」
ゲンドウは何もリツコを庇った訳ではなかった。
零号機は装甲も戦闘用ではない。
加えてミサトが戦闘に出るに際し、リツコまで出るのは発令所として指揮上不安だったのだった。

「赤木博士、起動は成功した。戻れ」
『・・・はい』
リツコはそのゲンドウの言葉にも嫌悪を感じていた。

(何故かしらね、もうあの人の声を聞いても嬉しくない)
リツコはそんな事を考えていた。



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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAX の作品です。
拙著は当該作品を元に作成した代物です。
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