これで終わるかも


僕の本当の名前は、碇シンジ。ここでは、単に「シンジ」と名乗っている。
僕が気がついたのは、やけに空気が澄んでいる平原だった。草の上で目を覚ました僕は、呆然とした。
僕は、アスカの首を締めてからの記憶がない。いや、それが最後だったのかも知れない。
周りは、見渡す限りの平原で、遠くに山が見えるが青々としている。空は澄み渡っており、あの赤い世界とは正反対だ。
僕は、立ち上がった途端、しゃがみ込んだ。何も着ていなかったのだ。
僕は、もう一度周りを見回して、近くに生えている一本の大きな木の根元へと移動した。

「何なんだよ?ここは何処なんだろう?」
「ここは、アースガルズの中心。イザヴェル平原だ」

行き成り、木が喋ったのかと思ったが、太い木の幹の反対側に人が居たようだ。

「ひっ!」
「追い剥ぎにでも襲われたか?これを着ておけ。」

そう言って、木の幹の反対側に居た人が、僕に服らしき物を渡してくれた。
手触りは皮、頭からすっぽり被るようで、袖とかは無い。なんかワンピースのミニスカートみたいで恥ずかしい。
僕に、それを渡してくれた人も同じような者を着ていて、腰にベルトを巻いて、剣?をぶら下げていた。
良く見ると、胸が膨らんでいるから女の人なのだろう。白い太ももにはベルトを巻いて短剣を挿している。
真っ赤な髪の毛は幻想的で、目は睫毛が長く切れ長で、鼻筋も通っており、よくよく見ればとても美人だった。

「名前は?」
「あ、えっと、碇シンジと言います。」

「長い名前だな?俺は、ヘイムダル。ダルと呼んでくれ。お前は、シンジで良いな?」
「あ、うん」

「それで、お前はどこから来たんだ?この辺りの村か?近いなら送って行ってやるぞ?」
「いや、僕は、ここが何処かも解らなくて」

「なんだ?迷ったのか?こんな見晴らしの良いところで、不思議な奴だなぁ」
「ごめんなさい」

「別に謝る必要はない。それでどうする?近くの村まで送ってやろうか?」
「あの、お姉さんは、何をしているのですか?」

僕より年上だと思ったから、お姉さんと呼んだのだが、ダルは、キョトンとした顔をして、暫くすると笑いだした。

「な、何か可笑しい事を言いました?」
「いやいや、別に構わないのだがな。お姉さんと言うことは女と認めてくれたんだなと思ってな」

「だって綺麗だし、女の人…ですよね?」
「綺麗?私がか?」

そう言ってダルは、今度は転げ回って笑い出した。
転げ回っている時に、褌のような下着が見えた。
くっきり筋まで入っていて、お尻はTバックの下着のようになっていて、少し赤面してしまう。

「いや、すまんすまん。俺にそんな事を言ったのはシンジが初めてだ。あぁ〜笑わして貰ったぞ。それで俺が何をしているかだったな?」
「うん」

「俺は、見ての通り、旅の冒険者で、アルフヘイムへ向かう途中だ」
「そうですか…」

僕は、ダルの言ってる内容が半分も理解出来なかったので、ここは、あの世界とは全く違う世界なんだと思った。
夢かもしれないと、こっそり、太腿を抓ったりしたのだが、結構痛かった。
つまり、僕は、この訳の解らない世界でこれから生きていかなければいけないのだろうと、朧気ながら感じていた。

「何だ?お前家族は?」
「居ないと思います」

「思いますって、不思議な奴だなぁ。まぁ、ここで会ったのも何かの縁だろう。一緒に来るか?」
「良いんですか?」

「その調子じゃ食物も取れなさそうだからな。まぁ俺は気楽な一人旅だ、気にしないで良いぞ」
「そ、それじゃお願いします。ダルさん」

「ダルさん?くっくっく、これ以上笑わさないでくれ。ダルで構わん」
「はい」

「ところで、お前、幾つだ?」
「多分、15だと思います」

「15?俺より年上じゃねぇか。もう少ししっかりしろよ?」
「え?ダルって、幾つ?」

「女性に年を聞くもんじゃないぞ?くっくっく、まぁ良い、俺は13だ」
「はい?」

そして、僕は、ダルに連れられて近くの村へと向かった。僕が着ているのはダルの着替えらしくて、僕の着るものを調達していくれると言うのだ。

「村へ行けば、シンジの事を知っている者に会うかも知れんしな」

僕は、その言葉に頷いたが、そんなことは有り得ないと思っていた。だって、あの赤い世界には僕とアスカしか居なくて、僕は、アスカの首を締めて…

「シンジ?顔色が悪いぞ?」
「あ、うん、大丈夫」

「本当か?無理するんじゃないぞ?別に急ぐ旅でもないからな」
「うん、有難う」

「ん?シンジ!下がってろ!」
「え?」

僕が、ダルの言葉を理解しないで、ぼうっとしているとダルに押し倒された。

「な、何を…」

何をするんだと言おうとしたところ、真っ黒い大きな恐竜のような物体が迫ってきた。
その鈎爪の一撃を、ダルは腰にぶら下がっていた剣を抜き、払いのけた。
しかし、絶対的な大きさの違いか、ダルが吹き飛ばされて僕の上に被さる。

