第拾参話
奇跡とは


ミサトが鏡の前に立っている。
そこに映し出されるのは、豊満な胸の下にある、大きすぎる傷跡。

ミサトはそれを真剣な顔で撫でた後、フロントホックのブラを装着した。
ミサトには珍しく今日は、上下白の下着だ。

ミサトは手をブラの中に入れ、豊満な胸を更に形よく整える。
そして、そのまま溜息を吐き、また傷跡を一撫でした。

南極・・・

ミサトの傷跡が物語るセカンドインパクトと呼んでいるカタストロフの、地球人類が完全に瓦解の憂き目にあった史上最初の災厄の、実存していた証。

そして、その災厄の真っ直中に居て唯一の生き残り、葛城ミサト。
その脳裏には、傷付いた父親が脱出ポッドに自分を入れてくれた事しか残っていない。

自分は何のためにあそこに居たのか。
周りは研究員ばかりであった。

そう、今のチルドレンと呼ばれる者達の様に大人の中に居た唯一人14歳の子供。

そして、父の仇と思っていた使徒。
しかし、その使徒をエヴァに乗って自分で倒しても何の充実感も得られなかった。
寧ろ、チルドレン達を後ろで指揮し、その歯痒さに喚いている方が充実しているように感じる。
何かがおかしい。
ミサトはそう感じていた。

しかし、それは魂の持つ記憶の違和感。
前回と違う行動に感じる違和感でしかなかった。
そして、チルドレン達の後ろでただ喚くだけの自分。
そこに感じている充実感は、前回と同じであるがために感じる物であり本来の充実感と呼べる物とはほど遠い物であった。

ミサトがそんな思いを描いている中、同じように充実感と勘違いしている2人が南極に居た。



「いかなる生命の存在も許さない死の世界、南極。いや、地獄と呼ぶべきかな」

数隻の艦隊の、扇状の陣形の中心に位置する大型巡洋艦、その甲板に設置されているガラス張りの観測室。

冬月はそこから目の前に広がる巨大な「死」を見つめ、後ろにいるゲンドウへと振り返らずに言った。

「だが、我々人類はこうしてここに立っている。生物として、生きたままな」
後ろ手に手を組んで、やはり窓外の光景を見つめているゲンドウ。

「科学の力で守られているからな」
「科学は人の力だよ」

「その傲慢が、15年前の悲劇を生み出したと言う事を忘れたのか?その結果がこれだ、与えられた罰にしては余りにも大き過ぎる」
「ここは、世界で最も浄化された世界だよ。唯一人間の原罪から解放された世界なのだ。」