「ぐぇっ!」
「す、すまん、逃げるぞ!」

ダルは、立ち上がると僕の手を取り、僕を立ち上がらせて手を引っ張りながら走る。
僕は、ダルに引っ張られる形のため、上手く走れず、転んでしまった。

「くっ!シンジ!」

タルは振り返り僕の方へ戻ってくる。
その後ろから、先ほどの恐竜が襲いかかって来ていた。

「ダル!」

僕が叫ぶと、その恐竜はオレンジ色の壁に波紋を浮かべ、それ以上進めなかった。
僕を抱きしめてくれているダルは、恐る恐る後ろを向き、驚愕していた。

「シンジは、魔法使いだったのか?それにしても、こんな強力な防御壁は初めて見た。黒龍の攻撃を止めるだと?お前は一体何者だ?」
「そ、そんな事より、早く逃げよう!」

「そ、それもそうだな。」

僕は、それがATフィールドだと理解していた。そして「ATフィールド全開」と呟き、その恐竜を弾き飛ばした。
その隙に、僕達は走って逃げたのだ。

「はぁ、はぁ、はぁ、シンジ、俺とパートナーに成ってくれないか?」
「はぁ、はぁ、はぁ、パートナーって?」

「冒険のパートナーだ。あんな強力な防御壁があるなら、俺の冒険も安心だ」
「ぼ、僕でよければ」

僕達は、息を切らしながら、パートナーの契約をした。それは、この世界を何も知らない僕に取って、とても有り難いことだった。



ダルが、「これが村だ」と言ったところは、高さ5メータ程の木の杭で囲われている場所だった。
入口と思える場所に、槍を持った人が二人程立っている。ダルが何かその人達と話すと、囲いの中へ通してくれた。
そこは、異世界だった。人は沢山居るのだが、皆、腰に剣を携えるか、槍や斧のような物を持っている。
その中に、全裸で首輪と手や足にも同じような物をを付けられ、引っ張られている女性が、沢山居る。

「あの人達は?」
「シンジは本当に何も知らないのだな。あれは奴隷だ」

「奴隷?」
「そう、金で売られたか、拐われたか、戦争で負けた国の者か、そんなところだ」

僕は、呆然とその光景を眺めていた。引き連れられているのは、見るからに若くて綺麗な娘達ばかりで、信じられなかった。

「ん?なんだシンジ。女を抱きたいのか?パートナーになったのだから、俺で良ければ処理してやるぞ?まぁ好みもあるからな。それぐらいの金なら後でやるから暫く我慢しろ」
「いや、処理って」

「パートナーになったのだからな。二人っきりで野宿することも多くなる、そんな時は俺で我慢してもらうしかないからな」
「我慢って、ダルは綺麗だし、そんな事を簡単にしちゃ駄目だよ」

すると、ダルはまたも僕の方を向いて吹き出した。

「全く、シンジは可笑しな奴だな。そんなのは当たり前のことだし、女の冒険者なんて多かれ少なかれ、そのために連れて行かれるようなものだ」
「そのためって…」

「だから、俺は一人で旅してたのだがな。シンジなら可愛いし構わないと言うことだ。これで納得したか?」
「う、うん」

僕達は、それから食堂のような所へ入って、腹拵えをした。メニューなどはなく、ダルは「酒は要らん。食物をくれ」と言っただけだった。

「あっすまん、つい、何時もの調子で頼んでしまった。シンジは飲みたかったか?」
「いや、僕、まだ未成年だし」

「未成年とはなんだ?」
「いや、ごめん、忘れて」

「そうか、ここの食物は、まぁまともだからな。腹一杯食えよ」

ダルは、そう言ったが、硬いパサパサのパンと、焼いただけの肉と、油の味しかしないスープだった。
それを美味しそうにダルは食べ、「どうだ?美味いだろう?」と言うので、僕は頷くしか出来なかった。
それで、食べながら僕は、ダルに色々訪ねたところ、この世界には魔法と言うものがあって、魔法使いと呼ばれる人が居るそうだ。
エルフは全員使えると言うことで、これからそのエルフの街へ行く予定だったらしい。
エルフの街にはマジックアイテムと呼ばれる、誰でも魔法が使える道具が売っているからだそうだ。
因みに、避妊もそのマジックアイテムで行うと言うことで、女の子の常識らしい。何時拐われたり襲われたりするか解らないからだと言っていた。、
人間の街はミズガルズと言う所にあるのだが、こうやって至るところに村を作って人間は進出しているらしい。
他には、神族、巨人族、半巨人族、エルフ、ダークエルフ、ドワーフ等が居るそうだ。

奴隷には、性奴隷と働奴隷がいて、裸で連れられていたのは、性奴隷だと言うことだった。
意味は、そのままで性奴隷は、性の相手をするもので、働奴隷は、仕事をする奴隷らしい。
兼用は禁止されていて、働奴隷は自分が買われたお金を返せば自由の身になれる事になっているらしい。「そんなことは有り得んがな」とダルは言っていた。
性奴隷は、飽きられたら働奴隷にされるか、他に売られるかと言うことだった。

この世界で女性が犯されるのは日常茶飯事で、例え家で寝てても、忍び込んで来る者も居るそうだ。
それは、女性が訴えると犯罪となるが、女性が訴えなければ「夜這い」と言う行為で、恋人たちの間や、求愛の方法として存在するらしい。
この世界の職業の一つに冒険者と言うのがあり、単純に冒険中に得た者を売って糧にしている者と、ギルドと呼ばれるところで仕事(一般的には護衛が多いらしい)を貰って糧にしている者が居るそうだ。
はっきり言って、無法地帯だなと、僕は感じていた。

「よし、装備を買いに行くか」
「えっと、僕、お金持ってないけど?」

「貸しだ。稼いだら返してくれ」
「う、うん、有難う」

そして、僕は、道具屋で靴と手袋と、短剣よりは大きなナイフを買ってもらった。
腰のベルトに、二本挿しておける鞘と、下着と後は、道具袋も買って貰った。
道具袋はマジックアイテムらしくて、腰にぶら下がる程の小さな袋なのに、かなりな量が入る。
殆ど手ぶらに見えるダルが、どこから、服を出したのか不思議だったが、これで納得した。
某ネコ型ロボットの四次元ポケットみたいだと、僕は感心して見ていた。