「俺は、罪に塗れていたとしても、人が生きている世界を望むよ。」
そうして初めて後ろを振り返る。

ただし、後ろにいるゲンドウではなく、その遙か後方に位置する空母の甲板上にあるロンギヌスの槍と呼ばれたものを透かし見るかのように。

「「・・・・・」」

静寂が観測室の二人に、再び訪れる。
この2人もまた、間違った充実感により自分達のシナリオが順調だと誤認していた。

『報告します。ネルフ本部より入電。インド洋上空衛星軌道上に使徒、発見』

ゲンドウの口元がニヤリと歪む。



発令所は使徒の情報収集に慌ただしかった。

「インド洋上空、衛星軌道上に使徒発見!」
「2分前に突然現われました」

「目標を映像で捕捉」
画面に映し出された使徒の大きさに発令所内に驚きの声が上がる。

「こりゃ凄い・・・」
「常識を疑うわね」

ガシャンと言う音と共に突然使徒の映像を送っていた衛星が破壊され、画面はノイズだけになった。

「ATフィールド?」
「新しい使い方ね」

まだ時間があると踏んでいるのか、現状では攻撃方法がないからなのか、リツコは落ちついてミサトの質問に答える。

「で、どうするの?今の責任者はあなたよ」
「マギの判断は?」

「マギ・システムは全会一致で撤退を推奨しています」
そう報告するマヤの表情も、心なしか曇っている。

「日本政府各省に通達、ネルフ権限における特別宣言D−17、半径50Km以内の全市民はただちに避難。松代にはMAGIのバックアップを頼んで」

「ここを放棄するんですか?」
「いいえ、ただ皆で危ない橋を渡る事はないわ」



全開にされた蛇口から一杯に注がれ、洗面台に満ちあふれる水。飛沫さえ飛び、あたりを水に濡らしている。

鏡に映る、ミサト。
赤いジャケット、その下に黒のタイトなワンピース。胸には銀のロザリオが蛍光灯の光を受け、鈍く輝いている。
鏡に映る自分を凛と見つめ、これから戦いに挑む将のように、ミサトは気合いを入れていた。

「やるの?本気で?」
使徒をエヴァの手で受けとめると言うミサトの作戦を聞いて、リツコは眉をしかめた。

「ええ、そうよ」
「あなたの勝手な判断でエヴァを3体とも捨てる気?勝算は0.00001%、万に一つも無いのよ」

「ゼロでは無いわ。エヴァに賭けるだけよ」
「エヴァに?奇跡にでしょ?」

「使徒殲滅は私の仕事ですもの」
「仕事?笑わせるわね。自分のためでしょ?あなたの使徒への復讐は」

「・・・・・」
リツコの言葉に返す言葉はミサトには無かった。

ミサト自身、間違った選択だと思っていた。
しかし、何かがこれでいいと感じさせるのだ。



「ふ〜ん、手で受け止めるんだ」
作戦を聞いたアスカは余り驚いた様子もなかった。

「そう、落下予測値点にエヴァを配置、ATフィールド最大であなた達が直接、使徒を受けとめるのよ」

「使徒がコースを大きく外れたら?」
「その時はアウトね」

「機体が衝撃に耐えられなかったら?」
「その時もアウト」

「勝算は?」
「神のみぞ知る、と言ったところかしら・・・」

「上手く行ったら奇跡ですね」
「奇跡ってのは起こしてこそ初めて価値が出るのよ」

「つまりなんとかして見せろって事?」
アスカはミサトの方に向き直った。

「すまないけど、他に方法が無いの、この作戦は」
「作戦と言えるの?これが!」

「ほんと、言えないわね?・・・だから嫌なら辞退できるわ」

「辞退したら葛城さんが乗るつもりですか?」
「ええ、そうよ」

シンジはそれもいいかな?等と考えていたが、わざわざ賭けをする事もないと思いとどまった。
マナ達は避難していないのだ。
折角見つけた玩具を失う気にはなれないなとシンジはこの作戦に乗る事にした。