「さて、泊まる場所を決めるか」

そう言ってダルは、周りを見渡している。ホテル…なんてないだろうし、宿泊所を探してるのかな?と僕は思っていた。

「と、その前に、シンジ?沐浴に行くか」
「沐浴?」

「水浴びだ。結構走ったし、俺も長旅だったからな」
「あ、うん。解った」

きっと、風呂なんて物は無いんだろうなと、僕はダルに付いていったのだが、そこは、なんと言うか、単なる川で、男も女も裸になって水浴びしていた。
ダルも、なんの躊躇もなく、服を脱ぐと全裸となり川に入っていく。

「どうした?シンジ。入らないのか?」

比較的人の少ない場所だが、なんとも恥ずかしい。周りでは首輪に繋がれた女の子を洗っている男や、普通のその辺りを歩いていた女の子や男も、皆、平気で全裸になっている。
僕は、ここでは当たり前のことなんだろうと、諦めてその場で服を脱ぎ、川の中へと急いで入った。
僕の股間は、とても元気になっていたからだ。それを見てやはりと言うか、ダルはクスクスと笑う。

「余程溜まっているのだな。先に女を買いに行くか?それとも俺で構わないのか?」
「う、うん。ダルで」

そう言ったらダルは、満面の笑みを浮かべた。

「本当か?よし、俺も久しぶりだからな。サービスするぞ?」
「サービスって」

「あぁ、ところでシンジは変な趣味を持ってたりするか?排泄物を食べたり、食べさしたりとか」
「そ、そんなことしないよ!」

「そうか?他は何でもしてやるし、して良いぞ?あれだけは、どうも慣れなくてなぁ」
「それって、した事が有るってこと?」

「あぁ、前に食べたいと言う奴が居てな。そう言われてもすぐ出るものでもないしな」

なんか論点が違うような気がするけど、疲れるからそう言うものだと思うことにした。
それから、僕達は泊まる所と言う所に行ったのだけど、そこは、何もない部屋だった。
単に中から貫木を下ろせるようになっているから、簡単に勝手に入ってこれないと言うだけで、木のテーブルと木のベッド?が置いてあるだけで、布団すらない。
そう思っていたら、ダルが、自分の道具袋から、寝具らしきものを取り出し、木のベッドに敷く。
服をなんの躊躇もなく脱ぎさり、股を開いて、薄い恥毛の真ん中を自分で開いて「さぁ、来い」と言われてしまった。
僕は、間近で初めて見る女性器に興奮したのだが、深呼吸をすると、まずダルに口付けすることから始めた。
僕の頭の中では「焦っちゃダメだ、焦っちゃ駄目だ」と繰り返し流れていた。

「むっ、むぅぅぅっ。シンジ、中々テクニシャンだな。好きにして良いぞ」
「う、うん」

僕は、ダルの脱いだら凄いんですと言わんばかりに豊満で乳首が上を向いてる乳房を揉み、乳首に吸い付いた。
舌で乳首を転がすと、ダルが可愛い喘ぎ声を漏らす。片手でダルの秘所を触ると、そこは既にトロトロになっていた。

「入れるよ?」
「あぁ、あんまり焦らさないでくれ」

僕は、ダルのそこに僕の物を入れると、ダルのそこは熱くきゅっきゅっと締め付けてくる。

「あぁシンジ、早く、早く、激しく動いてくれ」

ダルの言葉に、僕は、本能の赴くままに腰を動かした。
ダルは脚で、僕の腰を締め付ける。一層僕の動きが早くなり、ダルの締め付ける力が強くなった時、僕は射精しぐったりとダルの胸に顔を埋めた。

「し、シンジ?」
「何?」

「お前は、女殺しだったのか?」
「何、それ?」

「位の高い、高貴な女が飼うツバメのことだ」
「違うよ、今日が初めてだし」

「なんだと?今のが初めてだと?先行きの恐ろしい男だな、シンジは」
「どう言う意味さ」

「俺の知ってる男は、出すだけだからな。こんなに気持ち良かったのは初めてだ」
「出すだけって」

「まぁ俺に魅力が無いせいだと言うのも有るがな」
「ダルは綺麗だって言ったじゃない」

「くくっ、お世辞でも嬉しいぞ」
「そんな事、言ってると、もう一回しちゃうよ?」

「何?シンジはもう出来るのか?信じられんな」
「どう言う意味」

「男なんて、一回出すと寝てしまう者だと思っていた」
「じゃぁもう一回ね」

「あぁ、何回でもしてくれ。俺はお前に溺れそうだ」
「大丈夫だよ。僕もダルに溺れるから」

ダルは僕をギュッと力一杯抱きしめてくれた。
僕は、その日ダルが「もう、許してくれ」と言うまで攻め続けた。
でも、こんなに出来るって、僕の身体がきっと変わってしまっているんだろうなと思う。ATフィールドも出せちゃったしね。
それで、僕はダルが寝ている間に、ATフィールドを出して見た。それは、簡単にまるでエヴァに乗っている時のように目の前に現れた。
でも、きっとこれだけじゃ足らない。守っているだけじゃ足らないはずだ。僕は、魔法について調べて見ることにした。



ダルとの冒険は楽しかった。山で珍しい鉱石を見つけてきたり、珍獣を倒して毛皮や角などを取って売ったり。
僕が、野宿の時に倒した獣の肉を焼いてあげたり、それでスープを作ってあげたりすると、ダルは「美味すぎる」と絶賛してくれた。
魔法もいくつか使えるようになった。結局ATフィールドの応用で、ATフィールドが拒絶なら炎や氷なら熱を、雷なら電気を、風なら空気を意識すれば魔法になったのだ。
ただ、この世界に電気は無いため、雷(電撃)を操る魔法使いは珍しいと言われた。
ただ、目の前で排泄するのだけは、僕は慣れなかった。
ダル曰く見通しの良いところでしないと、何に襲われるか解らないためで、パートナーが居れば安心して出来ると言っていた。
街や村では、ちゃんと仕切られた場所が有るのだが、冒険者は基本的に皆の居る前ですると言うことだった。
野宿中は、当然ダルと寝るわけで、僕はダルと居る間は女の子を買うことは無かった。
そんなダルと僕との別れの時が来た。この世界での不文律。ヴァルキリーがダルを迎えに来たのだ。
これからダルは、ヴァルハラでオーディンを護る存在となる。または、ダル自身がヴァルキリーとなるか。

「シンジよ、お別れだな」
「うん」

「シンジと旅したこの2年間は、とても楽しかったぞ」
「僕もだよ」

そう言いながらダルは、装備を外し服を脱いでいく。ヴァルハラに行く時は、何も持っていってはいけないらしい。
出逢った頃より、更に豊満になった胸と、括れた腰を、惜しげもなくダルは僕の前に晒した。

「俺の物は、全部シンジにやるからな。その、なんだ、女の子用の恥ずかしい物も入っているが気にしないでくれ」
「うん、大事にするよ」

『最後の契りを行いたいなら、私は暫くこの場を離れますが?』

ヴァルキリーの美しい音色とも言うべき声が響く。

「あぁ、じゃぁ言葉に甘えさせて貰う」

ダルの言葉と共にヴァルキリーは僕達の前から姿をかき消した。本当に居なくなっているのかは不明だが見えないのだから関係ない。
この世界は、そう言うものなのだと、この2年で慣れてしまった。

「し、シンジ。最後にお願い出来るか?」
「勿論だよダル」

僕は、そう言ってダルを抱きしめると、口付けをした。この2年でダルはすっかり僕の身体に慣れたのか、それでだけで股間は垂れて来る程、溢れさせている。
僕は、何時にも増して念入りにダルを愛撫し、その後ヴァルキリーが呆れる程の回数を、ダルの中に放出した。
ダルも最後には、潮を吹いて、暫く失神していて、それで、ヴァルキリーに呆れられたのだが。

「もう、会うことも無いと思うが元気で暮らせよ。シンジならどんな女でも虜に出来るだろうがな」
「僕は、そんな大した者じゃないよ。ダルだから僕に付き合ってくれたんだ」

「会うことはなくとも、俺は何時でもシンジを見守っているからな」
「うん」

僕は、多くを語れなかった。ダルは、僕の事をいつも一番大事にしてくれていた。
青い鎧を纏ったヴァルキーに連れられ、ダルは行ってしまった。
僕は、それから一人で旅を続けている。僕の腰には、ダルの携えていた剣が携えられている。



この世界には、色んな人種が居る。エルフなどは緑の髪の毛とかも居り、とても幻想的だ。
だから、綾波のような髪の毛の人も何度か見かけた。目も赤や、青や緑や黄色など、片目ずつ色が違う人も居た。
僕は、手に入れた品物を換金しようと、初めて来る村に来ていた。何時も通り雑多な人達で溢れている、何処にでも有る村だった。
その中で僕は、不思議な光景を見た。広場で全裸で磔にされ、鞭打たれて居る少女。その髪は蒼銀で目は真紅。
嘗ての綾波レイに瓜二つの少女が、磔から開放されるとその場に居る男たちに次々と犯されていく。
前も後ろも同時に犯され、口や手まで使って男を射精させている。一順したのか男達が去って行くと、彼女はまた磔にされ鞭打たれていた。
股間からは、今しがた男達が吐き出した物を逆流させているが、彼女が気絶したところで水をかけられ意識を取り戻される。
何度か同じ事が行われ、いつしか彼女の身体からは男達が吐き出した物は、洗い流されている。
僕は、以前、同じような光景で、女の子を助けに入ろうとして、ダルに止められたのを思い出し、その場を離れた。
しかし、換金して戻ってくると、彼女はまだ鞭打たれていた。僕は、居ても立ってもいられなくなり、声を掛けてしまう。

「その子死んじゃうよ」
「死ぬまで稼いで貰うんでさ」

「どうして?」
「こいつは、性奴のくせに逃げ出したんでさ。だから見せしめなんでさ」

「売り物じゃないんだね?」
「兄さんが買ってくれるってんなら、売りやすぜ。これで三回目なんで、もう愛想が尽きちまいまして」

「幾らで売る?」
「そうですな、こんなもんでどうです?」

男は1本指を立てた。金貨1枚と言うことだろう。あんまり詳しくないが、奴隷商人のところでこの年頃の性奴を買うより高い。
だけど、僕は男の言い値を渡した。男は吃驚した顔をして、急に話方も丁寧になった。

「いや、どうもすみません。まさか本気で買ってくれるとは思わなかったもので。じゃぁ、これがこいつの奴隷証です」

男はそう言うと、僕に1枚の羊皮紙と彼女の首輪から繋がっている鎖を渡すと、そそくさと去っていく。
以前は、ダルに止められたのに、ダルが居ないとこれだと、僕は苦笑してしまう。
あの時は、街中を前と後ろに張り型を入れた状態で四つん這いで引き廻して、広場で客を取らせてたんだったな。
確かに、ダルの言う通り、そんなのに構っていたら、この世界の奴隷を全員買う羽目になってしまう。
僕は、彼女の戒めを解いてあげたが、彼女は既に立つのもやっとのようであった。