「一応規則だと遺書を書く事になってるけど、どうする?」

「別にいいわ、そんなつもりないもの」
「・・・わたしもいい、必要ないもの」
「僕も要りません」

「すまないわね、終わったらみんなにステーキ奢るから」
「ほんと!?」
アスカは嬉しそうに声を上げる。

「それより、終ったらすぐ帰して貰えますか?またリツコさんに尋問されると思うと・・・」
「解ったわ。約束する」



そして使徒は初号機にあっけなく受け止められて殲滅される。
勝算0.00001%がまるで嘘のように。

早々に帰ったシンジはマナを呼び出した。

レイは既に裸でベッドに大の字の形で縛り付けてある。

ピンポーンと呼び鈴がなり、レイがピクッと反応した。

「こんばんは♪」
相変わらず元気なマナである。

デニムのミニスカートに黒いタンクトップの上に薄いシースルーのカーディガンを羽織っている。
「お邪魔します♪」
シンジが扉を開けると、一礼して中に入るマナ。

「わぁぉレイお姉様大胆♪」
レイは少し頬を染めたが無表情のままだった。

「今日は、ハンデだよ。今日は綾波が動けないから、顔の上に跨ってあげてね」
「はぁい♪」
マナは軽く返事をするとサッサと衣服を脱ぐ。

今日の下着は白のシルクで上下お揃いの様だ。
下着も躊躇なく脱ぎさるとレイの顔を跨ぐ。

「あん♪レイ姉様、フライング!」
「・・・貴女が押しつけただけ」
いつもの様に抑揚のない鈴を鳴らす様な声でレイが淡々と事実を述べるが、今の格好では迫力がない。

「じゃぁ霧島マナいきまぁす♪」
そう言うとレイの股間に顔を埋め、手は胸や腰周りからあらゆる処を責め始めた。

「・・・くっ」
レイは先制されるも自由になる舌のみを使ってマナを責める。

「いつもの様に先に逝った方はお仕置きだからね」
「ばいびょうばい」
マナは舌を這いずり廻しながらも返事をする。

シンジは、そんな2人を腰掛けてじっくりと観戦していた。

レイを自由にさせるとマナはあっと言う間に逝ってしまうため、序々にハンデを着けて行ったのだが、今ではこの状態だ。
それでもマナが勝った試しは無い。

「・・・ぐぅっ」
しかし、今日はマナもかなり押している様だ。
レイの腰が時々浮き上がっている。

レイは舌一本のためどうしても責めが単調になってしまう。
しかし、マナは全身自由なため全身で責めている。
既に指はレイの肛門と膣に埋もれており、舌はクリトリスを重点的に責めていた。
空いている手で腰や、胸も満遍なく責めている。

レイは舌でマナの肛門、膣、Gスポット、クリトリスと凄まじい早さで責めていた。

「あっ!そこは駄目ですレイ姉様!」
突然マナが叫んだ。

「あぁぁぁっ!」
マナが仰け反り眼を瞑り、何かに耐えている。

ここまで来るとあと一息でマナは堕ちる。
レイも最後の詰めに入った。

「あぐっ!」
マナが力尽きレイの上に突っ伏した。

既に2人は汗まみれだ。

「今日も綾波の勝ちみたいだね」
シンジはそう言いながらレイの縄を解く。

そして代りにマナを縛りあげた。
ベッドの頭に手を両端に広げた形で、足も同じ様にそこに縛った。
手で足首を持って大きく開いている様な形だ。

「まだピクピクしてるね」
シンジはマナの開いた大陰唇の中を覗いて言う。

綺麗に剃られたマナのそこは隠す物もなく、さらけ出されている。

「今日のお仕置きはこれだよ」
シンジはシンジの腕程もあるような張り型を出した。

「そ、そんなの入りません」
「やってみないと解らないよ」
マナの懇願も意味無くシンジはそれをマナ自身の愛液で濡らすと、マナの肛門にゆっくりと差し込む。

「あっあぁぁ」
「力を抜かないと痛いよ」

「んぅぅっ」
雁の部分が入った処でレイを抱き寄せた。

「綾波も入れてみる?」
「・・・碇君が望むなら」

レイはそう言うとマナに入っている反対側を自分の肛門にあてがい、ゆっくりと入れる。
「あっ!レイ姉様!」
レイの中に入れようとレイが体重を掛けるとマナにもめり込んでいく。

レイはマナに座る様な形で体重を掛けていった。
「・・・い、碇君」

レイは切なそうな顔でシンジを見た。

「そうだね勝ったんだからご褒美をあげないとね」
シンジはそう言うとレイを優しく抱き、口付けをすると胸を揉んだ。

「・・・うっ」
「ぐぅっ!」
その動作にレイの膝の力が少し抜けお尻が下がる。

同時にマナの肛門とレイの肛門に繋がれた張り型が両方にめり込む。

そしてシンジはそのままレイを抱き締めると挿入した。
「・・・うぐっ」

「うぁぁっ!」
マナが居るとかなり賑やかだ。

シンジの腰の動きに合わせて、上下するレイのお尻。
それに合わせてマナとレイの肛門の張り型が動く。

しかし、レイに向けての愛情のATフィールドがマナをも侵食し、マナも恍惚の表情となる。
激しくなるシンジの腰の動きに合わせて、大きくなるマナの声。
レイは時折くぐもった声を発する。

一層、シンジの腰の動きが激しくなり、そして止まった時、レイはシンジにしがみついていた。

シンジの脈動がレイの膣に伝わり、肛門にめり込んだ張り型がそれを一層、際だたせる。
そして、マナは肛門にめり込んでいる張り型から、シンジの脈動が伝わって来ていた。

レイを横に寝かせ、マナの肛門から張り型を抜く。
ポッカリと開いたマナの肛門。

シンジはマナの縄を解くと、抱き寄せ、優しく口付けをした。
貪りつくマナ。

今日のシンジは虐待モードではないらしい。

その後シンジは、レイの後ろとマナの両方の穴に射精するまで、3人の宴は続けられる。
その夜、シンジはレイとマナに挟まれ眠りについた。



「ふぅ・・・あの子達は一体なんなのかしら・・・」
リツコはディスプレイに映るデータを見て溜息を吐いた。

そこに映るのは、使徒殲滅時のシンクロ率。
シンジ、レイは疎かアスカでさえ100%を超えているのだ。

自分とミサトでは40%も出れば高い方だ。
確かに、大人ではシンクロしないと言われていたのだ。
それを考えれば、この差はあって然るべきなのかも知れない。
しかし、高すぎるのだ。
問い質したい処だが、ミサトが約束したためシンジとレイは早々に帰ってしまった。

アスカも、何で自分だけと便乗して帰ってしまったのだ。

そして、そのシンクロ率を入れてMAGIで再計算しても勝率は、3つ程桁が上がっただけだった。
つまり0.001%。
やはり万に一つも勝ち目はない。

それなのに、容易く勝ってしまった。

「何か他に重大な要因を忘れているのかしら・・・」
そう口にしてから首を振り、その考えを追い払った。

レイが受け止めたならリツコも納得しただろう。
リリスとして覚醒しているレイなら、それもあり得る話だ。
しかし、受け止めたのは初号機。

そして、3人共殆ど変らない高シンクロ率。
ダミープラグの開発も頓挫し、エヴァもそれ程、壊れない今、リツコはデータ解析に費やす時間が結構あるのだ。



翌日、学校にはケンスケが登校していた。

アスカはケンスケを見てある事を思い出した。

(そっかぁ今回はミサトの昇進祝いやってなかったわね・・・)

しかし、今回はシンジ達はそんな物に参加しないだろう。
ケンスケにしても、ミサトと繋がりがあるわけではない。
と言う事はトウジも来ない。

(しかたないわね、ケーキでも買って帰ってやるか・・・)

アスカがそんな事を考えていると、ムサシとケイタがやって来た。

「あら?今日は麗しの戦自女は一緒じゃないのね」
アスカがそう言った途端、ムサシがアスカの首を掴み上げる。

「ぐっ!何すんのよ!」
「どこでそれを聞いた」

アスカがいくら戦闘訓練を受けているとは言え、ムサシも戦自で本格的に受けている。
体格の差でアスカに勝ち目はなかった。

「離しなさいよ!」
アスカは自分の失言に気付かず、自分に対する暴力に憤慨している。

そこへシンジ、レイとマナが入ってきた。

「ふん!麗しの戦自女もシンジに取られて、何にもできないくせに!」
その言葉が発せられると共にムサシはアスカを投げ飛ばした。

「本当の事言われて焼き餅?!」
盛大に投げ飛ばされたアスカだが何とか受け身を取り、悪態を付く。
更に殴り掛かろうとしたムサシをシンジが止めた。

「シンジ、何でこいつが知ってる?!」
知ってるのはシンジしか居ないはずだ。
ムサシはシンジが喋ったと思った。

「話すと長くなるけどね、それより、アスカ?次は無いって言ったはずだよ」
「な、何がよ、あんた達に何にもしてないじゃない!」

「マナは君の知ってるマナじゃない」
「あっ!」
アスカはやっと自分の迂闊さに気が付いた。

「そして君のせいでムサシ達に要らぬ疑いを掛けられてしまったようだ」
アスカは尻餅を付いたままガタガタと震えだす。

その時予鈴が鳴った。

「後できっちり責任は取って貰うからね」
シンジはそう言うと席に着く。

シンジとアスカの遣り取りから、なんとか平静を取り戻したムサシ達も席についた。

震えていたアスカは席に戻ると鞄を持って、そのまま教室を走って出て行った。



放課後、シンジ達はマナ達の家に集まっていた。

平静を取り戻した物の、やはり冷静に考えてもシンジかレイが喋らない限り知っている人間は居ないはずだと結論付けたムサシが詰め寄ったため、
「君達には、知らない方が幸せだったと思うんだけど、ここじゃまずいんで今日、説明しに行くよ」
とシンジが言ったためだ。