「君、名前は?」
「…レイ」

名前まで一緒なのか…と僕は思ったが、全体的に持っている雰囲気が綾波とは違うものだった。
さて、勢いで買ってしまったが、どうするべきか。彼女を自由にしても、彼女には行くところも無いだろう。
僕は、彼女に回復の魔法を掛け、まず宿屋に連れていった。そして、首輪と手足に付いている枷を外す。
そして、彼女の目の前で奴隷の証である羊皮紙を燃やした。そして、ダルが着ていたものだが、普通の衣服を渡す。
首輪や枷を外すのは魔法を用いる必要がある。魔法で本人に固定されているからだ。
でなければ、簡単に奴隷が脱走出来てしまう。だから、それを人が大勢居る通りで行うわけには行かずここまで連れてきたのだ。

「これで、君は自由の身だ」
「…どうしてこう言うことをするの?」

「君を買ったのだから、君をどうしようと僕の自由だろ?」
「…私は一人で生きていく方法を知らない」

あれ?さっき三回逃げ出したって言ってなかったっけ?

「あぁ、それは勿論僕が面倒見るよ。一人で生きていけるようになれば、そのまま僕と別れても良いし、僕に付いてくるならそれも君の自由だ」
「…解ったわ」

「ところで、さっきは三回逃げ出したって聞いたんだけど、逃げてどうするつもりだったの?」
「…逃げてないわ」

「どう言うこと?」
「…あの男は、そう言ってああ言う事をするのが趣味なの」

「成程ね、でもあんなことしていたら、死んじゃうんじゃない?」
「…死んだら次の奴隷を買うだけ、だからああしてお金を稼いでいるの」

「とんでもないなぁ、それじゃぁ、まず、水浴びにでも行こうか」
「…水浴び?」

「沐浴のことだよ」

レイはコクリと頷くと立ち上がった。

沐浴場では、やはりレイも躊躇なく服を脱ぐ。まぁ元々全裸で引き回されていたんだし、綾波でも躊躇ないだろうけどね。
しかし、見れば見るほど綾波にそっくりだった。胸の形や身体の線まで瓜二つと行って良い。ただ、綾波のような凛としたところはなく、酷くオドオドした感じだ。
僕達は沐浴を終えると、レイの装備を買いに行った。あの時ダルが僕にしてくれたように。
もし、この世が平行世界だと言うのなら、レイは、この世界の綾波なのかもしれないと思ってしまう。それ程までに似ていた。
一通り買い物をして、宿に帰るとレイは服を脱ぎ、嘗てダルがしたようにベッドの上で両足を開くと、秘所も自分で開いている。

「どうしたの?」
「…私には他に何もないから」

「そんな事しなくて良いよ。もし、君が僕に抱かれたいと思っているなら別だけどね」
「…私は、貴方に抱かれたいと思っているわ」

あぁそうだった。この世界での女の子のお礼と言うのは、こう言う形だったと思い出した。それを断るのは、その子に抱くだけの価値が無いと言うことだとダルが言っていたのを思い出した。

「解ったよ」

僕は、こうして、ダルが居なくなってから久しぶりに女の子を抱いた。それが綾波にそっくりだったからか、僕が暫く禁欲生活だったからなのかは解らないが、翌朝、レイは腰が抜けて立てない程だった。
僕は、その日はレイを宿で休ませることにし、そしてその夜は自制して、翌朝、旅へと出かけることにした。



旅を始めた途端に問題が起こった。レイは自分で排泄したことが無いと言うのだ。

「…いつも、浣腸されて強制的だったから」

そう言えば、聞いたことがあった。常に浣腸などで強制的に排泄していると、自分自身で出来なくなると。

「じゃぁ、僕が手伝って上げるから、自分でする練習をしよう。これから一人で出来ないと困るからね」

実際、浣腸器なんて持ってきてないし、これから生きていく上でも、それぐらいは自分で出来ないと困る。
自分で浣腸すると言う手もあるが、それにしても旅では水は貴重なのだ。
とは言え行き成りは無理だろうと、僕はレイに排泄する体制を取らせると、お腹に力を入れるように言った。

「お腹に力を入れて、踏ん張って、お尻の力を抜くんだ」
「…難しい」

「大丈夫、レイだって最初からそうだった訳じゃないでしょ?」

レイはコクリと頷き、顔を真っ赤にして、お腹に力を入れている。
僕はレイの肛門を揉み解し、指を挿入して指に固形物が当たると、それが出てこれるように指で肛門を広げてあげた。
ちょっとレイが喘いでいるが、それはこの際無視しよう。僕は指で円を描くようにレイの肛門を徐々に広げる。

「もう少しだ。頑張って!」

漸くレイの肛門から茶色い固形物が出てきて、それが、ある程度出たところからは、一気に中の物が押し出されてきた。

「ふぅ、浣腸なしに出来たね」
「…あ、有難う」

この、レイの排泄のお手伝いは、暫く続くこととなった。それでも一月もしないうちにレイは、自分だけで出来るようになり、その時レイは、泣き出してしまった。

「…有難う、普通の人に近付いた気がする」
「レイは、普通の人だよ」

フルフルとレイは首を横に振り、「…私は、まだ何も一人で出来ない」と言った。
僕は、「これからゆっくり覚えて行けば良いよ」と言って、レイを抱きしめる。レイは僕の胸の中でコクリと頷いていた。

レイは、夜になると当然のように、僕の寝床に入ってくる。僕自身も、あまり溜めると、レイを動けなくしてしまうので、程々にレイを抱くようにしている。
元、性奴であっただけに、レイのそれは激しい物だ。ダルのそれが野性味溢れる行為だったのに対し、レイのそれは、その事だけに集中した、淫靡で淫らで濃厚な物だった。
ダルが、僕がしたいかのようにせがむのに対し、レイは積極的に自ら行う。フェラチオだろうがアナルだろうがである。
ダルが僕の全身を暴力的に抱きしめるのに対し、レイは、僕の全身を愛撫する。それが仕込まれた技と言えばそれまでだが、それは凄まじい物だった。
ダルが逝く時は獣のように雄叫びを上げるのに対し、レイは声を噛み殺し僕にしがみつく。
どうしてもダルと比べてしまうのは失礼かもしれないが、それは仕方ない。僕はダルとレイしか女性を知らないのだから。

レイが僕の事を呼ぶ時は「シンジ様」と呼ぶ。呼び捨てで良いと言ったのだが、どうしても怖くて呼べないらしい。
幼い頃から奴隷として躾を受けてきたためだろう。僕は、「何時でも呼び捨てにして良いからね」とは、言ってあるのだが、それは何時になることやらだ。

レイは、物覚えが良く、簡単な魔法はすぐ覚えた。近接戦闘は、案の定と言うか当然苦手なため、小さなナイフ、これもダルが太腿に付けていたやつだが、それを付けさせ、弓を教えている。
こちらの方は、僕よりも筋が良いらしく、かなりな命中度を持っていた。
狩猟用の大きな弓は、レイには重たく弓を引く力も必要なため、僕はエルフが使っている弓をレイに買い与えた。
エルフの弓は軽く、レイでも簡単に扱える。僕は、矢の方に魔法処理を行い、殺傷力を上げる方法を教えた。
それもレイはすぐに覚え、レイの矢は氷の刃と言う感じで標的を射止める。
3ヶ月もしたころには、レイは立派に僕のアシストを行えるまでに成長していた。
髪の毛も三つ編みにしており、僕があげた髪飾りをしている。もう、前の飼い主が見ても、あのレイだとは気が付かないだろう。

レイは最近良く微笑むようになった。僕が教えた事が出来た時などは、微笑んでくれていたのだが、最近は話をしているだけでも時々微笑んでくれる。
まるで無感情だった表情も、最近は喜怒哀楽が表現されるようになってきた。
レイも、村などの食堂で食べる物より、野営で僕が作った物を食べる方が好きだった。
レイとの旅は、時々、ダルが居なくなったことを忘れさせてくれるぐらい、僕に取って楽しいものとなってきていた。
しかし、僕のほんの少しの油断で、レイは僕の元から居なくなってしまった。野営中、僕が少し遠くまで一人で獲物を取りに行って戻ってくるとレイは居なかった。
野営地に争った後があることから拐われたたことは明らかだ。

僕が東奔西走してレイを探し、漸く見つけた時には、また3ヶ月の月日が経っていた。
僕が見つけたレイは、長く伸ばした髪の毛は切られ、両手、両足の健を切られていて四つん這いでしか歩けない状態だった。
全裸で四つん這いで引き回されているレイを、偶然見つけた時、僕は剣を抜いていた。

「ま、待ってくれ!俺が何をしたって言うんだ」
「レイは、その娘は僕の物だ」

レイは悲しそうな目で僕を見ている。そんな姿を見られたくは無かったのだろう。全裸で四つん這いであるばかりか、乳首とクリトリスには魔法封じのピアスが施されており、全身に魔法封じの刺青が彫り込まれている。
レイの白い肌に描かれたそれは、性器や乳房を強調する形になっており、正に性奴としてしか生きられない身体とされていた。
仮に逃げ出したとしても、魔法は二度と使えず、健を切られた脚では走れず、健を切られた腕では弓はおろか、護身用のナイフですら持つことは叶わないだろう。

「こ、こいつは、俺が買ったんだ!」
「幾らでだ?」

「き、金貨3枚だ!」

確かにそれは性奴としては破格の値段だったろう。しかし僕は、その男に金貨10枚を投げつけた。

「これを持って消えろ。でなければ…切る!」
「わ、解った、こ、これがこの女の奴隷証だ。こ、これで良いだろ?」

男は、僕が投げつけた金貨を取り、奴隷証を僕に投げつけると、逃げ去って行く。
何事だと、周りに人だかりが出来ていたが、僕は、そんな事はどうでも良かった。
レイの元へ歩みより、レイの顔を両手で挟み僕の方を向ける。レイは涙を流していた。

「やっと、やっと見つけた。もう、離さないから」
「…シンジ様。私は、もうシンジ様の役に立てない」

「構わない。傍に居てくれればそれで良い。何もしなくて構わない」
「…シンジ様」

僕は、レイを抱きしめ口付けをすると、四つん這いでしか歩けないレイを抱きかかえ、その場を後にした。



僕は、レイを全裸のままベッドに俯せでX字に縛り付けていた。口には口枷を嵌めている。
健を切られてから3ヶ月以上経っているため、僕は嘗ての世界の外科手術により、レイの健を繋げようとしていた。
この世界に麻酔と言う物は無い。だからレイは、身体を切り刻まれる痛みを、そのまま感じてしまう。それで暴れないように縛り付け、舌を噛み切らないように口枷を嵌めた。
既に、首輪と手枷足枷は外してある。魔法封じのピアスと刺青については後回しだ。こちらは術式を調べないと危険だし、刺青を完全に消すことは僕の技術では不可能だった。