アスカは、教室には戻ってこなかった。

「さて、どうしようかな?話しても信じられないと思うし、君達には辛い記憶だよ?それだけは覚悟しておいてね」
「構わん!俺達の過去は辛い物しかない」
ムサシは、シンジの言った記憶と言う言葉を自分達の過去に纏わるものだと思った。
ある意味、正しいのだが、それはムサシの考えの及ぶところでは無かった。

「そう?じゃぁ」
シンジはそう言うとムサシの胸に手を当てた。

「ぐわぁ〜!な、なんだこれは?!」
「「ムサシ!」」
ムサシの胸にめり込んだシンジの手を見てマナとケイタが叫ぶ。

「君達にも教えてあげるよ」
シンジはそう言うとマナとケイタの胸にも手を当てる。

「きゃぁ〜!」
「ぐわぁ〜!」

その行為を受けるのは一瞬だが、情報量の多さに皆、固まっている。
蘇る魂の記憶。

そこには、トライデントを駆り出し戦自を脱走するムサシとケイタ。
禿げ親父に遂にムサシ達を助けたければと強制的にスパイにされ第一中学校でシンジに近付くマナ。

シンジに抱きつき侵入するNERV。
芦ノ湖でのデート。
芦ノ湖に潜むムサシ。
病院で集中治療を受けるケイタ。

檻に入れられ囮にされるマナ。
それを掴むトライデント。
操縦するムサシ。
迫るN2爆弾。

「いや〜っ!!」
「「マナ!!」」
錯乱するマナをムサシとケイタが抱きしめる。

「な、なんなの?!これは?!」
マナがいち早く正気を取り戻し叫んだ。

「それが、アスカの知っている君達だよ」
シンジは心配そうに見ているレイの頭を撫でながら答える。

「シ、シンジ、お前、一体何者なんだ?」
ケイタがあまりの非現実さにシンジの異常性を問い質した。

「僕はサードインパクトの後、独りぼっちになってね、それで時を戻したんだよ」
「「「時を戻した?!」」」
あまりの荒唐無稽な話しにマナ、ムサシ、ケイタは揃って声をあげた。

「あたし、シンジ様とファーストキスしてたんだ・・・」
マナは独りで遠い世界に行ってしまったようだ。

「俺達は死んでたのか・・・」
ムサシがポツリと呟く。

「まぁアスカが言った『戦自女』ぐらいじゃ、周りはマナの普段の格好がミリタリー調なんだろうぐらいしか思わないと思うけどね」
「確かにそうだな、俺も頭に血が上ってた」
ムサシがポリポリと頭を掻きながら言った。

「じゃ、じゃぁシンジ様って神様?」
マナが眼をうるうるさせて聞いてくる。

「もし神様なら邪神もいいとこだろ?」
ムサシが悪態を吐く。

「どうだろうね?時を戻すのにかなり力は使っちゃったけど、まだ人外なのは確かかな」
そう言ってシンジは苦笑した。

レイはそんなシンジに寄り添っている。

「でも、私達を助けてくれたのは変わりないわ」
「僕は玩具を手に入れただけだよ」
シンジはそう言ったが、マナ、ムサシ、ケイタはシンジに対し今まで以上に感謝の気持ちを抱いたのだった。

「これこそ、本当の奇跡ね」
マナがシンジを見る眼は、今まで以上に情が籠っていた。



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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAX の作品です。
拙著は当該作品を元に作成した代物です。
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