「レイ、痛いけど、我慢してね」

レイはコクリと頷く。僕はまずレイのアキレス健にナイフを差し込んだ。ギュッと身体に力が入り、呻き声を上げるレイ。
切る場所は、傷跡となっているので解る、そこから皮だけを切り、縮まってしまっている健を伸ばし、縫い合わせる。

「ぅぐぅっ!」

切り開いた傷口に指を差し込み、切られたアキレスを摘み、引っ張る。
僕が力が必要な時ほど、レイも呻き声を漏らしていた。

「ぅぁぁぁっぁっあっぁっぁぁぁ」

泣き声と呻き声が交差するが、僕がここで止める訳には行かない。
レイの身体が汗でビッショリとなり、僕の顔にも汗が流れる。右足の縫合が終わったところでレイは、ピクピクと痙攣していた。
股間は、漏らしたようにビショビショになっており、汗と言うには不自然だった。
漏らしてしまったのかと思い、布を何枚かそこに置きレイの股間を拭きあげた時、レイは背中を逸らして潮を吹いてしまった。
おかしいと感じた僕は、レイの魔法封じのピアスを調べると、それは、ある一定以上の苦痛を快感に変える術式が組み込まれていた。
まさかと、調べたところ、魔法封じの術式は、やはり調べないと解らないところもあったが、刺青にまでも同じように一定以上の痛みを快感に変える術式が組み込まれている。
痛みを感じ続けるよりは良いかと、僕はそれらをそのままにし、レイの左足へと取り掛かった。

両手両足の手術が終わる頃には、レイは涎を垂らし、水を被ったように汗でびっしょりとなり、目を剥いていた。痛みよりはましかと思っていたのだが、こちらもかなりな苦痛だったようだ。
レイの背中からお尻に向かって刺青が描かれており、拘束を解いて仰向けに寝かせると胸やお腹から股間へと刺青が繋がっている。
二の腕や、太腿にも伸びていて、これらを隠すには、かなり肌を隠す服を着る必要があるだろう。
そして、これらは、男の欲望を増加させる効果もあるようで、僕自身の股間も痛い程に勃起していた。
僕は、レイの乳房を優しく揉むと乳首を舌で舐める。ピアスが舌に当たるのが、また欲情を増加させる。
失神しているはずのレイがピクリと反応する。股間に手をやり無毛にされ刺青を施された恥丘を撫でると、クリトリスに刺されたピアスに当たる。
常に包皮を剥かれ剥き出しにされた状態となるように施されたピアスを触ると、レイは、またしても背中を仰け反らせて逝ってしまった。
失神した上からさらに逝くなど、これらのピアスの与える快感が尋常では無いのだろう。
僕はレイを優しく抱き寄せ、布を掛けて癒やしの魔法を掛けながら眠りについた。やっと、やっと見つけたんだ。もう絶対離さないと固く誓いながら。



僕は、レイのために車椅子を作った。ただ、この時代にはタイヤと言うものが無いので、座り心地はあまり良くないと思う。
それでも出来るだけレイに負担が掛からないように、僕は敷物をフワフワにした。
僕が常に押すつもりなのだが、ブレーキが無いと困るだろうと思ったのだが、力業で止めるしかない。今のレイでは手にも足にも力が入らないため、僕は苦肉の策で、太腿で挟めば止まるように細工した。
従って普段レイは、それを挟んで座る形となり、脚を開くこととなる。上から膝掛けを掛けておけば良いだろうと思っていたのだが、流石に初めて座る時に、レイは顔を赤らめていた。
レイの腕と足首には包帯を巻いている、太腿や二の腕も刺青が隠れるように包帯を巻いた。
よくよく見ると右目も怪我をしていたので、治癒魔法を施した布を充て、包帯を巻いている。

僕は、その車椅子にレイを乗せ、僕がそれを押して村や街を回った。レイの魔法封じのピアスと刺青について調べるためだ。
そんな僕達は、目立っていたのだろう。何時しか車椅子の冒険者と呼ばれるようになっていた。
僕は、今度は一時もレイと離れなかった。何をするにも常にレイと一緒に居た。戝に襲われたりしたら、躊躇なく一瞬で消滅させた。
下手に情けを掛けて、殺さないようにしようとして足元を救われるのは、ごめんだったからだ。
僕達を襲おうとする者達は、僕にはレイを奪おうとするものにしか見えなかったのだ。
結局ピアスの方の魔法封じは簡単に外れたのだけど、刺青の方が中々大変だった。因みにピアスの、苦痛を快感に変える方はそのままにしており、ピアスも付けたままだ。
服の上からでも、それらを少し触っただけでレイは、軽いアクメに達する。村から村への移動は暇である。僕は、炎天下の時に木陰で休んでいたりする時に、レイの胸を服の上から少し揉んだりする。

「…し、シンジ様。許して下さい」
「何を?」

「…我慢出来なくなってしまいます」
「だから何を?」

僕がそう言ってレイの服の裾を捲り上げると、レイのそこはビショビショに濡れいている。
テカテカと光るレイの刺青で装飾された無毛のスリットは、淫靡にひくついて、その度にクリトリスに刺されたピアスが揺れる。
レイは、僕がレイに何をしても抗わないから、あまりやり過ぎるのは問題だが、こう言う時は我慢出来ない。僕は、シートになる布を広げ、そこにレイを車椅子から抱えて降ろし、横にする。
仰向けに熱かせるとレイは自分で脚を開き、うつ伏せに寝かせると自分で膝を立て、お尻を突き出す。
お尻には、腰から臀部を伝わり、肛門に導くように刺青が施されている。腰の部分が暗い色で装飾されているため、細い腰が更に細く見え、お尻の丸みが強調される。
正常位で繋がると、足に力が入らないため、太腿で僕を締め付けようとする。

「…ぁっ!ぁっ!シンジ様ぁ!」

僕は、そうして旅を続けレイの刺青について調べていた。刺青は、その絵柄に効力が有ることと、色にまで魔法封じの封印術が施されていることが解った。つまり、絵柄を変えると言うことは新しく彫る必要があり、色を変えると言うことは、既に彫られた箇所を再度彫り相殺すると言うことで、どちらもレイにかなりな苦痛を与えてしまう。
だけどレイは、それをやってくれと言って来た。そうすれば、昔のようにとは言わないまでも、また役に立てると言うのだ。
僕は、レイの望みを聞き入れることにした。どちらにしてもレイに与えられる苦痛は快感による苦痛だと思っていたから。
それで、レイは粗回復したかに見えていた。昔程では無いにしろ普通に立って歩けるようになったし、弓も撃てるようになっていた。
魔法も軽い物は使えるようになったし、何よりレイの顔に笑顔が戻って来たのだ。

僕達は、前よりペースを落としてはいるが、普通に冒険し、普通に旅が出来るようにまでなっていた。
レイの体の刺青は、禍々しい黒と紫の模様から、蒼と紅の模様に変わっている。追加した絵柄は治癒の術式となるようにし、入れた色もレイの身体を癒すものとしていた。
それでも、拐われてから行われた無理な術式や魔法薬の投与、そもそもそれ以前の奴隷生活でレイの身体は内部がボロボロだったのだろう。レイは徐々に弱って行った。

僕とレイの楽しい冒険の旅は、3年程で寂れた街に滞在することで幕を閉じた。それでも、傍らにレイが居るため、僕は幸せだった。レイの微笑みがあれば、僕は何も要らなかった。だけど、レイは自分が何も出来ない事を悲しみ、涙を流す。

「…何も出来なくてごめんなさい」
「何もしなくて良いんだよ。傍に居てくれるだけで」

だから、僕はレイを元に戻す方法を考えた、考えに考え抜いて、ある一つの方法を思い出した。
それは、レイを一旦LCLに還元し、元に戻す方法。アンチATフィールドでLCLに還元すること、それは今の僕に出来る事は解っていた。しかい、全生命体が犠牲になる。全生命体が元の姿に戻るかは不明だ。レイは、きっと戻ってきてくれると僕は信じている。
そして、最早レイの身体が持たないと思った時、僕はその行動を実行しようとした。

僕がATフィールドを開放し、反転させようとした時に、あのダルを連れ去ったヴァルキリーが目の前に現れた。
ダルの時と違うのは、青かった鎧が紅蓮の鎧であることと、銀髪だった髪が赤くなっていることだ。
今度はレイを連れに来たのかと、僕は剣を取った。

「久しぶりだな、シンジ」
「その声は、ダル?ダルなの?」

「あぁ、そうだ」
「レイを連れに来たの?」

「そうでは無かったのだが、結果的にそうなりそうだな」
「どう言う意味?」

「シンジ、お前は一体何をしようとしている?」
「え?僕は…」

そこで僕は、言い淀んでしまった。それはそうだ。全生命体を原初の海に還そうとしていたなんて言えない。言えるはずもない。

「彼女は、綾波は、もう、こうしないと助からないんだよ!」
「アヤナミと言うのは、シンジの元の世界の者の名だったと、記憶しているが?」

そう言われて僕は、はっとした。言い間違えでは無い。僕は確かに彼女に綾波を重ねていた。それは出逢った時からかもしれない。
ダルと比べることで誤魔化していたが、僕は確かに彼女を綾波の代わりにしていたんだと、その時気がついてしまった。
それは、綾波を通して母さんを見ていた父さんと同じじゃないか!僕は一体何をやっていたんだ!
そして彼女を取り戻すために全生命体を原初の海に還すなって、まるっきり父さんとやってることが同じじゃないか!

「あは、あははは、ぼ、僕は一体何をやっていたんだ」
「思い直してくれたか?シンジ」

僕はコクリと頷いた。そしてレイを抱え上げる。もう言葉を発するのも辛そうに、僕を見るだけの紅い瞳。

「彼女を連れて行くんだね?」
「あぁ、彼女の力は我々の役に立つ。そしてヴァルハラに行けば、その肉体は必要なくなる」

「つまり、治るってこと?」
「いや、魂だけの存在となるのだ」

「そっか…」
「すまんなシンジ、私に続いてその娘とは、人生で二度もヴァルハラに導かれる人間と、共に歩む人間など居ないのだがな」

「レイを、お願いするね。ダルの次に僕の大事な人だから」
「俺より、の間違いじゃないのか?」

ニヤリと笑うダルに、僕は涙でグシャグシャになっている顔で、必死で笑いを浮かべた。

「有難うダル」
「何がだ?」

「僕を止めに来てくれて」
「気にするな。俺とお前の仲だ。残念だが、彼女に最後の契に耐えられる体力はなさそうだ。このまま連れていくぞ」

僕は、コクリと頷き、ダルにレイを引渡した。ダルは丁寧にレイの身体を抱きかかえてくれる。

「では、達者でな。今度こそもう会うことも無いと思うが、俺は、いつでもお前を見守っているからな」
「うん、ダルも元気で」

その言葉を最後にダルは僕の前から消えて行った。残されたのは元々ダルの物だったレイの物と新たにレイのために買ったレイの物。
僕は、それらを道具袋に入れ、また、一人旅を続けるために街を離れた。



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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAX の作品です。
拙著は当該作品を元に作成した代物です。
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